最近は新規開拓が減ってるんで、ちょっと自分に気合いを入れて初めての店へ。
少し前(2005.3)のあまから手帖の特集「特撰!3000円台コース」で見つけたお店です。
実は、嫁さんがここを選んだんですが、場所が北浜ってことで、電車嫌いの私はだいぶ渋ってました。
「ミナミ」より北には行きたくないもんで・・・・。
今回は嫁さんが主役、記事を読むとなかなか良さげでもあったんでヨシとしました。
当日の昼前に電話して、ディナーを予約。
いつもなら私は待ち合わせの時間よりずっと早く出かけてしまうことが、多いんですがこの日はこの後の仕込みにバタ付いててギリギリ。
お店に入ったのは予定の数分遅れでした。
堺筋の車の流れが見える窓際の席に案内されました。
初めてのお店やし、ハレの日やからゆっくりメニューを検討しようとまずは飲み物をオーダー。
やっぱり祝いといえば泡の立つのがいいですよね。
よう冷えたジョッキグラスで生ビールをゴクゴクっと。
行った日にゃ、嫁にシバかれそうですが・・・。
スパークリングワイン(イタリアンやからスプマンテ?)をオーダー。
今回は豪華にフルボトルで。
ベルルッキって銘柄(HP)で2種類あったウチから奮発して高い方のエクストリームってヤツを行っときました。
高いとはいえ、フルボトルで5200円ってお値段。味の方も十分旨いと思うたんでありがたかったです。
最初にドリンクメニューを見ましたが、結構手頃なワインを多く揃えてはりました。
3000円で十分何種類もの中から選べそうでした。
フルートグラスに入れられたスパークリングワインを飲みながらじっくりと注文を相談。
あまから手帖では、3800円のディナーコースが紹介されてました。
その料理自体は良さそうやったんですが、内容は完全にお店におまかせ状態でした。
他にも5800円だかで幾つかの中からチョイス出来るようなコースもありました。
そのコースにしようか迷ったんですが、アラカルトに面白そうなモンがあるから結局今回はコースはパス。
フロアのスタッフは3〜4人やったと思いますが、どの方もええ感じの表情。
ベタにはならんけど、初めてのモンでも親しみやすい雰囲気でした。
シェフが修業時代から一緒に働いてるっていう、女性のスタッフが明るくて食事にプラスになる受け答えをしてくれたから特に好感を持ちました。
料理の前に、店の雰囲気で気分がええと気持ちが盛り上がりますねぇ。
私は、大して味の分かる舌をしてないんで、外食の時は特に食事の「場」全体を楽しみます。せやからスタッフを含めた雰囲気が、料理と同等以上に重要なんですよね。
さて、前フリはこれくらいにして料理を見て頂きましょう。
<前菜>
・うなぎのカルピオーネ ウナギの肝と大麦と豆のサラダ 1600円
・ホロホロ鶏のリエット、ウサギのガランティーヌ、コッパの盛り合わせ 1300円
<パスタ>
・北海道産生ウニとほうれん草のスパゲティ 1800円
・鱧と鱧子と島唐辛子を練り込んだトンナレッリ 1600円
イタリアンの楽しみは前菜の面白さ。前菜だけで酒を飲み続けたいって思うこともあるくらいです。
そんな私にとって、この「アルファロ」のメニューはなかなか悩ましかったです。
値段的に見てそれぞれがちゃんとしてるんかなぁと思ったんで、「盛り合わせ」ってな無理は言いませんでした。
でもどれにするか嫁さんとかなり悩んでました。
ウナギは分かりやすいように取り分けてからの写真にしました。
一皿には、これが4〜5枚乗ってたんで、しっかりした量でした。
綺麗な渦巻きにされたウナギは、酢に漬けたような味。酢飯の穏やかな酸味を思い出すような味でした。
肝まで入ってるのが気に入りました。
この日の大阪は、かなり暑かったんで、サッパリしたこの料理を食べながらのスプマンテはかなりご機嫌なスタートでした。
続いて出てきたのが肉モノの盛り合わせ。
左がコッパで、真ん中がリエットで右がガランティーヌやったと思います。
それぞれ手間の掛かりそうな冷製のお料理。
肉系で旨味しっかりあるから、酒飲みには嬉しかったですね。
続いてパスタへ。
まずはウニのスパゲティ。
北海道に行って来たばかりやけど、あっちではウニを食べてなかったんで思わず飛びつきました。
一口食べたら、もう口中に旨さが炸裂。
モグモグと食べまくってしまいました。
味自体は生ウニを使うせいか言われなければ、クリームソースかと思うような味でした。「ウニやー!!」という感動ではなかったんですが、酒もようすすんでご機嫌でした。
アクセントにカラスミが散らしてあったのも、なかなか良かったですわ。
ピッチは、それなり抑えてましたが前菜からハッピーになれる料理が連発。
このウニのスパを食べ始めたところで、一本目は終了。
メインを考えても白で最後まで押せそうやったんで珍しく2本目のフルボトルを。
読み方はトリッチェラですかね?
コイツも確か5200円ぐらいやったと思います。
なんの香りって言うてええんか分からんのですが、クセのある香りが個性的なワインでした。
2本目に軽すぎるヤツやと拍子抜けですが、コイツはなかなかええ仕事をしてくれました。
鱧のパスタは、麺がちょっと変わってて面白かったです。
太めでちょっと縮れてて、どことなく中華の麺のようでした。
イタリアンのパスタに、島唐辛子を練り込んであるって聞くだけで楽しいですね。
鱧ってええダシがでますが、そのせいでしょうか。
このパスタもなかなかウマー。
さて、いよいよメインです。
・魚料理は本日のオススメから太刀魚をチョイス
これは、料理名、値段が不明です。
・ウズラの麦入りリゾット詰めロースト グァンチャーレを巻いて 2500円
今回はなにを食うてもご機嫌で、パスタを食べてる頃からちょっとハイになってました。
そんな料理の中でも一番インパクトがあったのが、この太刀魚。
左上が、サーブされた時の状態で、右上が取り分けてちょっと崩したところのアップ。
太刀魚の間にすり潰したようなジャガイモとウニが入ってるんです。
パスタとウニが被りましたが、そんなモン、じぇんじぇん気にならん旨さ。
パスタの方はイマイチ「ウニ」を楽しんだ気はせんかったんですが、コイツはウニの風味が爆発。
しかも火加減が絶妙で、ウニの生っぽい新鮮さがちゃんと保たれてました。
私の中ではイタリア料理は「シンプル」なイメージがありました。
ところが、前菜に加えて、このメインディッシュはすごく手が込んでました。
手間を掛けてるけど、太刀魚自体はピシッと塩を効かせた味で食べさすんで素材の風味もちゃんと生きてました。
最近入荷したばかりのトリュフも追加料金なしで散らしてくれてましたが、そんな飛び道具が不要なほどの旨さでした。
続いて出た、ウズラの詰め物は、さらに凝った料理でした。
右側は、分かりにくいですが、ウズラをひっくり替えして中の詰め物を見せてます。
中のリゾットが、よくあるヤツとは違ったガッチリしたものでした。
おまけに添えられてたんが、皮付き?のヤングコーン。
焼き目が入って見た目が面白かったです。
私が興味津々でこのコーンをつついてたら、フロアの女性に、
「そこまで興味持った人初めてですよ」
みたいなことを言われてしまいました。
ガキンチョが珍しいオモチャを見つけた状態であきれられたかもしれませんね。(^ ^;)
ただし、皮付きで焼いてあったら、きっと蒸し焼きみたいになって野菜の風味が生かされるように思ったんですが、なぜかえらく塩がキツかったです。
一瞬塩漬けのヤツかと思ったほどやったんで、先ほどの女性に確認すると生で仕入れてるとのこと。
コイツは塩をごく控えめで食べてみたいです。
ウズラも気に入ったんですが、満腹で少しだけ残してしまいました。
メインが一皿じゃ足らなかったと思うけど、全体にボリュームがしっかりあるんで2品になると余ってしまいました。
旨いと思った料理を残すのは、非常に心苦しかったです。
どの皿もですが、久々に料理で感動しました。
イタリア料理っていうと、私の中では「シンプル」な印象があります。
ところが、この「アルファロ」の料理は、かなり手がこんでてこれぞレストランでの食事って気になりました。
凝った料理ですが、太刀魚なんかは、繊細な火加減に加えて素材の味が引き立つ塩メインの味付け。
ちゃんとシンプルさも残してるところが気に入りました。
なんにせよ、お祝いの日のディナーやとこれくらい凝った料理が嬉しいですね。
ランチに普段使いするならもうちょっと軽やかでもええんでしょうが、この日は豪華さがちょうど気分にはまりました。
さて、料理が終わったらやっぱり〆が要りますよね。
嫁さんは、ウズラを少し残したけどまさに「デザートは別腹」。
私の方は楽しかった食事の余韻を噛みしめつつ食後酒にしました。
かなりの数のグラッパを持ってはりました。私は家に普通のグラッパが一本あるくらいで全然詳しくはないですが、どのボトルも見たことなかったです。
2本ほどは百貨店なんかで取り寄せたら素人でも手に入るって言うてはりました。
他はあんまり流れてないようなんで、プロの食材を仕入れるルートなんかに乗ってるんですかね。
今回頂いた、グラッパがアップのヤツ。
なんちゅう銘柄かも、値段も聞くのを忘れました。ジャケ買いならぬラベル買いで適当にチョイスしたモンで・・・。
私にはグラッパとしての味がどうやったかは分かりません。でも、旨い食事の後に飲めるってのが嬉しかったです。
嫁さんのデザートは、スタッフの方との会話でふと誕生日の祝いで来たと漏らしたせいでお祝い用にしてくれました。
大がかりに店中でハッピーバースデーの歌なんかを合唱されたら、晒しモン状態で勘弁せぇよ思います。
でも、各スタッフがわざわざテーブルに来て嫁さんに「おめでとうございます」って言うてくれるあたりも気持ちのいい接客でしたね。
このデザート以外にコーヒーを1杯ずつ。
以上で、お会計は28512円でした。
私の感想としては、「安い」と思いました。もちろん金額的にはかなりのモンですが、コストパフォーマンスとしては大満足です。
このお店に行った時は久々に洋食を食べるって気分でしたが、よう考えると2週間前に食べたトコでした。
そっちがコースだけで8400円もして、まったく印象に残らんかったのと較べると今回の値打ちが余計に上がりそうです。
去年の嫁さんの誕生日に行った「カランドリエ」より気に入ったというのが2人の意見です。
お勘定を終えて、帰ろうとするとシェフの小出哲也さんがわざわざ奥から挨拶に出てこられました。
この方は、本町時代の「ポンテベッキオ」なんかで修業されたそうです。
非常に愛想のいい方で、最後のお料理を少し残してしまったことを謝っておきました。
アルファロはつい最近1周年を迎えたばかりやそうです。
時期毎にどんなふうにメニューが変わるのかなども含めて、これからも何度も行きたいお店です。
<参考>
*「トラットリア アルファロ」
住所:大阪市中央区伏見町2−2−10 谷ビルディング2階
電話:06−6231−1107(FAX共通)
営業:11:30AM〜3:00PM,5:30PM〜11:00PM
定休:不明(名刺等にナシ。無休か?)
興奮して店を出たら、店の写真を撮るのを忘れました。
地下鉄の堺筋線北浜駅の6番出口をでて、すぐ南(右)側を見れば、ビルの2階の角に「Alfaro(アルファロ)」と書いた看板が見えるはずです。
店名のアルファロは、イタリア語で「灯台」のことだそうです。
食事の後、この近所で気になってるバーがあるっていう嫁さんを強引に別のバーへ。
行きつけのバーでちょいと嫁さんにネタを仕込んでおきました。


奥様のお誕生日おめでとうございます!
このお店、とっても良さそうですね。
お料理はもちろん、お店の雰囲気も素敵そうで
惹かれます。機会があったらぜひ行ってみたいです。
今週はじめに無事沖縄から戻ってきました。
ブログで予習をしていたのがすごく役立ちました。
色々教えてくれてどうもありがとう!
> お料理はもちろん、お店の雰囲気も素敵そうで
惹かれます。
トータルで去年のカランドリエを越えたって感じです。
内装とかは、思ったよりちゃんとしてるんやけど、スタッフの雰囲気なんかで肩肘張り過ぎんとこに落ち着いてました。
> 機会があったらぜひ行ってみたいです。
ぜひ行ってみてください。なんやったら4人でドバーっとやりますか?
店には嫌がられるかなぁ・・・。
沖縄から、おかえりなさい。
また近いうちに飲み食いしましょうよ。互いの旅の報告会を兼ねて。
奥さん、1日がバースディでしたか。
おめでとうございます。
花束進呈♪花束♪(⌒ー⌒)o∠★:゜*'
素敵なディナーになったようですね。
うなぎのカルピオーネやウナギの肝と大麦と豆のサラダなど、
うなぎづくしですね。
パスタに鱧は、吃驚しました。
色んな食材で素敵な1日だったのでしょうね。
コメントありがとうございます。
食材の面白さもあって楽しい夕食でした。
しかし、アンティパスト・プリモ・セコンドと全てがトータル的にかなりのランクっぽいですね。
ぜひ一度いってみたいです。
いやー、うちでもかなり「贅沢」な食事でしたよ。
ただ、中途半端な値段と満足より、価値ある値段って気はすごくしました。
値段が張った原因も飲む量が多すぎやったせいですし。(^ ^;)
奥様、誕生日おめでとうございます
イタリアンはいつみてもボリュームがあって
しかも美味しそうでしかもリーズナブルですね
もし、今回ののをフレンチで食べたら・・・・
ワインもイタリアは個性が強いのが多くて
楽しいですよね
うちも、子供がもう少し大きくなったら
食べに行くぞ〜
こんばんはです。コメントありがとうございます。
嫁さんへのお祝いの言葉、横にいるので伝えました。
嫁さんも喜んでおります、ありがとうございました。
確かにイタリアンは、全般的にフレンチよりリーズナブルな気がしますね。
今まで食べたイタリアンの中ではかなり凝ってて良かったです。
早くお子さんと外食が楽しめるようになるといいですね。
凄く良いお店に行かれたようですね。
ワインも殆んど、酒屋の値段ですね。(^o^)/
料理も、美味しそう。
何よりグラッパ!! 食後のグラッパは
何ものにも換えがたいですね。
ん! 行って見たいです。
お祝いの言葉、ありがとうございます。
> 何よりグラッパ!! 食後のグラッパは
何ものにも換えがたいですね。
私は甘いモンはあんまり興味ないんで、あるとかなり嬉しいです。
> ん! 行って見たいです。
ぜひ行ってみて感想聞かせてくださいよ。