今回は悩んだ挙げ句、鉄板焼きコースで手を打つことにしました。
ツレの旦那Oは肉が大好きなんで、たまにはヤツの好みに合わせることに。
もちろん、最近になって肉食人種の仲間入りをしたうちの嫁さんも大賛成。
鼻息も荒く、朝から「ニク、ニク!!」と大興奮してました。
ただし、肉ばっかりやと私が音を上げるんで、マスターには色んなモンをたくさん食べさせてもらうことにしました。
*今回は、色んなモンを食べたんで、すぐ本題に入りますね。
みんなが揃って、席に着いたらまず、飲み物のオーダーから。
この日のお店は、マスターがかなりの酒好きで、色んなモンを置いてはります。
暇なときやったら、カクテルなんかも作ってもらえるんです。
他の3人は、ビールでええってことでしたが、私はせっかくやから、ビール以外でスタートすることに。
マスターからは「ベタなTio Pepeしかないけど、ええ?」
って聞かれましたが、シェリーがあるだけ上等。
「もちろんそれでOKですよ」とありがたく頂きました。
食前のシェリーってけっこう好きなんですよね。連続で3杯も頼んでしまいました。
「ほんなら、今日は”おまかせ”でどんどん焼かせてもらいますね。」
って、挨拶で料理がスタート。
私以外のみんなは何が出てくるか知らんので興味深かげでした。
すぐに焼きモンがでると思ったら、
「ちょいと寒くなってきたから、まずはこんなん飲んでみて」
って言うて、マスターが出しはったのは、スープでした。
ごくごく薄味で、具は小さなダイス形の野菜のみ。
優しい味で、じんわりからだが温まるように感じました。
なんのスープかと聞くと、鶏ガラと手羽元でダシを取って塩だけで味付けしてるとのこと。
時間かかるんですかって嫁さんが聞くと、マスターは「半日もあったらできるよ〜」
って言うてましたねぇ。
アクだけコマメに取ってやったら、あとは塩入れるだけやからってえらく簡単そうに言うてはりました。
しっかりダシを取ると、シンプルな味付けが生きるんでしょうね。
スープをゆっくり味わいながら、シェリーを舐めてると、あっちゅう間に最初の焼き物が登場。
焼き牡蠣のおろしポン酢とエビのタルタルソース。
牡蠣は、さっと粉を付けてから焼いてはりました。
牡蠣を食べながら、ツレ夫婦に日生のカキオコの話をしてたんですが、そろそろまた日生に行かんとあきませんね。
ツレの旦那Oは、イギリス人で結構好き嫌いがあるんですが、牡蠣は旨いっていうて食べてました。
タルタルソースは、マヨネーズ嫌いなんでパスして、塩胡椒で食べてました。
左上から
・鶏の塩焼き、白ネギと韓国風ソース
・ブラウンマッシュルームと舞茸のソテー シェリー風味
・鶏のメキシカンソテー ホットソース
・豚トロの塩焼き ジェノベーゼソース
出てきたのは、鶏2種類が最初で、次にキノコ、そして豚って順でした。
鶏の塩焼きに載ってた韓国風のソースが食べたことのあるような味やったんで、何で作ってるんか聞いてみると、ヤンニョンジャンやって言うてはりました。
目の前で焼いてるから、みんな疑問に思ったことはすぐ聞けました。
メキシカンソテーの方の鶏は、事前にタレ?に漬けてあったようで、最初から真っ赤っかでした。
鶏自体は赤い色の割には辛くなかったです。ただ、上にのったソースがかなり辛くて普通のケチャップやと思ったツレはビックリしてむせてました。
キノコは、マスターが「シェリーがお好きなようなんで」って言うて作ってくれたんで、アドリブでシェリーを振りたったんかもしれません。
豚トロが出てきたときは、内心ではめっちゃしつこかったらイヤやなぁと思ってたんですが、キツメの塩胡椒にバジルのソースがかかってると風味が良くてメチャウマでした。
最初の牡蠣とエビの後は、私もしばらくビールをやってました。
豚トロはビールが進む旨さでした。
それと平行して、スペイン産のスパークリングワインもスタート。
白ネギとラムの香草焼き
白ネギはかなり太めで、じっくり焼かれてごっつぅ甘みがありました。
焼き肉のタレみたいな甘辛いソースがかかってましたが、それに負けんくらい甘みがありました。
ラムは、なんじゃかんじゃとハーブ類が使われてるようで、ラム自体の香りと合わさって、ニオイからでも食欲が刺激されました。
続いて出た料理は、出す前にマスターが
「こんなん、外国の方のお口に合いますかねぇ?」
って、心配げに聞いてはりました。
英語じゃDevil's Tongueなんて訳もあるって聞いたことがありますが、さすがにOは日本に住んでるから、ちゃんと日本語で分かってました。
「大丈夫や」って言うんで、マスターはホッとしたようです。
焼いたコンニャクと、里芋のバター醤油焼き
コンニャクは鉄板に並べて各面を焼いたらそのまま皿に乗せられました。
何を付けて食べたらええです?って聞くと、
「そのままでどうぞ」
とのこと。
食べみるとしっかりと味が付いてました。
和風のダシでかなり煮込んであったようです。
コンニャクは味が付きにくいからか表面は細かい包丁目が入ってました。
ちょいとかけられた山椒の風味もよく、かなりウマーでした。
里芋は、事前に茹でてあったようです、ほんの少し塩をして焼いて、仕上げにバターを溶かしたら醤油をジャッと。
バターと醤油のごっつうええ香りがホワっと上がって、食欲がさらに刺激されました。
里芋あたりから、赤ワインに行ってみました。
オーストラリア産とかでアートっぽいカンガルーの絵が描かれたボトルでした。
割と飲み易いワインで値段も安かったんで、グイグイ飲んでました。
「ほんなら、ボチボチ肉焼かしてもらいましょうか?」
との言葉に、一同「ウンウン」と同意。
嫁さんなんかは、大興奮で横から「ドー、ドー」と抑えんとアカン状態でした。
「まずは、一口行ってもらいましょ」
って、言われて”まず”ってなんでやろうと思いながらも焼いてるところをじっくり観察。
油は引かんと、そのまま焼き始めはりました。
味付けは塩だけのようです。
焼き加減なんかは、向こうから聞かれへんかったから、だまってました。
「おまかせ」ってことやったんで、マスターが聞かん限り、みんなイランことは言わんようにしてました。
*マスターは、気さくなキャラで、頑固親父系とはちゃいますよ。
しっかりサシの入った、ロース肉でした。
私がステーキを焼くときは、レアに近いことが多いんですが、この肉は結構しっかり焼くなぁって気がしてました。
中の脂をちゃんと溶かすためやったんでしょうか?
口に入れたら、とろけるようで脂の旨みが口中に広がりましたねぇ〜。
焼き肉屋なんかで特上のロースを食べた経験があんまりないんですが、コイツはかなり上等な気がしました。
Oなんか大興奮で、
「こんな肉を日本で食べるから、イギリスの肉が食われへんようになるんや」
ってなことを言うてました。
*上の台詞は、私の意訳ですよ。彼の英語に大阪弁のなまりがあったわけやないですよ
この肉は一切れがかなり小ぶりでした。パクッと1口で行ける程度でした。
あっという間になくなっちゃいましたが、こんだけ脂の多いヤツは、ちょっぴり食うだけにしといたほうがええんでしょうね。
「ほなら、今日のメインと行きますわ」
って、言葉とともに、ステーキ肉が登場。
ロースで大感激したから、みんな鉄板の前で、「お預け!!」って言われた犬のような気分でした。
しっぽを必死にパタパタさせながら、「ヨシ」って言われるのを待ちました。
マスターは、わざと引っ張ってるんちゃうか?って思うくらいじっくりとニンニクを炒めはりました。
ニンニクええ香りが立ちまくりで、待ってるのがたまらんかったですよ。
右の写真は最初の方から出てた箸休めです。
手前のキュウリは、八角かなんか分かりませんが、中華っぽい風味。
奥は洋風な味で甘酸っぱいキャベツとニンジンでした。
日本の漬けモンは苦手やっていうOが、「初めて旨いと思った漬け物や」って喜んでました。
マスター的に、漬けモンやと思ってるかは微妙ですが、Oが気に入ったんでヨシとしときましょう。
いよいよ登場した本命のステーキをご覧ください。
ロースほど脂は多くないんですが、バランスがええっちゅうか
なんちゅうか、ともかく大ウマでしたよ。
O以外の3人は、断面を見るなり「うっわぁ〜」って大喜びでした。
ところが、Oはというと、ベリーが付くほどウェルダンが好みとのこと。
こんなええ肉がもったいないし、マスターにも悪いなぁと思いながら、
「もっと、ようー焼いてやってください」
とお願い。
マスターのは笑顔で焼きをキツくしてくれましたが、ツレは申し訳ないって頭下げてました。
最後に牛肉を食うて気持ち的には大満足でしたが、腹はまだなんか入りそうな膨らみ具合でした。
すると、ちゃんとマスターから次の質問がありました。
「ほんじゃ、締めのもん作りましょか?」
その前にコレって、口直しにネーブルが出たのもなかなか嬉しかったです。
口直しのネーブルと、〆の海鮮チヂミ
エビとイカの下足が入ってました。味付けはポン酢系でさっぱりと。
写真に写ってないですが、他にアスパラや、キャベツ、モヤシなんか野菜も間でちょこちょこと焼いてくれはりました。
これだけたくさんの種類をちょっとずつ食べるってめっちゃわたし好み。
ツレ夫婦もかなり満足してくれたようです。特に旦那の方は肉が食えたからかかなりハッピーなようでした。
ツレと一緒にアホなこといいながら旨いモン食うて、好きなモンを好きなだけ飲むってのはほんまに幸せですね。
おかげで、今週末も、ごっつぅええ過ごし方が出来ました。
このネタ、実は「ヒゲのマスター」シリーズの新作なんですが、みなさんお気づきになりました?


しかしこのマスター、ほんまにマメやなあ。
僕もここに連れて行ってもらって、このコースよばれたいですわぁ(^^)
シェリーで始められるのも凄く良いですね!
ん! 食べてみたい店ですね。
> 悩んだ甲斐あって、すごくいい構成のコースに仕上がりましたねえ。
今回はホンマに外食にしかけてたんです。
とっさにひらめいて、おうちで鉄板焼き屋さんゴッコとなったわけです。
単なる鉄板焼きじゃ申し訳ないんでかなり頑張ってみました。
自分としては、けっこうええ仕事したって気分です。
もしよければいつかご家族おそろいで食べに来てやって下さい。
ヒゲのマスターに頑張らせますんで。(^^)
> ヒゲのマスターのホスピタリティには本当に頭が下がります。
ご理解頂けると嬉しいです。
お客さんも喜んでくれたようですが、とりあえず気持ちを込めて料理すると
自分が満足出来るんでええかなぁと思ってます。
> あたしもおよばれしたいです!
ぜひまた関西へお越しを。
できたらうちに2泊ほどして貰って、1回は外へ行って、
もう1回はヒゲのマスターの相手してやって下さいよ。
本気で楽しみに待ってますんで。
> バランスの取れた美味しそうなコースですね!
ありがとうございます。
全体の配分をかなり考えた甲斐がありました。
> シェリーで始められるのも凄く良いですね!
ホンマのとこは、ツレ夫婦の到着が遅れて、我慢しきれず
シェリーを舐めてただけなんですけどね。(^_^;)
私はもっとレアでもいいくらいだわ。
ウェルダンなんてもったいない。
そしてヒゲのマスターシリーズ。
またもやどこやろかとめっちゃ悩んでしまいました。w
「おいおい、えて吉さん店名忘れてるよ!」
なんて思ってたら最後に…。
してやられた感で朝から悔しいです(笑)。
まさに“おもてなし”の真髄ですね。
お肉メインとはいえ、バランスのいい献立に
感嘆です。すげーーー!
> 私はもっとレアでもいいくらいだわ。
肉は事前に冷蔵庫から出してできるだけ室温にしてありましたが、
脂が多めやったんで、ある程度焼いてみました。
> ウェルダンなんてもったいない。
そうですよねぇ。私も「あ〜あ」って感じでした。
> またもやどこやろかとめっちゃ悩んでしまいました。w
ダマされていただき、ネタを仕込んだ甲斐がありました。(^^)
> してやられた感で朝から悔しいです(笑)。
ガッツポーズを取らせて頂きました。(^_^)v
> お肉メインとはいえ、バランスのいい献立に
感嘆です。
ありがとうございます。色んなモンを用意したんでツレの旦那も喜んでくれたし、
私自身にも重すぎずええ具合に纏まりました。
焼いた牡蠣ぃ〜
うまそ(じゅる)
焼き物だけでもお腹いっぱいになりそうだけど、やっぱり最後は粉もんで〆ないと気がすまないのねw。
ほんとは良くないらしいですが、私も飲んだ後は〆がないと寝れません。
> ちまちまいろんなものが食べれてお酒が進みそう。
色んなモンを食べる方が、やっぱり酒は美味いですよね。
それぞれに合わせて泡→赤とかなりワインを飲みました。
> 焼き物だけでもお腹いっぱいになりそうだけど、
一品ずつはかなり少なめだったんです。
特に最後の肉は、写真のが1人前ではなくみんなで1枚ですし。
チヂミ食べてもまだ腹八分目程度でしたよ。
〆に焼きモノってのはちょいと問題ありかもしれませんけどね。(^^)