3泊4日の旅で、「宿」の楽しみを求めたのがこちらです。
沖縄最北端に「辺戸岬」という場所があって、ここからは天気がいいと鹿児島県の与論島が見えます。
私みたいな脳天気なドライブ好きは、とりあえず「端っこ」と聞くと惹かれる部分があって行ってみたくなります。
ただ、この辺戸岬は単に燈台があるから有名だとかではありません。
戦後の米軍統治時代に外国だった沖縄から、日本である与論島が見えた場所。沖縄の人にとっての祖国復帰運動のシンボルだったようです。
復帰の前には、沖合でのろしを上げて海上集会が開かれたりしたそうです。
そのため、祖国復帰闘争碑が建ってたりします。土産モン屋の建物の一角にはその当時の写真なんかが展示されてます。
今回も寄る予定でしたが、天気がイマイチになったのと夕方になって来たんで、パスしました。
国道58号を辺戸岬に行く交差点を過ぎて更に進むと最北端の集落にたどり着きます。
それが国頭村の「奥」集落です。
名護市より北の大宜味村、東村、そしてこの国頭村のあたりをヤンバル(山原)と呼ぶようです。
沖縄の人でもこの「奥」までは来たことがない人も多いというホンマの「先ッちょ」。
村には共同売店が一軒あるっきり。前も後ろもしばらく走らないと集落がないようなところです。
小さな奥の集落は車だと1分もかからず通り過ぎるんではないでしょうか。
橋と道路情報の電光掲示板が目印。
この橋の手前が国道58号線の終点です。
正確には鹿児島から続いてきて、沖縄県内の「起点」なんですが、那覇から走ってくるとなんとなく「最果て」ってイメージがありますねぇ。
鹿児島から続くことを説明してます。
この橋のすぐ手前に左折できる道があります。
その道を曲がるというか、曲がり始めたと同時に橋の脇に入っていくように右折すると、民宿「海山木(みやぎ)」があります。
奥の集落について、気ぃ抜いて走るとあっという間に通り過ぎるのでご注意を。
一応小さな看板も出てますが、ほとんど見えないかと。
曲がるとすぐに宿の建物が見えます。
入るとすぐ茅葺きの建物があって、さらに川沿いに進んだところを左折すると駐車場。
駐車場の周りには無造作に色んな花が植えてあります。
この小道から建物の方に進むと、たいがい宿の人が出迎えてくれます。
「受付」なんていう改まったスペースもないんで、すぐに部屋に案内してくれます。
田舎の宿(失礼!)にしては、かなりオサレーでは?
敷地内は緑に溢れて、植物の間に手作りのシーサーが隠れてたり、石敢當があったり。
でもお部屋はシンプルそのもの。
畳敷きの部屋には宿の大将「宮城さん」が作った小さな文机?があるだけ。
もちろんテレビなんちゅう、無粋なモンはありません。
さすがに夏は暑い沖縄だけにクーラーはあります。(使うと1日500円追加)
隣り合った客室2つの前が共通のテラスになってます。
自由に持ち込みOK。
写真のようにこのテラスから敷地内の緑が見えてご機嫌です。
な〜んにもなくて、ヤンバルの緑がいっぱいというこの宿の雰囲気が気に入ったんで嫁さんを連れてきました。
前回一人でここに泊まり、同じく梅雨の時期で雨に濡れた緑の良さに参ったんで嫁さんにも見てもらいたくて。
今回は日程の都合で1泊しか出来ませんでしたが、2泊してこのテラスでぼけ〜っと本でも読んだらごっつぅええと思いますよ。
ここも私の好きな「なんもせぇへん」のを
楽しめる宿です。
宿の設備?をもうちょっと紹介しときましょう。
この立派な湯船は冬だけ薪で沸かして使います。
この宿は大将の宮城さんが手作りしたとのこと。
サッシ類や大枠の建物は大工が入ってるのかもしれません・・・。
宿の内外の家具類も手作りのヤツ大小さまざまな流木を使って作ったそうです。
ウォッシュレットはありませんがいつも
キレイにしてあって気分がいいですよ。
穏やかでいつもにっこりと笑ってくれる奥さんと2人だけで切り盛りしてはります。
奥さんがすごくきれい好きなんじゃないでしょうか。
この日、宿に着くと
「晩ご飯は7時から始めます」って大将から言われました。
実際に「ごはんですよ〜」って声が掛かったのは6時20分っていうところがなかなかええ感じ。
夕方までには宿に入らんと晩ご飯にありつけないかもしれません。
周りに食べるところは一切ないので、日程を組む時は余裕を持ってどうぞ。
参考までに、沖縄自動車道の最後のIC「許田」から100分が目安です。
某サイトでは、那覇空港から180分とのこと。
私らみたいに地道で行くと朝に那覇を出て途中ちょいと寄り道したら着いたのは5時頃でした。
この日は、天気がややこしかったから屋内でした。
前回は、このテーブルで食べましたが、庭の緑に囲まれて自然の中で食うてるような感じでした。
かなり間近で天然記念物のヤンバルイクイナの鳴き声が聞こえましたよ。
さて、ここまで読んで、この宿に興味が出ましたか?
私はすごく気に入ってます。うちのブログを読んでくれるタイプの人にならオススメかも。
でも、この宿は好き嫌いがけっこう分かれると思います。
オサレー系の雑誌やったらめちゃめちゃ雰囲気のある写真やらコピーと共に絶賛するんやないでしょうか。
ところがですねぇ。
そういうオシャレなネタで済まん「濃さ」がこの宿にはあるんです。
ずばり大将の宮城さんのキャラが濃いんですけどね。(^ ^;)
その辺の詳しい話は、「その2」で書こうと思います。
<追加>
この宿の記事の続編は、以下からどうぞ。
ヤンバルの民宿「海山木」その2
*民宿「海山木(みやぎ)」
住所:沖縄県国頭村字奥480
電話:0980−41−8383(FAX共用)
チェックイン 15:00 チェックアウト10:00
部屋は4室で最大12人までの宿泊です。
週末は混むことが多いから早めの予約がええと思います。
<備考>
沖縄旅行については、全体の目次があります。
他の記事に興味がある方は、コチラからどうぞ。


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