メニューをつらつらと考えるまもなく、時間のかかる料理は仕込む間がない上にさらに問題がありました。
それは、ツレの旦那(イギリス人)がかなり偏食なことです。
いわゆる洋モンってだけでは、食べられないモンが多いんで、メニューに制限がかなりあります。
野菜もそんなに得意じゃなくて、要するに肉食獣系別に外人やからどうとかじゃなく、我が家みたいな非肉食獣系には献立を考えるのがエライ連れです。
一生懸命妥協点を探りながらも、自分ら好みのモンになるんはやむを得んかったとしておきましょう。
*ちなみに、前回の宴会の様子はコチラにあります。
さて、料理の紹介に入ります。
まず、さぶい時期に来てくれるから温っかい汁モンは欠かせんやろうと考えました。
ところが、汁モンで色んな制約の中で、出来るモンが浮かばず今回は手抜きをしました。
だいぶ前に実家から貰って以来、もったいなくて
よう食べんかったんでお客さまと味わいました。
まあ、ニチレイのやからそんな上等でもないんでしょうが・・・。
缶詰は1個が2人前って書いてましたが、なんか貧乏くさい量しかないから、水で薄めて鶏ガラスープなんぞをぶち込んで増量してやりました。
もちろん、先に缶オンリーで温めて味見して、ええかげんな増量でもワヤにならんのを確認してからですけど・・・。
増量してこれですから、そのままやったら
えらいブッサイクなことになってたでしょうね。
味の方は、ごく普通でした。”フカヒレ”スープの味わいっていうより普通のトロミ付き中華スープでした。
気を使うことのない連れとはいえ、缶詰を出すのは気が引けましたが”ないよりマシ”と思って強引に出してまいました。
2品目は生牡蠣、シンプルにレモンを搾って、ケチャップにごく少量のタバスコを混ぜたヤツを載っけて食べて貰いました。
こいつは、乾杯のスパークリングワインと一緒にパクッと行ってもうたんで写真はなし。一人2〜3個だけやからほんまの一口でした。
シーフード嫌いの旦那の方も1個目は食べてたようです。
二人じゃいつまでも食べるチャンスがないから
お客さんと食べることにしました。
オニオンスライスをしっかり水にさらして辛味を抜いた以外は皿に盛るだけの安直さ。
ドレッシング?は、オリーブオイル、レモン、ワインビネガーに塩、砂糖をちょっぴりで毎度のことながら適当に作りました。
ここまでは事前に用意しておいて二人がうちの家に着くなり出しました。
ここからは、二人が到着してから料理スタート。
レタス、キュウリ、貝割れの上に焼いたヤツを
のっけただけですが・・・。
鶏のムネ肉をそぎ切りにして、宴会2時間前から酒、ハーブ、ニンニク、セロリのみじん切りをまぶしておきました。
30分前にオイスターソース、ニョクマム、スイートチリ、一味、タバスコで味付け。
しっかり揉み込んでおきました。
乾杯が済んだら、フライパンで一気に炒めて用意してあった葉っぱモンの上に乗せて完成。
連れの旦那は、かなりこいつが気に入ったようでよく食べてくれてました。
急いで中華鍋を洗って、火を使う2品目へ。
脂身のしっかりついたバラスライスで作りました。
バラ肉、竹の子の水煮、キクラゲ、ニンジンを炒めて、ちょっと多めのオイスターソース、醤油で味付けし、紹興酒を注ぎました。
さらに、水と鶏ガラスープの素を振りかけて、味付け。
甘みとコクがある中華風に仕上げました。
この手の中華系の味付けは比較的最近やり出しましたが、だいぶ慣れてきて安心してお客さんに出せました。
コクもあって味付けもしっかりしてるんで、冬場にええかなと思いました。
今回は、バタバタで用意したんで、締めを豪華にと考えました。
それで作ったのが、パエリア。
以前、別の連れ夫婦に出したときにえらく上手く行ったのをイメージして作りました。
できあがりは、こんな感じ。
ここまで料理は失敗してません。
こいつでちょいと失敗をしてしまいました。
失敗は、ご飯が軟らかくて非常に日本人向きになってしまったことと、出来たらお焦げを楽しもうと思ったのが裏目に出て、”おこげ”じゃなくて、”コゲ”が出来たことです。
味付けは問題なかったと思います。でもやっぱりパエリアらしいパラッとした仕上がりにはほど遠かったです。
どうも水加減が多すぎたようです。
自分では65点の出来やと思います。
コゲは、焦げ臭くなるほどひどくなかったんでちゃんと食べられたんが救いです。
今回は、最悪ではないですが、やっぱり”ちょっと失敗”ですね。
毎回、パエリアは自信が持てずにおっかなびっくり作ってます。
とはいえ、たいがいなんとかはなるんですけど・・・。
書くのを忘れてましたが、材料は、ニンニクの芽、カラーピーマン、トマト、鶏、エビ、アサリの剥き身を使いました。
今回はスープがなくコンソメでやりましたが、アサリのおかげでええダシが出てなんとか風味はよく出来ました。
飲みモンは、イタリアのスパークリングワインとアメリカの冷やして飲む赤ワインを一本ずつ空けました。それ以外にビールを何本か飲みました。
いきなり決まった宴会と思えば、そこそこの料理が出せた気がします。
それにしても、洋食のレパートリーを開拓せんと、この連れ夫婦に出すモンが無くなりそうです。

