2006年08月01日

最近のお気に入り「だるま寿司」@昭和町

最近ごっつぅ気に入ってる寿司屋のことを書いてみます。

地元の駅前(御堂筋線昭和町駅)にある「だるま寿司」というんですが、行き始めてまだ1年も経ってないかと思います。

店のことは4〜5年前から気になってたんです。

でもなかなか店に足を踏み入れる勇気がないまま時間が経ってました。

私は割と知らん店に飛び込みで入るのが好きな方です。

店構えなんかからピンと来るモンある店になんの情報もなく入るのが楽しいです。

特に旅先では、極力ガイドに頼らんと自分の鼻を頼りに開拓してます。

飲食店で一人で飲み食いするのも平気なんですが、そんな私が唯一尻込みするのが”寿司屋”。

まず寿司屋って同じモノを食べても値段の差が激しすぎるような気がするんです。

冷凍か、養殖物か天然物か、一流の産地かどうかで例えばエビ一つ取っても10倍くらいの開きが出る気がします。

雑誌なんかでは盛り合わせの値段が出てたりしますが、これがまたさっぱり当てにならん。

上にぎりが3000円の店2軒を較べても、カウンターでアテ1〜2品と握りを適当に何品か握ってもらうと、すごい差が出る可能性があるように思います。

バーなんかでも多少似た部分はあるんですが、個人的には寿司屋の方がもっと”怖いトコ”のイメージがあるんです。





そんな私が勇気を振り絞って(そこまで大袈裟やないですが)この「だるま寿司」に行ってみると、初回はか〜なり怖い店に映りました。(^ ^;)


まずお店はカウンターオンリーで7〜8人も入れば一杯。

そのカウンターの中に立つ大将がまた怖い系の面構え。

若い頃は柔道をかなり本気でやってたそうで、ガタイがまたゴツイ。

そんな大将の立つカウンターの前に、ネタケースなど目に見える食材は一切なし。

カウンターとツライチでまな板だけが見えるスタイル。




寿司屋に対して怖く感じるのが、注文の仕方が悪いと怒られるんちゃうか?バカにされるんちゃうか?ってのも一つ。

例えば、魚の冊を見てもそれが何か分からんかったり、時季ハズレのモンを言うてしまうんちゃうかとか、ネタを選ぶ順序で無知がバレるんちゃうか?なんて思うわけですわ。

私は正直いうて魚のことは全く、じぇ〜んじぇん詳しくないです。
だから余計にそう思うのかもしれませんね。

そんな無知なヤツでも、ネタケースがありゃ指さしで行けるからちょいと安心。




そんなんもない店で大丈夫かぁ〜と思ってると、メニューを見せてくれました。

そのメニューがこんなんですから、一見でしかも寿司屋ビギナーはビビリますわ。



御堂筋線昭和町駅近くの「だるま寿司」のメニュー値段の全く書いてないメニューです。

毎日その日に仕入れたネタで書き換えてはります。




この手の値段もないメニュー、ネタケースなしの店、皆さんは平気ですか?

高級寿司店の記事なんかを読むと、えらく格式張って?こんなんもあるようですが、私みたいなんが行くとこじゃ少ないですよ。

1回目は嫁さんと行ってましたが、かなり用心しましたモン。

まあよく店内を見回すとカウンターの内側の壁の一番上にははめ込みのメニューが並んでました。

端から値段順にネタの名前が並んでるヤツです。実際今はほとんど変えてないと思いますが、そこを見たらムチャではなかったので一応安心。

それでも多少はまだ用心をしながらオーダー開始。

すごく新鮮に感じたのが、既に書いたようにまな板がカウンターの一番上とツライチな点。

大将の仕事ぶりが丸見えなんです。で、その様子を眺めて私は一目惚れ。

体はゴッツイ大将なんですがやりはる仕事が素人目で見ても、冴えてるし丁寧なんですわ。

寿司屋って店によると”勢い”ばっかりで食材の扱いなんかが雑い時がありますよね。

ここの大将、リズム感あるし繊細な仕事しはるんですわ。

食べやすいように細かい包丁を入れたり、握ったモンにちょいと仕上げのひと手間掛けたり。

出てくる寿司もスッキリしててわたし好み。

ネタがデカイばかりなんは苦手なんで、小ぶりでバランスの良さがええなぁと。


怖いかなぁと思った大将なんですけど、しゃべってみたらごっつぅ愛想ええし気のええ人でした。

聞けば魚のことなんかも教えてくれるし、それ以外のアホ話にも乗ってくれるし。

魚に詳しくないのを隠さんと色々聞いてると、ネタに対するコダワリもかなりモンでした。

ええネタが仕入れられた時の話を嬉しそうにしはるのを聞くと、ホンマの職人なんやなぁとも感心してしまいました。

職人ってのはやっぱり金儲けの前に自分の仕事への満足感を大事にしはりますよね。

そういう人が嬉しそうに「今日のコレコレは、旨いでぇ〜」なんて言うと食べてるこっちも余計に旨く感じますわ。


初回に行ったときは私はかなり用心して高そうなモンを除けて頼みました。

ところが、嫁さんは後半になって暴走。
トロに車エビのおどりってなナンボ取られるか分からんモンを言いやがったんですわ。

初回ってことで、ちゃんとたっぷりの現ナマを握って行ってましたが、横で見てると気がきやなかったですわ。

でもお勘定は意外と安かったんです。
2人でそれなりに飲み食いして15000円は行かんかったかと。

うちは小食ですが、食べたもんの質とレベルから見たら2万くらいは覚悟してましたもん。

その後何回か一人でもいってますが、私がまずアテ1品とビール、日本酒を3合ほどと寿司を食べて8000円までですかね。

上に写真を載せたメニューは一番最近に行ったときですが、この日はノドグロの塩焼きがあったんです。

ノドグロは高級魚のイメージがあるから、カッコを気にせんとナンボって聞いたら、半身で2000円ほどでした。

私にはちょいと贅沢なアテでしたが、この日はノドグロを行ってしまいました。
そのせいでいつもよりちょっぴり掛かったかもしれませんが、それでも1万は行きませんでした。

だるま寿司は大将が一人でやってはることもあって、寿司以外のツマミはそんなに多くないです。

その分、あんまり食べ過ぎてないのかもしれませんね。

安い回らん寿司屋と較べると僅かには高いかもしれませんが、今まで行った数少ない高い店と較べてもここの満足度は高いですねぇ。

コストパフォーマンスのバランスで行けば、私には大満足です。

お勘定をすると毎回”(満足度と較べたら)安かったなぁ”と思ってます。



最近は一人で落ち着いてじっくりと飲み食いしたい時には、以前から行ってる割烹かこのだるま寿司にすることが多いですね。

天王寺から昭和町まで一駅ですので、大阪の南部で飲み食いしはる人にはオススメしときます。



寿司をつまみだすとカメラを撮ったりしたくないんで、料理の写真はナシです。

興味が出た人は、ぜひいっぺんお店に行ってみてくださいね。




昭和町の「だるま寿司」の店構え*「だるま寿司」:参考ウェブサイト

住所:大阪市阿倍野区阪南町1−46−26
電話:06−6621−1846
営業:17:00〜1:00AM
定休:日曜


 *店構えもちょいと入りにくいですかねぇ・・・・。


posted by えて吉 at 12:50| 大阪 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月15日

針中野の「tsumuraya」で食事

先週末のチャリンコ探検の日に晩ご飯を食べたお店ネタです。

駒川商店街の周辺で飲み食い処を求めて鼻をヒクつかせて見付けたお店です。

立ち呑みの後、しばらく時間を潰して開店直後のお店へ。

お店の肩書き?自体は「オリジナル・ダイニング」となってましたが、メニューをザッと眺めるとほぼイタリアンな内容でした。



食べたのはこんな内容です。




針中野駅ちかくのイタリアン「tsumuraya(つむらや)」で食べたモノ



・銀鮭・ホタテ・トリッパの3種盛 680円

・ハモンセラーノ”デュロック”のサラダ仕立て 1200円

・鱧のフリット 650円

・お肉なピッツァ 980円

・コクレ(雛鳥)のロースト 1300円

・えびパン 500円

写真外で、メロ・トレッピャーノ(白ワイン) フルボトル1700円



前菜の盛り合わせは、「トリッパ」が面白かったので頼みましたが、鮭もホタテも旨くてラッキーな気分に。

トリッパとは日本語では「ハチノス」って言われるモツですが、白くするための下処理がけっこう大変やと言うてはりました。

この盛り合わせで680円はかなりリーズナブルに感じました。

ハモンセラーノは、実際の皿が出る前はちょっと高めやなぁと思ってました。

カウンターに置いてある一本丸々の太股?から切り取ってすぐのヤツがたっぷりでビックリ。

サラダ仕立てとは言うものの野菜は飾り程度で分厚く切られたハモンセラーノがたっぷり。

食料品売り場で同じ値段だしてもこんだけ無いんちゃうか?っていいながら食べました。
今検索してみると、”デュロック”とは、豚の品種のようですね。イベリコ豚に近い品種やそうです。

*この日食べたようなヤツが通販で買えるんですねぇ。
 樽入りとか、甕入りに惹かれるように、こいつにも惹かれてしまいます。
 35000円って、微妙に買えそうな値段ですなぁ・・・・。



ハモのフリットも写真で見るより多かったです。

大好物のハモの落としはまだ我慢して食べてないんですが、ハモの文字に反応してフリットやったらええわと思い注文しました。

お肉なピッツァってのは、トマトソースの代わりにタンシチューをソースに使ってはります。

特製タンシチュー(1100円)って独立したメニューがあるから出来る料理なんでしょうね。

個人的にはピザのソースとしてならもうちょっと味が濃い方がええかなぁと思いましたが、なかなかおもろいピザで良かったですわ。

このピザを食べてみると2人とも既に腹が膨らみ始めてるってことで意見が一致。

お店のヒトの大急ぎで確認するとスパゲティはまだ作り始めてないとのこと。

ゴメンなさいっていいながらパスタはキャンセルさせて貰いました。

厨房の男性とフロアの女性2人でやってはりましたが、お二人とも愛想良くてええ感じでした。

キャンセルは申し訳なかったんですが、気持ちええ対応やったんでホッとしました。


ひな鳥は、鶏好きとして我慢出来ずに注文。

半匹ですがこういう丸のまま骨付きで出てくると嬉しいです。

ナイフとフォークを握りしめて、「気合い入れて、キレイに食うぞ」って思ってしまいます。

最後のえびぱんは嫁さんが勝手に注文。

パスタキャンセルしてるのに、こんな濃いモンを頼むとは・・・。(T_T)

グラッパが500円からで置いてたんで、そっちにも惹かれましたが、この日は立ち飲みの2階のバーに行く予定やったんで我慢。

私が食後酒を我慢したので、嫁さんにはスイーツを我慢して貰いました。



この日はワインを一番安いヤツにしたおかげで、会計が7690円。

料理の内容から考えるとすごく安く感じましたよ。

しょうもない大箱の居酒屋でも調子こいて飲み食いしたら一人3000円くらいは行くと思うんです。

一人4000円しないで、この内容はかなりお得感がありました。

次回はこの日キャンセルさせて貰ったスパゲティも食べてみたいものです。





このお店を出てすぐのとこに正統派のバーがありましたが、この一帯はなかなか侮れませんわ。

繁華街でもない住宅街のハズやのに色んな店がありました。

最近、ミナミにほとんど出なくなってますが、あびこといいこの駒川商店街周辺といい、探検したくなるトコは多いですわ。



針中野駅ちかくのオリジナルダイニング「tsumuraya(つむらや)」の店構え<参考>
・オリジナルダイニング「tsumuraya(つむらや)」

住所:大阪市東住吉区鷹合2−17−30
電話:06−6608−6168
営業:17:45〜1:00AM
定休:月曜日(祝祭日除く)



開店が17:45って、予約をキリのええ6時にしてちょっと前に着いてしまった時とかありがたそうですわ。

そういうのを考えての設定なんでしょうかね。(^^)








posted by えて吉 at 17:04| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月14日

駒川商店街の酒屋「かいたにや」の立ち飲み

先週末の土曜日にチャリンコで出かけた時のこともちょいとネタにさせてもらいましょう。

この日の目的地はまだチャリンコで行ったことない方面。

ということで、平野区の喜連瓜破方面を目指しました。

駒川商店街のそばでキャベツ焼き&ビールをオヤツに補給がてらミニ休憩。

嫁さんにチャリンコ探検に付き合ってもらうポイントは途中の休憩という名の「買い食い」にあると最近確信しております。

平野方面でオモロイ店がないかチェックしながらフラフラ。

急遽思いついて以前から気になってるお店を探すことに。

地図で見たことはあったんですが、店があるのはは全く行ったことない住宅街の真ん中。
地図を準備してなかったんですが、私の「ハナ」はかなり強い秘密兵器。



 「う〜ん、こっちちゃうか。(クンクン)」


ってな、冗談みたいことをやりながら、ホンマにピンポイントで店に着けて嫁さんはかなり驚いてました。

夜からだと思ってたお店が営業中やったんで、大興奮で飛び込みました。

生エール(イギリスのビール)が飲めると思ってたら、お店は外観はそのままで業態変更されてました。

今は喫茶だけでビールは置いてないとのこと。(T_T)


その店が目的ではなかったものの発見までの経過がかなり印象的やったんでショック大でした。

その後喜連瓜破駅前の石窯のあるイタリアンへ。

3時台やったと思うんですが営業してたんで、”セコンド・オヤッツォ”にビールとピザをしばくことに。

 *セコンド・オヤッツォ:おやつの2発目って造語ですよ。

ところが生地発酵中でピザのみ夕方までやってないとのこと。






2軒も連ちゃんで振られたんで、今日は平野区に縁がないんやと観念。

駒川商店街(HP)方面へ戻りました。


嫁さんはキャベツ焼きと2人で1本だけ飲んだ缶ビールはノー・カウントと称しまして、


 「たっぷり運動したから、生ビール!!」



と、主張しまくり。

普段全く運動せんヤツだけに、1時間半もチャリンコに乗ると、かなり胸張ってビールを要求してました。


そこで向かったのが駒川商店街の酒屋「かいたにや」。

春頃にこの商店街をブラついて店頭でチラシをゲットしてました。
行きたいと思いながらも何ヶ月か経ってしまってました。

お店の場所は近鉄南大阪線と平行に走る駒川商店街の南の入り口から入ってすぐです。

大阪の酒店は立ち飲みコーナーを併設してるとこがゴロゴロあります。

そんな酒屋のなかでもここはかなり異例。

地下が昔ながらの立ち呑みで、2階が座れるバーになってるんです。

元々はバーの方に行こうと思ってましたが、そっちの開店は6時。

そこまで我慢出来るはずもなく地下の立飲み「和風たちのみ」へ。


さっそく生ビール(中:400円)で乾杯。

客は私らだけやったんで女将さんとなんやかんやとおしゃべり。

駒川商店街の酒屋「かいたにや」の立ち飲みで食べためざし穴子入り厚焼き玉子、おでん3品の後に食べたメザシ。

家ではほとんど食べたことないめざしは珍しさもあって旨かったです。

この日の気分は生ビールやったんですが、酒屋さんだけに瓶ビールがお得でした。

大瓶で350円はなかなかないですからねぇ。

女将さんトコでは、息子さんが店を継いではって色々と工夫をしてはるようでした。

後で分かったんですがお孫さんもお店を手伝ってはりました。

駒川商店街では若い2代目、3代目もかなり家業を継いではるそうです。

私がしってる商店街のなかでずば抜けた活気のある駒川やからできるんでしょうね。

商店街に活気がある→売り上げがある→若いモンが継いでも食べていける→若いモンが継いでるから新しい試みが出る→元気さが新しいお客を呼ぶ→お客があるから品揃え、品質が上がる→さらに集客


ってな、好循環があるように感じました。

何を買うでもなく歩くだけで元気になれるような商店ってのはスゴイですわ。

しかも天神橋筋や黒門、錦なんかのような観光客を相手にしてなくですから。



私の実家では昔ばあちゃんが地元の商店街でタバコ屋をやってました。

当時は、八百屋、パン屋2軒、文房具屋、着物屋、荒物屋、化粧品屋、酒屋、魚屋、豆腐屋等々、少ないながらも地域の商店街として一応の機能が揃ってました。

それが今ではこれが商店街やと言われて分からないありさま。

住宅街のやや幅の広い道にポツンポツンと店がある程度。

そうなると跡継ぎは食うて行けんから、継ぎたくても継げず。じいちゃん、ばあちゃんが細々と商うだけ。




「かいたにや」は元気があるように見えましたが、商売を支えるのは地下と2階の立ち飲み部門やそうです。

物を売るのが商いの柱やったのに、スーパーやディスカウント屋が出来て全く売れず泣く泣く始めたんやそうです。

飲食店やなくて、街の酒屋やのに一日店を開けて何一つ売れない正真正銘の”ボウズ”の日があって決心したそうですわ。

女将さんとしゃべってて商売の難しさやら、地域の活性度など色んな想いが頭の中を巡りました。




愛想良くて、丁寧な物腰の女将さんがめちゃ気持ちよかったです。

これからもたまには行ってみたいと思える立ち飲み屋さんでした。

ちなみお会計は、

 生中:400円×2、日本酒1合:270円、中瓶ビール:330円
 おでん:80円×3、厚焼き玉子:230円、めざし:240円
 

以上で合計2110円。

アテ1品、瓶ビール大、日本酒一合やと余裕でセンベロの範囲内ですね。
さすが酒屋併設の立ち呑みです。(^^)



イタリア料理店で晩メシを食べ、バーに寄って時間を潰してから、今度は2階へ。

2階、3階は息子さんが仕切るバーやそうです。

この日はライブをやってはったので、お店の雰囲気はちょっと分かりません。
私ら夫婦は予定外に生音が聞けてハッピーでした。

こちらもまたいつか平常の時に行ってみたいものです。

 *しっかり飲んでたんでバックバーの様子なんかはあんまり記憶がないもので・・・。




駒川商店街の立ち飲み&バーあり酒屋「かいたにや」の店構え<参考>
*酒類販売「かいたにや」:参考サイト

住所:大阪市東住吉区駒川5−22−20
電話:06−6692−5000
営業:10:00〜23:00
定休:火曜日


飲み食い部門の営業は次の通り

*「和風たちのみ」:地下1階

 10:00AM〜12:00PM
 16:00AM〜19:00

*「up the KAIBAR」:2、3階

 11:30AM〜14:00:ランチ(休:火、日)
 18:00〜23:00:BAR(休:火)
posted by えて吉 at 10:49| 大阪 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月07日

靫公園そば「ラ・ヴェルデュール・デュ・ベトナム」

ゴールデンウィーク中の3日に急遽親父の誕生日を祝う宴会が決まりました。

当日の朝イチに時間が出来た妹から連絡が入って出かけることに。

店選びを任せた妹が選んだのが靫公園のすぐそばにあるベトナム料理屋「ラ・ヴェルデュール・デュ・ベトナム(La Verdure du Viet-nam)」というお店。

ベトナム料理は辛いモンがアカンオカンを含めてみんなが楽しめて、数日前にイタリアンをシバいたばかりの私らにもありがたいチョイスでした。

ベトナム料理って辛くないトコが食べやすいと思うんですが、唯一ネックになるのがパクチー(シャンツァイ、香草)。

かなりよく使われるんで、アレが駄目な人やときついでしょうね。

でも幸いなことにうちの家族はみんなOK。
妹夫婦も私らもベトナムに旅行してますし、親父等も今は慣れてます。



靫公園には連休の初日に行ったばかりでこの店の前も通ってたんで、その奇遇さにはちょいとビックリ。

妹の旦那が運転する車で家まで迎えに来てくれたんで、みんなが1台に乗り込んでお店へ。

車を止めたトコロから店へ向かう途中、以前よりずっと歩き方がしっかりした姪っ子の姿に成長を感じました。

6時からの予約で開店直後に店内へ。

他には1組だけでしたがほどなく席が埋まったんで、それなりに人気のある店なんでしょう。

店内はエスニック臭さのないオサレなカフェ風でした。

ホンマにちゃんとしたベトナム料理を出してくれるんかと一抹の不安も感じつつメニューを熟読。

人数がおるからかなりの品数を頼めました。

久々のベトナム料理に私が興奮気味なんで、デカめの写真で行かせて貰います。
 *クリックしてもうたら更にデカくなります。

店内がかなり暗くてシックな雰囲気やったんで、写真は撮りにくかったですが帰って見ると意外にもマシな出来でした。



マクラはこれくらいにしてババーンと食べたモンのご紹介をさせてもらいます。

料理名はこの店のメニューから写したものです。

ベトナム料理の表記は自信ないんで間違うてたらゴメンなさいね。


ベトナム料理の生春巻き、蒸し鶏、パパイヤサラダ、蟹と春雨


・ゴイ・クン(生春巻き):850円

・ティット・ガー・ルオッ(蒸し鶏のレモングラスソース):950円

・ゴイ・ドゥ・ドゥ(青いパパイヤのサラダ):1050円

・ミエン・サオクァ(春雨とカニ身の炒め物):950円


まずは定番もののゴイ・クン。家でも作るけどたまには外で食べて自分の作るヤツのイメージをブラッシュアップしとこうと。

ここの生春巻きは皮がかなり薄目で美味かったですね。

開店してすぐ入ったけど蒸し鶏は最後の1人前でした。

家で作るヤツよりやや火が通りすぎてて身が固かったけど、細かく刻んだレモングラスやらなんやらの香りが複雑でめちゃウマ。

のっけから風味だけで本場のベトナム料理って気分になってええスタートでした。

オカズとして食べる熟してないパパイヤはみんなにもオモロイかなぁと思い私がオーダー。

ベトナムでは食べたことないと思いますが、あっちじゃ他の料理と較べてもっと安いんちゃうかなぁと。

日本じゃなかなか青パパイヤが手に入らんからこんな値段なんかもと想像。

沖縄ではイリチー(炒め物)にして食べるから、昔ほど入手は難しくないと思うんやけど・・・。

とはいえ前菜としてはサッパリしてるし面白いんでヨシとしておきました。



春雨とカニ身のヤツは、材料だけ聞いたらなんの変哲もない中華かなんかみたいですね。
でもシャンツァイ(パクチー)が効いてるとガラッと雰囲気が変わってアジア料理らしかったですわ。


ベトナム料理屋で食べたエビのタマリンド風味、スペアリブ、バインセオ、フォーガー


・トム・サンメー(エビのタマリンド炒め):1200円

・ティット・ロン・ランソット(スペアリブベトナム風):1100円

・バイン・セオ(ベトナム風お好み焼き):1400円

・フォー・ガー(鶏のフォー):値段不明


タマリンドって自分では使ったことないんですが、けったいな調味料ですよね。

元の状態ってドロの塊というか、肥料っていうかなんか妙な見た目でしょう?。

たしか水につけてほぐしてから酸味付けに使うハズですが、日本の料理で梅か梅酢を入れたような感じでしょうか。


スペアリブは火の通し加減もよく、あんまり「何の味」って主張はないけど美味かったですわ。

この下に上げる一つの豚料理ともども美味かったですわ。

嫁さんはこの店は鶏より豚に腕が冴えてるんちゃう?ってな感想でした。

私は鶏好きやし、ベトナム料理と鶏って相性がええように思うんです。せやから豚ばっかりは食いたくないけど、この2品は確かに良かったです。

ベトナム風お好み焼きというバイン・セオも定番でしょうか?

どっかでこの生地の黄色はターメリックで付けるって聞いた気がします。

端から適当にちぎってレタスやシャンツァイ、ミント?なんかの香草に巻いて手前のあっさりしたタレで食べました。

どの料理もそうなんですが、この店は本場さながらにたっぷり野菜や香草が出たのが好印象でした。

とくにこのバイン・セオは”野菜巻き巻き文化”のベトナム料理らしかったですわ。

フォーガーは姪っ子のために早々にオーダー。

自分で味付け出来るように薬味もしっかり出ました。

めいめいが味付けするためか、出てきた状態ではほとんど味がなかったですわ。

かなり量があったんで嫁さんと2人で来てたら、これだけで腹が膨らんだかもしれないですね。

フォーガーはベトナムの屋台でなんべんも食うたお気に入り料理です。

ただ向こうでは屋台で水滴が沢山ついた生野菜を食べるのは多少勇気が要りましたねぇ。
私はマレーシア、香港、台湾、韓国などどの国でも平気で屋台料理を食べます。
でもさすがにどんな水か分からん状態で水滴が付いた生野菜は怖かったですわ。

そんな旅の思い出話をしながらこのフォーをすすってました。

ベトナム風豚の角煮、鶏のバイマックル風味、空芯菜の炒め物、ビーフン炒め


・ティット・コーチュン(ベトナム風豚の角煮):1100円

・ガー・チエン(チキンソテー バイマックルソース):1000円

・ザムオン・サオ・トイ(空芯菜のニンニク炒め):900円

・フォー・サオ(五目焼きビーフン):1200円



ベトナム風豚の角煮はみんなに好評でした。

沖縄料理のラフテー程しっかり脂を抜いてはいなかったと思います。
器に残った汁を見るとかなり油が浮いてました。

でも、その割に食べててしつこさはなくて良かったです。

付いてる煮玉子は中がトロットロの半熟でした。

この料理が運ばれてきた瞬間にうちの嫁さんが


 「うわぁ〜、玉子美味しそう〜」

と叫び声を。
 
6人と1匹でメシ食うててなんで1個しかないもんにいきなり唾付けるような真似するかなぁ・・・・。

嫁さんの家族としては非常に恥ずかしい思いをしてしまいました。(T_T)

天真爛漫ってなことが許されるのは、20代前半までやないかと・・・・。


鶏のソテーはバイマックル(こぶみかん)のソース。

ムネ肉やったように思うんですが、こいつもやや火が通りすぎてたかなぁ・・・。

そう考えるとやっぱりここは鶏より豚が得意なんかも。


空芯菜の炒め物は私の好物なんで、進んでオーダー。

当然ですがシャキッと炒められてて安心の旨さでした。

私の中ではエスニック料理というより香港の料理ってイメージなんですけどね。


五目焼きビーフンはテーブルに登場して写真を撮ったら、私がマゼマゼ。

付け合わせの野菜なんかと混ぜてみんなに配給しようとしたわけです。

そこでハタと気付いたことが。

うちの親父って生のモヤシが苦手やったんです。

妹は知らんかったようでちょっと意外そうでしたが、知ってたのになんも考えず混ぜてしまいました。

とりあえず食べてみた親父はやっぱりない方がウマイと、一本ずつ除けてました。

親父の誕生日やのに気配り出来んでスマンって感じでした。(^^;


最後に食べたベトナム料理「鶏とレモングラスの炊き込みご飯」はお焦げがしっかりコム・タイ・カム(レモングラスと鶏の炊き込みご飯)1200円

五目ビーフンとコレで締めようかと。
お焦げがかなりしっかり付いてました。



さすがに6人で分けると一口ずつって感じでした。

けっこう期待してた割になぜかこの料理の印象は薄いですわ。

なんかの話題に盛り上がっててそっちに気が行ってたんかもしれません。

親父、妹の旦那、うちの夫婦はアルコール。オカンと妹はフルーツのジュース類。

親父と私は後半ベトナム焼酎(たしかネップ・モイやったと)を2杯ずつやったかな。

みんなが満足に食べて、飲むモンも普通に飲んで支払いは24000円ちょい。

オーダーの前にメニューを見てるとけっこう高い店やなぁと思ってました。

とこがフタを開けてみると飲みモン入れて一人4000円。

今まで日本で食べたベトナム料理屋のなかで一番本場っぽく野菜を使ってて満足度は大。
それでこの値段で納まったのはかなりのコストパフォーマンスに感じました。

6人で食べるとちょっとずつたくさんの品数を食べられるんでよけいに安く感じるんでしょう。

この日はいつも親父に奢ってもらってばかりの私らと妹夫婦で支払いを。

たまに払う時に限って安いってのはどうなんでしょうね。





靫公園の近所にあるベトナム料理屋「ラ・ヴェルデュール・デュ・ベトナム(La Verdure du Viet-nam)」<参考>
*ベトナムレストラン「ラ・ヴェルデュール・デュ・ベトナム(La Verdure du Viet-nam)」:参考サイト

住所:大阪府大阪市西区靭本町1−15−14 西井ビル1F
電話:06−6444−3798
営業:12:00〜14:00&18:00〜22:30(月〜土)、18:00〜21:30(日)
定休:無休

posted by えて吉 at 09:08| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月02日

靫公園隣のゴハンカフェ「178's(イナバーズ)」

GWの初日にイタリアンを食べた続きです。
たまにはカフェレストランなんぞにも行くってのを主張しとくために記事を書いてみました。

「ピアノピアーノ」を出て、嫁さんの希望で靫公園の周辺へ。

その辺にあった雑貨屋を除いたり、嫁さんはいきなり入った店で服を買うたり。

ちょうどその頃にポツポツと雨が降ってきました。そこで目に付いたカフェに飛び込みました。

良くありそうな今時のオシャレーな店でしたが、店の肩書き?は「ゴハンカフェ」となってました。


靫公園のカフェ「Inabar’s(イナバーズ)」のジャックラッセルテリアのパッシュ入り口にはお店のワンコ”パッシュ”がおって愛想を愛嬌を振りまいていました。

ジャックラッセルテリアという種類やそうです。猟犬やから噛んだら痛いでぇってなことが書いてありました。

客商売でええんか?と思いましたが頭をなぜさしくれたからええヤツなんでしょう。


公園の緑が見えるテラス席は犬の同伴OKやそうです。

となりの中年のご夫婦もかなりの犬好きと見えて、2匹連れてはりました。
どこにでも連れて行くようで、なかなか外で食事出来んけどここは大丈夫やからって言うてはりました。

私はガキの頃は犬派でしたが今はどちらかというと猫派です。

ただ猫やと外には連れて行けんからこういうのを見ると犬はええなぁと思いますわ。

靫公園横のカフェバー「178's(イナバーズ)」で飲んだビールテラス?のあるカフェバーなんかやと割とそこを選びますねぇ。

”オサレなカッコしてるから人に見られたい”なんて気はカケラもないんですけどね・・・。
ただ単に外気にふれて飲むのが好きやからですわ。

グラスはハートランドですが、中身は一番絞りやったような気が。


公園に向かう短い道に面して少し奥まったトコにあるから目立たずに済んで良かったですわ。

雨宿りで飛び込んだつもりが、ポツポツっと来ただけで本降りに並んで助かりました。

イタリア料理をまともに食べたばっかりやというのに、なんか小腹が減ってました。


パリパリで予想外に美味かったフライドポテト見た目はマクドのヤツと似たタイプですが、予想よりはえらく美味かったですわ。

マクドより表面がざらざらして、パリパリに揚がってるんで歯応えがありました。


ヨソのテーブルにあったタバスコを借りてきて、ケチャップに勝手に混ぜると更にウマー!!

この日はチャリンコでうろついたせいでしょうか、それとも久々に元気な嫁さんとデートやからでしょうか、エライ食欲でした。

会計はビール2杯にポテトで1600円くらいやったかと。(嫁さんのオゴリで詳細不明です。)

ビールを飲みながら様子を見て、それ以上雨が降りそうになかったんで、靫公園の中へ。

しばらくベンチに座って新聞を読んだりしてました。

そこで終わればなかなか爽やかな休日の過ごし方になったんですが、ミナミでバーにより、その後に締めに軽い食べ物とこってりコースでした。(^^;



<参考>
*GOHAN CAFE「178's(INABAR's)」:ウェブサイト

住所:大阪府大阪市西区京町堀1−13−16 プレステージ靱公園1F
電話:06−6225−9178
営業:11:30AM〜翌1:00AM(日・祝〜24:00)
定休:ナシか?



嫁さんと2人で、「オーナーが”稲葉”さんなんかなぁ?」と言うてたんですが、皆さんどう思います?









posted by えて吉 at 19:45| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

白浜の幸鮨で食べた「もち鰹」など

先週末にちょいとドライブがてら出かけた白浜のことをまとめて書いておこうと思います。

途中鳳の酒屋「きおか」へ寄り道したってのもありますが、地道だけやと白浜もそれなりのドライブですねぇ。

大阪の自宅を出たのが9時半で白浜温泉の白良浜前に着いたのが3時。

帰り道は使えるだけの高速を使ったら朝の7時45分に白浜を出て、10時10分ぐらいに家に着きました。

高速の単調な道をぶっ飛ばすと気分的には時間以上に短く感じて、あっちゅう間でした。

それに引き替え地道をマイペースに走るとエライ遠いとこまで走った気になりますわ。

特にここ数年高速が南部ICまで延びて走らなくなった区間は懐かしかったです。

私が学生の頃(10〜15年前)は広川ICあたりでよく降りてた記憶があります。

走ってて、昔みんなで遊びに行く時に広川ICの先の由良って駅で和歌山の友達を拾ってドライブを続けたことを思い出しました。

和歌山市を越えると阪和道は長いトンネルがこれでもかってほどありますが、地道やとうねうねと山を越えていくからえらく雰囲気がちゃいますわ。

時間に余裕がある時は、やっぱり地道が好きです。自分がどれくらい離れたトコに来たかが体の疲れなんかで分かるんがええですわ。



ここ何回か白浜で車内泊する時は、白良浜のすぐ前にある無料の駐車場を使ってました。
今回もそこに車を止めようと思って、現場に着くとなんとその場所が時間貸しになってました。

それも30分200円というかなりのハイレート。



「あっちゃ〜、このまま大阪へとんぼ返りか?」


なんて恐ろしいことも頭に浮かびました。とりあえず白浜温泉の中をチェックすることに。

少し離れたとこに「崎の湯」という外湯があってその近所に無料の駐車場を発見。

ゴールデンウィーク前で街は割と空いてたから、夕方から朝までやってたら止めても迷惑にならんように感じました。

それでホッとしたんで、せっかく見付けた崎の湯に入ることに。

文字通り海ッぺりに突きだした露天温泉でした。

簡単な脱衣スペースと湯船が二つあるだけの簡単な外湯でした。

ただし湯船は1つ閉鎖されててこの日は1つだけ湯が張ってありました。

他に人がおったんで写真は撮りませんでしたが、海のすぐそばやからなかなか良かったですわ。

本来は歴史のある温泉やと思うんですが、どうも最近に改築?したようでコンクリで固めたような石垣の雰囲気はちょいマイナスですかね。

まあシンプルで変に整えてはないんでイヤではなかったですよ。

塩味のしっかりするお湯で風呂上がり後もながいこと体が温かかったですわ。

白浜の「崎の湯」を初体験<参考>
*「崎の湯」

営業:8:00〜17:00(通常)
料金:300円
定休:毎週水曜日

シャンプーなどの備品、蛇口、シャワー等の設備無し。
基本的にはお湯に浸かるだけがええかと。


前回までは白良湯だけしかいってなかったんですが、白浜は6つも外湯があるそうなんで、次回はまた別のにも行ってみたいもんです。





お風呂に入ってから、さらに車を置き場所探しへ。

結局最初の白良浜の近くで迷惑を掛けることもなく無料で止められるところを発見。

夜は白良浜のすぐ近くで飲む予定やったんで近所に場所が見つかりホッとしました。

前回行ったのは10月でシーズンオフやから止めたトコが無料やったんですかねぇ。

一応場所は見つかったんですが、前回まで止めてたトコの方が空いてたんで気兼ねせんで良かったですわ。

これからは通年で有料なんかが気になります。





寝床が確保出来たんで車内でしばらく新聞読んだり、本を読んで時間つぶし。

昼メシがうどんだけで軽かったから割と早いこと腹が減りました。


晩メシはずっと行こうと狙ってた寿司屋さんへ。

白浜の地元の人もここぞって時に行く有名店「幸鮨」へ行くことに決めてました。

白浜に行くたび寄ってるバー「九十九(HP)」のマスターもええ店やというてはりました。


お店に入ったのは6時前でしょうか。

ゆったりとイスを置いたかなり長めのカウンターに小上がり席もいくつか。

2階にも宴会部屋があるようでした。

2階ではすでに宴会が始まってるようでしたが、1階はまだお客さんゼロ。

口開けのせいで余計にそう感じたのかもしれませんが、ピシッとした雰囲気でした。

ちょうど老舗のバーに入った時に感じるような締まった空気がありました。

観光地でちょっと大きめの料理屋に入るとどこかカジュアルな雰囲気を感じることが多いんですが、かなり違ってました。

私は大阪でもちゃんとした寿司屋にあんまり入ったことないんですが、私が行ったことあるなかにはない格みたいなモンを感じました。


カウンターは3人で回してて、年配の大将、脂の乗った片腕格、若めの職人さんって感じでした。

カウンターの端に座ってまず1杯目はビールを。風呂の後我慢してたからメチャウマでした。

寿司を食べる前になんかアテが欲しくて、前に立ってた中堅の料理人さんに相談しました。

どこからですか?と聞かれて大阪と答えるとすぐに返ってきたことばが、



 「もち鰹を食べはるのがええと思います」



って答え。もちカツオって言葉は聞いたことなかったんですが、内心ちょいと残念でした。

どうせやったら地元でしか食べられへん地魚のお造りでも貰おうと思ってたからです。

しかも私はカツオ自体がそんなに好きではないんです。年に何回は食べますが、わざわざ食べたいと思うほどではないんです。

でも気合いの入った板前さんが勧めてくれたから食べてみることにしました。



私はその鰹を知らんかったから、料理をしてはる間に



 「モチカツオってのは、そういう種類の鰹があるんですか?」


って聞いてみました。するとキッパリとした口調で


 「食べてもうたら分かります」


との答え。


横柄にならんギリギリの口調やったんで、私のような細かい味の違いの分からんヤツでも大丈夫かと心配しながら料理を待ちました。


白浜のお寿司屋さん「幸鮨」で食べて驚いたもち鰹これが初めて食べた「もち鰹」です。

勝手にタタキを想像してたので、ちょいと意外でした。



食べてみた感想は、スゴイ衝撃でした。

カツオって言われて出てきたのに、それが信じられんような味でした。

私のカツオに対するイメージは身が柔らかくて、独特のクセがあるってもんでした。

ところがこのモチカツオは、正に「餅」のようなカツオ。

嫌な血の臭いもなく、ネットリとした独特の歯応えがありました。



正直にびっくりしたって感想を伝えると、板前さんがこの魚のことを教えてくれました。

・このへんで獲れるカツオ100匹のうちで日によるけど5匹くらいしかない日がある。

・そういうちょっと他とちゃうカツオが港に夕方に上がってすぐに手には入ってこそこんな味になる。

数時間しかこの「もち」状態は続かないから、入荷があっても遅い時間のお客さんは食べられへん。

・ここ数日は海の状態が悪いこともあって全く入荷がなかった。

・この日は1隻だけ出漁してその舟から上がった数少ないヤツを仕入れた


もち鰹として食べられる時間が短すぎるから、大阪なんかで食べるのはほぼ不可能やろうってことでした。

あと、高知なんかは鰹で有名やけど、漁船の規模が大きい分遠い海まで漁に行く。

そうなると帰港まで時間が掛かるから全くモチカツオが上がらんそうですわ。

白浜周辺やと漁の場所が近くて短い時間で戻るから手に入るんそうです。


先ほどちょいと検索してみると海辺の地域ではかなり広い地域で食べられるようですね。

特に浜松の人は春のもち鰹に並々ならん食欲を示すそうですわ。

 「もち鰹あります




ここ数年、行きつけの割烹でなんどかマグロを食べました。

マグロってのはただの赤身やって思ってたのが、ええモンは産地によって個性があるしかなり旨いもんやと実感するようになりました。

今回のカツオも、今までの自分のイメージをガラッと変えるものでした。

食べモンって知ってるつもりのモンでも奥が深いですねぇ。

ましてや各地方の特定の時期にだけ食べるモンなんかまだまだ経験さえしてないモノがあるんでしょう。

元々は海外旅行好きやけど、最近は国内旅行のオモロさに気付くことが多いですわ。




幸鮨では、ネタの8割ほどが近隣の港で上がるモンを使こうてはるようです。
白浜のあたりでもそれだけ色んな魚が捕れるってことなんですね。




カツオ以外には若竹煮を貰いました。お寿司屋さんの煮物って割烹なんかより濃いイメージでしたがここのはすごくあっさりでした。

アテの後は「おまかせ」で1カンずつ握って貰いました。

何を食べたか一つ一つは覚えてないんですが、小ぶりで上品なお寿司ばかりでした。

多くの握りに「仕事」がしてあってちゃんとしたお寿司を堪能しました。

一通り出してもらってから、巻物が欲しくなって瓜かなんかの醤油付けを細巻きで1本。
最後に手巻きで梅しそを貰いました。

飲みモンは生2杯に2合のお酒を燗で2本。

以上でお会計は11000円ほどでした。


私が普段行くお寿司屋さんの値段のレベルからみるとかなり高めです。

でも私の中のコストパフォーマンスの基準では満足でした。

店の雰囲気や職人さんの仕事、受け答えを含めた対応なんかも考えたら決して高いとは思いませんでした。

そもそも私の場合白浜に1泊して使った総額という見方をしたら安い位ですわ。

しょうもない宿でも下手すると15000円くらい取られますよね。

そう考えると夕食に旅費の全てをぶち込んだと思えば大満足ですわ。


ちなみに特上のにぎり盛り合わせは3500円やからそういうのと組み合わせたらもうちょっと安くは済みそうですし。



<参考>
*味に幸あり「幸鮨」:ウェブサイト

住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1405−15
電話:0739−42−4027
営業:11:00〜14:00 16:30〜22:00
定休:火曜日

駐車場 無料10台







晩メシの後は、白良浜で夕日の最後の明るさを眺めてちょいと休憩。

ちょうど7時を回ったんでお待ちかねのバー「九十九(HP)」へ。

今回で3回目やと思うんですが、毎回ええ時間を過ごせるんで3回目にして自分の中では馴染みの店って気分。

マスターも顔を覚えてくれてはって常連にはなりようがないけど、一応イチゲンの客からは脱出した感じです。

前回は美味いケーキをご馳走になったり、今回は幸鮨に行くからあんまりよう飲まんと思ったんで初めてお土産を持っていきました。

それが一本前のネタに書いた「きおか」のグラッパ。

どっちにしようか迷った末、ナイアガラの方をお渡ししました。

九十九のマスター古久保さんはお店に置くモノをすごく吟味してはります。

自分が絶対にコレやと思えるモンだけをお客さんに責任を持って勧めるって感じでしょうか。

そんなマスターのスタンスやと「きおか」のご主人の熱さが伝わるんちゃうかという気がしました。

たださすがというか、なんというか。

お店に置いてはるお酒の数はかなり少ないに、お持ちしたグラッパを作ってるカタシモワインフードの「かたしも本ぶどう」を使ったヤツを置いてはりました。

そんなわけでお土産としてのインパクトはやや薄かったかもしれません。


この日もマスターお気に入りのグラスを色々見せて貰ったりとええ時間を過ごせました。
ゴールデンウィーク中の白浜はかなり混むようなんで、それが終わった頃にでもぜひ嫁さんも連れて行きたいですわ。





九十九を出てから、ふと気が向いて〆のラーメンを食べることに。




入ったのは前から気になってたこんなお店。



かなり怪しげな店構えのラーメン屋さんに飛び込みお店の人には悪いけど、かなり怪しげな店構えでしょ?

幸鮨や九十九のある銀座通りの海側の入り口あたりにあります。



むちゃくちゃ年季の入った店構えで、毎回目に止まってました。

中に入ってみると店構えに輪を掛けて年季の入った店内でした。

かなり高齢の女将さんが一人でやってはりました。

何年前の旦那さんが生きてはる頃は寿司を出したりして料理屋やったけど、今は自分一人やからラーメン専門やと。

白浜の変化やらなんやらを話してくれはったんでオモロかったですわ。

仕事せんかったらやることないから続けてるってなことを言うてはりました。
近所の買いモンでも足がお悪いせいか大変やってのに、商売を続けはるのに頭が下がりました。

ラーメン作りは直接見えない奥まったトコでやってはりましたが、ちょいと危なっかしい気配でした。


思った以上に時間が掛かって出てきたラーメンはこんなんでした。



最後に食べたラーメンちょっと心配してましたが、予想よりは美味しかったです。

いつものことながら味の分析なんて芸当は出来ませんが・・・。



地元でずっと商売をやりながら街を見続けた人の話はやっぱりええモンですわ。

ラーメンの味以上に、女将さんとの会話が値打ちでした。





次の日の朝には車を止めたとこからすぐの「白良湯」が7時からやったんで開いて少しした時間から朝風呂へ。

地元の人で朝からかなりの賑わいでした。ときおり耳に入ってくる和歌山弁の訛りを楽しみながらゆっくり風呂に入りました。


というわけでちょいとドライブに行っただけの白浜でしたが、なかなか充実してました。


posted by えて吉 at 11:42| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月04日

神戸の讃岐うどん屋「讃松庵」

時系列では前後しますが、四国へ出発した日に食べたうどんネタです。

四国に渡るルートはギリギリまで悩んでました。

淡路島経由、宇高連絡船、瀬戸大橋orしまなみ海道のどれがええかなぁと。

とりあえず西に向かわんとしゃあないんで43号線をダラダラと転がしました。

家を出たのが昼の2時半で、走り出していくらも経たないうちに雨が降り出しました。

雨のせいなのか神戸までかなり車が多くて初っぱなから渋滞気味で、せっかくの旅のスタートはイマイチ。


ヒマな車内で昼メシをどうするか考えてて思い出したのが神戸の兵庫区にある「讃松庵」という讃岐うどん屋。

私がこの店のことを知ったのはishさんの「foodish:”雑”食記」で以前に読んだのがきっかけでした。

 *讃松庵でぶっかけうどん(神戸市兵庫区)

明日に向かって食え!2006」の最終日にishさんを地元へ送った時に誘って貰ってました。

その時は色んな状況から断念したんですが、ずっと気になってました。

店のある場所の地図も焼いてありました。

ちょどこの旅行の直前に色んな「行きたい場所」のプリントアウトを車内に積み込んであったんです。

その中にちゃんと「讃松庵」も入ってたのを思い出したので行こうと思えたんです。




道が混んだおかげで店の前についたのは4時半。

一緒にプリントアウトしてあったishさんとこの古い方の記事によると営業は5時半まで。

讃岐うどん巡りの基準から考えるとおよそ最悪のタイミングでした。

なんでかっっていうとちゃんとした手打ちうどんでも茹でてからどんどん質が落ちるんやそうです。

せやからベストは開店直後やひっきりなしにうどんを茹でるであろうランチタイムなどかと。

今回は行きがけの駄賃というか、とりあえず軽くチェックってことで高望みナシにお店へ。




席について注文をしてからカウンター越しの厨房の様子をうかがってました。

座ったのがテーブルやったので遠目でしたがなにやら麺を茹でてる様子。

実はお店の外には「打ちたて、ゆでたて手打ちうどん」という看板?が出てました。

でもさすがに夕方じゃ無理やろうと期待してなかったんです。


5分以上待ったところで、嬉しい誤算を確信。

こりゃ、間違いなく茹でたてを出してくれる気ぃやぞと思ったわけです。

案の定さらに10分以上待つことに。腹減ってたんで普通ならイライラしますが、期待しながら喜んで待ちました。





そして、ついにやって来たのはこんなうどんです。




神戸の讃岐うどん屋「讃松庵」で食べたぶっかけうどんぶっかけうどんの冷たいヤツ 580円

麺はチラッとしか見えませんね。


このお店のことで印象に残ってたのは讃岐うどんとしての旨さ以外にその多さ。

並でもヨソの特盛りレベルやって聞いてました。

ところが写真を見て貰ったら分かるとおりあんまり多くは感じませんでした。

逆にどちらかというとドンブリ鉢の底の方に麺が固まってて少なめちゃうか?とも思いました。

ishさんは何回も行ってて店の人にうどん好きやとバレてオマケしてもうてるんやろうなんてことも浮かんでました。





ダシをぶっかけて全体をグチャグチャと混ぜてみるとこの店のことを分かってなかったことに気付きました。

イメージとしては、写真で見えてるうどんや具の下にほぼそのままの直径で円筒形の器が10cmほどの深さで付いてるって感じです。

その部分にびっちりうどんが入ってるってのを想像してください。



「ありゃ、こいつらはどっから湧いて来よるんじゃ?」


ってくらいにうどんがおったんです。思わずドンブリ鉢を横から見て確認しましたもん。
全体が厚手で大振りなせいか目が少ないように錯覚しよるんですねぇ。

並としては、やっぱり読んでたとおりムチャクチャ多かったですわ。

麺のレベルですが細かい違いは分からんのですが、ここのやったら本場の香川に持っていってもかなり上位に入るんちゃうかと思いましたよ。

久々に美味い讃岐うどんを食うたぁ〜って思えましたもん。

この日は麺をメインに味わいたかったんで冷やにしましたが、次は嫁さんとでも行ってぜひ熱いかけ系を試したいです。

もう一品はこのええ腰のうどんでカレーうどんを作るとどうなるか興味がありますね。

もちろん冷やもごっつぅ気に入ったんで、そっちもまた食べたくなりそうです。

他の店やったらわざわざ食べに行ったら嫁さんと2人で、冷や系、かけ系、カレーの3杯ってのもありでしょう。

でもこの讃松庵の量ではそれは無理そうですわ。(^^;


ただ、冷や系を次に頼むならぶっかけ以外を試そうかと思ってます。

ぶっかけのダシが私には甘すぎる気がしたんです。あんまり塩辛い系は好きじゃなくやや甘みがある方がええんですが、好みよりちょいと甘すぎました。

あと、乗っかってる具の椎茸も個人的にはない方がええかなぁと。

そいつもかなり甘めやったんでそれを無しにして大根おろしをもっとたっぷりの方が好みですね。

とはいえこの店の麺やったら今回のぶっかけしかメニューがなくてもたまに食べに行こうと思えるレベルなんですよねぇ。




ノーマルのぶっかけにたった200円プラスで天ぷらぶっかけが食べられるようです。

好きな人にはむちゃくちゃリーズナブルな気がしますわ。



香川にある一般店の有名どころ「おか泉」は天ぷらぶっかけうどんで有名なのようです。
私も1回目は天ぷらぶっかけを頼んだんですが、どうも冷たい麺と油が一緒になると私には重すぎるようでした。

麺自体の美味しさが分からようにも感じたんで、それいごぶっかけはだいたい「素」のヤツを頼むようになってます。

讃松庵のてんぷらもかなり美味そうなんで私は温っかい天ぷらうどんを食べたいですわ。
 *↑こんな事書いたのは、嫁さんの「天ぶっかけ」オーダーの牽制です。(^^;



あ〜、朝からこんなこと書いてるとめちゃめちゃうどんが食べたくなってきました。



今日は姪っ子のお守りの「待機」指示が出てるので讃松庵まで走れないのが残念です。


それにしても決して大盛り好きではないんですが、この「讃松庵」は久々の大ヒットでした。




神戸の讃岐うどん屋「讃松庵」の店構え<参考>
*讃岐うどん「讃松庵」

住所:神戸市兵庫区切戸町6−18
電話:078−672−1154
営業:11:00AM〜17:30
定休:日曜、第1・3月曜日


お店のデータはishさんとこのをコピーさせて貰いました。





蛇に足



ちょいと蛇足をば。

 *「お前のブログは蛇足がメインやろ!」って、ツッコミはなしでお願いします。(^^)




この店の少しだけ先に車を止めたんですが、並びのお好み焼き&鉄板焼き屋にけったいな看板を発見。




思わずツッコミを入れてしまったついでにパチリと。







並びのお好み焼き屋の感じ悪い看板「うどんの食べ過ぎ 小麦アレルギー」って讃松庵にケンカ売ってるんでしょうねぇ。

こんな看板出して自分トコの店のイメージにマイナスやって思わんのでしょうか?



直接商売がバッティングしてる訳でもないのに、なんでこういう気分の悪いことやるんでしょ?

讃松庵にはこれからもチャンスがあれば行こうと思いますが、近所に住んでたとしてもこんな看板を出してみる店には入ろうと思いませんわ。

讃松庵がどんくらい流行ってるのかは知りませんが、変なやっかみは無視して頑張って貰いたいものです。








ところで私はなんてツッコンだか分かります?












「お前んトコの”お好み”に小麦粉使わんのかッ!!」



<後日>

*”蛇に足”以降は続くに書いてましたが、本文の末尾に移動。
posted by えて吉 at 08:24| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

大国町の立ち飲み屋「エノキ屋」

お店に行ったのはだいぶ前になるんですがずっと行きたかったトコなんで上げておきます。

このお店のことはかなり前にポップさんの「自堕落的 食べ・飲み歩記」の記事で知りました。

店の存在自体はしょっちゅう前を通るんで認識はしてました。

でもちゃんとした料理を出すような立ち呑みをやってはるとは知らんかったんです。

ポップさんの記事が上がったのは去年の6月。
 *こちらへトラックバックさせて頂きました。

ええ生モンが手頃な値段で食べられると聞いて(読んで)楽しみにしてました。
すぐにでも行きたいとは思ってたんですが、なかなかチャンスがなかったんです。

店は日曜が休みなんですが、ふと行きたいなぁと思うのがなぜか日曜日。

その他にも外食で済ませたいけど、疲れてて立ち飲みはちょっと・・・とか、うちから距離が微妙にあるんで二の足を踏んでみたり。

なんやかんやであっという間に半年以上経ってしまいました。

「エノキ屋」に行ったのは、今月15日。

自由席で大相撲を見た日の帰りでした。

朝から帰りはここに寄ろうと思ってたんで、相撲を見てる途中から酒をセーブしたほどでした。(^^;


エノキ屋のべっとらさんという若大将?はブログで日替わりのメニューを公開してはります。

私が行った日のメニューはコチラです。


上のメニューを見て、私が頼んだモノが当たるでしょうか・・・・。


ちなみにリンク先のメニューから2品頼みました。

日替わり以外はそんなに品数が多いわけでは無いようでしたが、おでんと3品と湯豆腐を。

料理はほとんどが300円前後で高くても500円までやったと思います。

酒屋さんが経営してる立ち飲みだけにもちろんお酒類の値段は安かったですよ。

生中が380円で日本酒が1合250円でした。


まず軽くビールを飲んで途中は日本酒をメインに飲りました。













さて、料理の注文は予想していただけましたか?









このサルの好みを読んで、2品選んでくださいね。










では、頼んだモノの発表と行かせて貰いましょう。







大国町の立ち飲み屋「「エノキ屋」で食べたモノ


左上から

・鯛のタタキ 特製にんにくタレ 500円

・湯豆腐 200円

・おでん 100円×3

・さよりの棒巻き塩焼き 1串250円×2




というわけで、「タイ」と「サヨリ」が正解です。

当たった方にはコチラのお店で1杯奢らせてもらいましょう・・・とは行きませんが。


鯛はそれ自体も旨かったんですが付け合わせのタレが不思議な味でした。

だいぶ前のことでよう覚えてないんですが酢味噌っぽいトコにたっぷりのニンニクが効いたような味やったかと。

サヨリはわざわざさばいてから丁寧に串に巻き付けてありました。塩焼きにするとええアテでした。

おでんと湯豆腐は両方とも味がかなり濃いめであんまり関西っぽくない気もしました。
とはいえ濃いめの味付けが酒の肴にはピッタリでした。

この日は昼から食べ続けやったんであんまり食べられませんでした。

頼んだん意外では牛ほほ肉のボイルにも惹かれました。

そうそうポテトサラダも注文したんですが、この日は残念ながら売り切れでした。

お店は常連らしき人も多かったですが、一見の私らにも親切で居心地良かったですよ。

古〜い酒屋の暗い一角で飲むようなトコやと常連以外には入りづらかったりしますが、ここは明るいカウンター式やから気楽でした。

初めてやったんでいつものことかは分かりませんが、子供さんが顔を見せたり若大将以外にもお母さんらしき人が手伝ったりとアットホームでした。

場所は天王寺からは新世界のあるあたりを抜けた国道26号線沿いであんまりガラがようないかと思ったんですが店内は意外なほど和やかでした。


後半は入った時から気になってた珍しい飲み物に挑戦。


外で初めて飲んだ「ホッピー」大阪では珍しい「ホッピー」です。

外で飲むのは初めてやと思います。


私はいつも日本酒とビールを並行して飲みますが、後半はホッピーと日本酒で行きました。

お店のおきゃくさんでも尿酸値高めの人なんかは2回目以降もコレをということがあるそうです。

割とあっさりしてオモロかったです。


かなり気に入ったんでまたいつか嫁さんと一緒に行きたいと思ってます。


大国町の立ち呑み「エノキ屋」の店構え<参考>
*大阪浪速の酒屋の立ち飲み処「エノキ屋」:ブログ

住所:大阪市浪速区大国1−11−2
電話:06−6644−6363
営業:月〜金 17:00〜22:30 土 17:00〜21:30
定休:日曜祝祭日(まれに変則的な休みアリ)


行き方:地下鉄大国町駅5番出口より南へ徒歩4分。R26号線沿い今宮高校向かい側


posted by えて吉 at 17:56| 大阪 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月26日

岸和田名物の「かしみん」

現在日曜日の朝8時。大阪は雨がじゃんじゃか降っとります。

雨でなけりゃ食べに行こうと思ってたモンがありまして、悔しいのでそいつのことをネタにさせてもらいます。

食べたかったのが岸和田限定ってだけやなくて、岸和田でも「浜側」でだけ一般的やとか言われてる「かしみん」ってもの。

「明日に向かって食え!2006」の目次に「かしみん」とだけ書いておいたんですが、だれもお気づきになりませんでしたか?

「”かしみん”ってなんやねん?」ってなコメントを頂けると嬉しかったのですが。(^^;

イベントに参加しはったishさんの記事が上がってますのでそちらでご覧になった方も多いかもしれませんね。
 *そちらへトラックバックさせて貰いました

岸和田名物の「かしみん」と書きましたが、私は今回のイベント計画で初めて聞きました。
私らが言うところの洋食焼きに「かしわ」と「ミンチ」が乗ってるから「かしみん」やそうです。

かしわは鶏肉のことですが、粉モンの多い大阪でも鶏ってのは珍しいですね。

ミンチは鶏肉とは別に入れる脂身のことやそうです。

岸和田市内でも最近はジワジワと知名度が上がってるようで、国道26号線沿いにある今時なお店でも食べられるようでした。

でもどうせなら「ローカルフード」、「B級グルメ」の雰囲気を感じられるトコがええなぁと。

住宅街?の真ん中にあるようでほんまに行き着けるか不安でしたが目的地を「大和(やまと)」に決定。

和歌山からは阪和道に乗り、関空道から阪神高速の湾岸線に入って「岸和田南IC」で降りることに。

高速を降りてすぐの信号を右折すると「浜工業公園」の無料駐車場。

ここは夕方の5時で閉まってしまうんで4時に着いてちょいと焦りました。

公園を抜けて「浜七町」と呼ばれる一角へ。

ヤフーの地図を焼いて行ったんですが、店は路地の奥にありました。

表通りを歩いてて、野生の勘で「アレや!!」と店を発見。

のれんには屋号がなく、ほんまに「大和」かは住所で確認。

全然ちゃう店で「かしみん」も置いてなかった、では同行のお二人に怒られますから。




岸和田の荒くれ共が溜まってたらどないしょう・・・・



な〜んて不安はありませんでしたが、一見なのでちょっぴり警戒モードでお店の中へ。

民家の土間って感じのトコに鉄板をL字に囲むように椅子がありました。



かしみん(400円)・ネギ焼きミンチ(330円)・モダン焼きのそば(530円)の3品。


焼いてる途中の岸和田名物「かしみん」これが焼いてる途中の「かしみん」です。

キャベツの上に目立つのがかしわで、ペレット状の白い物がミンチ。


デジカメのバッテリーが切れてしまい、写真はこれ1枚のみ。

今日行こうと思ってた理由の1つが、ネタ用写真を撮り直そうと思ってたからなんです。
ガキの頃からの洋食焼きマニアとして、気付いたのが焼き方の違い。

シャバシャバの粉をクレープ状に伸ばすのは一緒なんですが、そいつに何も載せずにサッとひっくり返すんです。

焼けた面の上に具を載せるって焼き方は始めて見ました。


完成したのをオッチャンがキレイに3等分にして銘々の前に置いてくれました。

丸を三等分ってことは、120度ずつにカットすりゃええんですが見てて几帳面やなぁと変なトコで感心。

ishさんと私は当然のようにテコで直接熱々を口へ。

ぷるみえさんは、そんな芸当は無理とのことでお皿とお箸を頂きました。

牛脂であるミンチは焼き上がると「消えてなくなるモン」やから食うてる実感はなかったです。

でも”かしわ”がええ仕事しよるんです。かなり細かめに切ってあってそいつがカリッとなってました。

香ばしさと歯応えがあって、覚えとこうと思いました。
 ↑覚えといてどうすんねん?ってツッコミはOKです。


店のオッチャンは漁師やと言われたら納得しそうな渋めの面構え。

最初は取っつきにくんかと思いましたが、話しかけたら愛想よう喋ってくれました。

かしみんは意外と興味を覚えるヒトがあるようで、遠方からやり方を教えてくれって来る人もあるとか。

おっちゃんが「静岡にある店でも出してる」って言うてたんで、検索してみるとどうやらコチラのようです。

粉を広げて先にいっぺんひっくり返すトコまでちゃんとその通りです。

3品頼みましたが、どれもお好み焼きよりずっと薄いので軽いオヤツでした。

店の雰囲気、おっちゃんとねぇさんの感じ、かしみん自体どれを取っても味があって気に入りました。





今日、再訪しようと思った別の理由は、仕事で参加出来んかった嫁さんにも食べさせてやろうと思ったからです。

そしてもう一つ最も大きな理由がありました。

それはこの「大和」がビールを置いてなかったからです。粉モンにはぜひビールと思うんですが置いてはれへんのは酔っぱらいが粘ると困るからでしょうかね。

缶ビール持参で、持ち帰りにしてそばの公園で食べたいなぁと思ってたんです。

晴れてたら「カシミン」しばいて、酔い覚ましに夕方まで本読んだり昼寝したりしょうと。

でも今日は雨降りなんで車の中でモソモソ食うてもしゃあないと思って断念したんです。
店内には薄い木で作ったフネがぎょうさん積んであって、持ち帰りのお客さんも多いって言うてはりました。





<参考>
*「大和(やまと)」:参考サイト

住所:岸和田市紙屋町15−4
電話:0724−32−3872
営業:11:30AM〜6:30PM
定休:水曜日

近所にもう一軒「鳥美」というトコがあってそこでも「かしみん」が食べられるようです。
詳しくはishさんの記事の最後をどうぞ。
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2005年12月29日

天満の立ち呑み処「なかを」でオフ会

26日の月曜日に出かけた飲み会のネタです。

出かけた先は天満橋なんで、十分私のチャリンコ行動範囲内。

せやけど嫁さんからは事前に

 「酔うて帰られへんようになったらアカンやろ」
 
 
 「帰りはタク乗ってええから電車で行きぃ!!」
 

と言われてました。帰られへんほど飲む予定はなかったんですが、素直に電車で。

最寄り駅までの道が年末でババ混み、ちょっと焦りましたが10分前には到着。

道が混まんかったら早すぎでした。今回の待ち合わせ場所は酒屋の中。

中尾商店っていうお酒屋さんがやってはる立呑み処「なかを」に直接集合やったんです。

立ち飲み屋で酒も飲まんとおれんので、早よついてたら一人出来上がるとこでしたわ。



ドタマから立ち飲みで待ち切るなんちゅう渋い選択するんは、あの方ですわ。

ワンコインランチの探求では大阪の第一人者(と私が勝手に思うてる)「★浪花お好み焼き三昧★」のトシ坊さん。


春頃にも怒濤のセンベロ連ちゃん飲みを一緒にやりました。

またいっぺん飲みましょうって言うてたら律儀にも「今年の約束は、今年のうちに」とお誘いがありました。

そして、さらに今回はトシ坊さんが立飲みの師匠と仰ぐkobayashiさんがご参加。

kobayashiさんはウェブサイト「大阪と関西のB級グルメガイド」をやっておられる方。

実は私も立ち飲み屋や安酒屋の住所を調べる時によくお世話になってました。

ブログもコチラで上のメインサイトのオマケとしてもやってはります。

お二人ともヤフーのグルメカテゴリで”B級グルメ”として登録されてはる一流どこ。

こりゃオモロイ飲みになりそうと期待して出かけたわけです。



天満の立ち飲み「なかを」のポテサラとタコ刺し


勝手の分からん「なかを」の店内に入って、お店の大将からシステムを教えて貰って飲みをスタート。

左が2人が気はる前にやってたエビスとポテサラ。


kobayashiさんは大阪の安酒どころをかなり広範囲に取り上げてはって「どんな人なんや?」とすごく気になってました。

店に入ってくるオッサンの顔を見るたびに「この人か?」なんて考えてました。

サイクリング野郎らしきイカツイオッサンが入ってきたんで、すごく気になってました。
ブログのほうで予習してたらチャリンコに乗るってなことが出てたからですが・・・。

なんか取っつきにくそうな人で、どうしようと思ってるトコへトシ坊さんが登場。

トシ坊さんが私のすぐ近くに立ってる人にも挨拶。注目してたんと全然ちゃう人でした。
スッキリ爽やかスポーツマンを青年から大人にちょいと熟成をかけたような人でビックリ。

kobayashiさんはうちのブログを見てくれたことがあるそうで、なんか照れくさかったですわ。

私もサイトの情報の世話になってるんでお礼をいいつつ飲み会がスタート。

で、肝心の「なかを」なんですが、コストパフォーマンスがめちゃめちゃ良かったですわ。

上のポテサラが100円で、エビスは中瓶で350円。

タコのお造りは300円ですが、100円のアテがいくつもありました。

ポテサラは具が多めでかなり私好み。
ワタシ的には刻んだリンゴだけなけりゃ大満足って感じでした。

ポテサラに一家言お持ちのトシ坊さんの好みとちゃうんちゃうかと思ったんですが意外にも「コレ、オレの好みや」とのお言葉。

酒の好みはトシ坊さんはビールメイン、kobayashiさんは芋焼酎派、私は日本酒が中心と見事にバラバラ。

普段からそれぞれが好きなモンを好きなペースでやるっちゅうのがええと思ってるんでその辺は楽ですわ。


私はビールのあとはせっかくなんで日本酒へスイッチ。

天満の立ち飲みなかをの日本酒正味1合入って、破格の200円。

地酒でも300円という安さ。


200円で正味1合あるだけやなくて、ちゃんとした日本酒やってのもポイント。
場末やといかにも頭の痛くなりそうな安モンですがここのはそんなことなかったですね。

私は日本酒はあんまり上等すぎないヤツを燗で飲るんが好きです。

この日も燗でもらいましたが、いきなり魔法瓶からぐい呑みに注がれたのにはビックリ。
どないやって燗付けてるかしりませんが、なんだか不思議な気分でしたわ。

kobayashiさんはコストパフォーマンスを重視してはって、サイトでの店への評価はかなり辛口。

私みたいに無駄なことはダラダラ書かんとピシピシと評価してはります。

その人が立ち飲みカテゴリのトップにここを置いてはる意味が分かる店ですわ。(05.12.29時点)
100円のアテ2品と日本酒4杯でピッタシ1000円。

私の酒量やったらセンベロ楽勝ですわ。

お店の雰囲気はかなり明るくて清潔、店の人も愛想よし。
場所柄かあんまり煮染めたようなオッサン系飲兵衛はすくなく立飲み初心者にも入りやすそうですよ。

酒屋での立ち飲みは大阪が特に発達?してるみたいですが、立ち飲みに入門したい人にはオススメです。

ちなみにこの日は、ビールと酒、アテを適当に飲み食いして3人で2600円。




天満の立呑み処「なかを」の店構え<参考>
*立呑み処「なかを」

住所:大阪市都島区片町1−6−22
電話:06−6352−2778
営業:17:00-21:00 土曜日16:00-20:00
定休:日祝、土曜不定





なかを出て、3人でブラブラと京橋へ。続きはまた後ほど。







<個人的なメモ?>

「なかお」で飲み食いして、何年も前の一時期よく行った住之江の酒屋を思い出しました。

住之江区の浜口の交差点からちょっと裏通りに入ったトコにある玉水酒店ってトコです。
ここもけっこうアテがあって酒屋やから酒がかなり安かったと思うんですよねぇ。

値段をさっぱり覚えてないんでコストパフォーマンスがどうかは微妙ですが、当時は驚きでした。

懐かしくて行きたくなったんですが、ちょいと差し障りがあるんで自分では行きにくいのが残念です。

 *酔うて暴れて出入り禁止になったとかとはちゃいますよ。

でも、もしかして行く気になった時のためにメモしておきましょう。


*玉水酒店
住所:大阪府大阪市住之江区浜口東2丁目7-15 地図
電話:06-6671-5374
営業:立ち飲みは夕方からだけやったと・・・









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2005年12月19日

天王寺の居酒屋「淡路屋」はセンベロ楽勝

金曜日に天王寺で本やら他の買いモンを終えると4時半頃でした。

昼が軽かったせいか、すでに腹ぺこ。

嫁さんのメシがいらんかったこともあり、外で済ますつもりでした。

行きたい店はまだ開いてない時間やったんで、ハラの減りをちょいとだけ押さえることに。行ったのが天王寺のHoopの横に巴通りにある「淡路屋」。

何年も前から店の存在は知ってましたが、入ったことはありませんでした。

なんかいつも混んでるイメージでしたが4時半ってな中途半端な時間やったせいか空きがあるのが見えたんで入ってみました。

ビル自体はややモダンですが、なかはいかにも安い居酒屋って雰囲気。
ただし、立ち飲みではなくちゃんとイスがありましたよ。

50才以上のおっちゃん率95%って感じでした。

ともかく体が冷えとったんで、熱燗でスタート。


天王寺の「淡路屋」の湯豆腐とおでん甘みのある醤油系ダシを掛ける湯豆腐。

150円やったと思います。自分も含めてチビッコいスプーンで
食べる姿にちょいと苦笑い。


おでんはかなり安かったですわ。
大根だけちょいと高めで120円やったと思います。
他は6〜70円やったと。

どのアテも激安と言ってええお値段。

100円前後(!)で何品もありましたわ。


この後本気で食べるから酒は1本だけと決めてました。アテはこの2品でもしばらく保ったんですが、酒を抑えて飲むのに努力がいりました。

チビチビと舐めるように飲んで、お勘定はしめて570円。

センベロどころかワンコインでも十分行ける店でビックリしましたよ。

ご夫婦とおぼしき高齢の2人で店をやってはりましたが、あんな値段で利益が残るんか心配ですわ。

ここやったらアテ2品と酒3本くらい飲んで1000円で納めるのも十分可能でしょ。

西成のややこしい場所でもないのに、文字通り千円でベロベロに近いことになりそうでビックリしました。

ほとんどのお客さんが千円札1枚出して、おつりをもうてはりました。



天王寺の「淡路屋」店構え<参考>
*居酒屋「淡路屋」

住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1−2−17
電話:06−6623−7227

営業時間、定休日等は不明です。






posted by えて吉 at 20:29| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月05日

阿倍野の焼き鳥&手打ちうどん「讃真」

先週末、カキオコを食べに行った日の晩メシネタです。

神戸の舞子でツレを降ろし、嫁さんと大阪に戻ったんですが、軽い渋滞があったりで帰ったらすでに腹がへってました。

そこで、昼間遠出して遊んだから、安くて、家から遠くないところってことで選んだのが今回のお店「讃真」。

ここは焼き鳥と手打ちうどんのお店です。今までに何回も行ってるんですが、ええ写真が撮れなかったりでネタには出来てませんでした。


阿倍野の「讃真」の焼き鳥


ここは焼き鳥屋って言うても、カンテキで自分で焼くスタイル。
焼き肉屋の鶏バージョンと思って貰えばええでしょうか。

店はこぢんまりしててちょっとディープな雰囲気もありますが、お客さんに若い人も多いんです。

なんでかを想像すると、やっぱりポイントはその値段

右上の写真が盛り合わせなんですが、鶏の部位別のメニューのほとんどが入ってます。

それに焼き野菜少々もついてて、1人前が破格の650円。

正直言うてコレ1つで2人で酒を適当に飲んでも2000円以内に納めるのも可能ですよ。

焼酎はいいちこが300円でした。

2人で焼酎2杯ずつやったらキッチリ「センベロ」圏内。

おまけに出てくる鶏肉は決しては安モン系やないと思いますよ。

私は素材の違いが分からんしょーもない舌しか持ってませんが、肉がピッカピカやから鮮度は間違いないと思います。

しかも、大将のこだわりなのか、注文のたびにカットしてはるような気がします。

というのは、店は大将一人でやってはるんですが、料理が出るのはだいぶゆっくりペース。

仕込みでカットしてあったら盛り付けるだけやから一瞬で出せますが、毎回カウンターのなかで包丁を使ってはりました。

前回行った時は、ラムの骨付きがありました。今回は手書きメニューから豚のスペアリブを頼みました。

ゴッツイ肉が2つで400円くらいやったと思います。

鶏のレバー刺しもあったんですが、プリン体が恐いから我慢して、ササミを。
こいつも400円やったと思います。

厚揚げなんかも頼んで、ビールのあとは焼酎のロックをゆっくりと。


「讃真」のウリは、鶏だけじゃないんです。

大将が香川出身だそうで、手打ちうどんが食べられるのもありがたいんです。




「讃真」での〆には細めの讃岐うどん



冷たいぶっかけうどんと釜上うどん。

麺はかなり細め、エッジの立ったタイプではなく、口当たりの優しい系。

細めやけどコシはあって、〆にはええ感じで、あっちゅう間に食べてしまいました。


この日は、生ビールを嫁さんと2杯ずつ、焼酎「神の河」350円×2を飲みました。

これで代金は6000円ジャスト。

飲み食いの内容、出てきたもんの旨さから考えたらゴッツ安う感じましたよ。


店の場所は、あべの筋を松虫通を越えて更に少しだけ南下、王子商店街(王子神社)の信号の手前を左に曲がってすぐです。

カドにペット屋か犬の美容室かがあるんで、すぐ分かると思います。

天王寺や阿倍野、昭和町の駅からちょっと離れてますが、かなりエエ店なんでお勧めしときます。

お客さんの食べてるモンによっては、店内がすごい煙になるんで、ニオイが付いてもええ服で行った方がええと思います。
 *今回は思い切り燻されましたから。(^ ^;)

<参考>
*鶏の炭火焼きと手打ちうどん「讃真」
住所:大阪市阿倍野区王子町2−17−28
電話:06−6621−1969
営業:18:00〜4:00AM
定休:火曜日

*店内に、定休日が月・火って張り紙を見たような気が・・・。
 行かれる人は、店が混むことも多いんで、電話してからがええかも。 



<05.12.6 訂正>

このお店のすぐ向かえくらいの方からコメントで営業時間の
間違いを指摘されました。

午後5時ではなく、午後6時からのようです。

ネットで軽く検索かけた範囲では、このお店の情報が出てこず
手元にある数年前の「あまから手帖」の情報を使いました。

古いですが同じ雑誌で見て行く方もあるかと思いますので、ご注意を。

ちなみに同じ方のコメントによると開店間際より6時半頃から行くのが
ええようです。

*同日さらに追加

今月発売のmeetsによると、定休日はやはり月・火のようです。

<後日>

店の大将が電話対応に困ってるとのメールを頂いたので電話番号を削除。

大将本人に確認を取ればいいんでしょうが、今は店に行くチャンスもないので正体不明の方のメールを一応信じておきます。

雑誌に出たりしてるんで、このブログから削除することに違和感はありますが・・・。

電話番号の案内で公開されてるかは確かめてませんが、公開されてたらほんまに削除は無意味やと思うんですけどねぇ。

電話番号を求めて来られた方には申し訳無いですが、よそで探してやってください。

posted by えて吉 at 16:58| 大阪 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月06日

北浜のトラットリア「アルファロ」でオフ会

昨日は事前の宣言通りしっかり飲み食いしてきました。さっそくそのネタを上げさせて貰いましょう。

昨日の飲み食いのお相手は、私がブログを始めた初期からネット上でおつきあいいただいてる方でした。

今年の9月に2周年を迎えたブログ「L'Etranger Blog」のYoshinoriさんと「FLYDAY」というウェブサイトをお持ちの baoh(ばお)さんご夫妻に初めてお会いしました。


Yoshinoriさんのブログはお酒と音楽のネタが中心で、1年以上前からいつか飲みましょうって話をしてました。

特に、お二人は9月に結婚されたばかりで、その記事をYoshinoriさんのブログで読んで、祝杯を上げさせて貰わんとアカンなぁって思ってました。

お二人は今は別々の場所にお住みで、東京に住むYoshinoriさんが、関西に住むbaohさんのところへ来られるってことで声を掛けていただきました。



新大阪で待ち合わせて、幾つかの候補から選んだのが嫁さんの誕生日に行った北浜のトラットリア「アルファロ」。


新大阪から電話で予約したら、タクに飛び乗って突撃。


お二人の結婚をお祝いしてまずはスパークリングワインで乾杯。

*スパークリングワインを選ぼうとすると、お店の方が先日飲まれたヤツですよって。
前回行ったのを覚えてはって、ビックリしました。しかもたまたまフロアの女性が、うちのブログの記事を見つけてはったそうで、さらに驚きました。




スパークリングワインを飲みながら4人でじっくりメニューを検討。

4人で取り分けて食べたいって希望を伝えて量を多めにしてもらいました。


まずは、食べたモンの写真を見てください。



北浜のトラットリア「アルファロ」の料理・ホロホロ鶏のリエット、ウサギのガランティーヌ、コッパの盛り合わせ
・蝦夷鹿のタルタル ホロホロ鶏の卵と一緒に 秋トリュフがけ



・バッカラと赤イモのクレープ包みタップナードソース
・ほろほろ鶏の卵を練り込んだタヤリン ジロール茸とほろほろ鶏のソース



・そば粉を練り込んだ平たいショートパスタ フォンティーナチーズソース
・フレッシュポルチーニ茸のタリアテッレ



・メイタガレイの生ウニとおいしいジャガイモのインヴォルティーニ
 ミントの香りの赤カブのクレーマーソース
・熱々の栗粉のクレープ 栗の花の香りの蜂蜜とリコッタチーズのアイスクリーム添え
(デザート)



今回もやっぱりどれも大ウマー!!

秋ってことで、エゾ鹿が食べられたり、初めてフレッシュのポルチーニ茸を食べたりで素材での驚きもありました。

鹿のタルタルは臭みなんか全くなくて、ワインの絶好のアテになりました。

この料理に合わせてスパークリングワインのあとに白ワインを2本開けました。

4人でアラカルトで頼んでシェアすると食べ甲斐がありますねぇ。

どの料理も”凝った”系でしたが、ガンガン喋りながら、飲みながら食べると幸せですわ。

うちら夫婦が互いにツッコミ合いしてるのを見て、お二人はだいぶ驚かれたかもしれないですね。

嫁さんには事前に、あんまり暴走せんようにって釘を刺してあったんですが、二人してかなり行っちゃってました。

Yoshinoriさんのブログを予習したうちの嫁さんは音楽ネタで大興奮。
私は音楽好きやけど、言葉で表現できない、理解できないのでその辺は話を聞いてるだけでした。(^^;)

Yoshinoriさんはかなりマニアックな国に旅行されてます。ブログ以外にも旅と音楽中心のサイト「L'Etranger」ってサイトをお持ちです。

最近はbaohさんとお二人でも旅行されてるそうで、うちも旅好きなんでその手の話でも盛り上がりました。

キューバに行かれた話を聞いて、うちら2人はえらく刺激されてました。


アルファロで飲んだ「レモンチェッロ」Yoshinoriさんが気に入りはった「レモンチェッロ」。

冷凍庫で凍らせてサーブしてくれました。


他にもグラッパ3種類を回し飲みしたり、食後酒までキッチリ行きました。

お二人ともお酒好きって言うてはりましたが、飲める人らと一緒やとええですねぇ。

7時過ぎにお店に入って、3時間以上かけて食事を楽しみました。

お店では最後のお客になってしまい、ちょっと気ぃ使いましたが大満足。


食事のあと、心斎橋のバーに行ったんですが、終電が迫ってたので、そこはあっさり。

5時間近く一緒に居たんですがあっという間でした。
楽しい時ほど時間が早く過ぎるってのは、ホンマやと思いました。



うちは好き勝手に大騒ぎして、すごく楽しかったんですが、お二人はどうやったんでしょうね?

大阪人の中でも夫婦漫才やと言われるうちらなんで、お二人が疲れはったんちゃうかと心配ですわ。

嫁さんとはまたお二人と飲み食いしたいなぁって言うてたんですが、お二人の方はどうでしょう・・・。






今回のネタは、お二人との時間が中心になりました。

最後に、ちょこっとお店のことも。


今回が2度目のアルファロでしたが、ごっつぅ気に入りました。

料理はもちろん旨いんですが、お店の人の気遣いがええんですわ。

しゃべりに盛り上がってるテーブルやと分かると、料理のタイミングをキッチリコントロールしてくれてはりました。

メインには肉料理も頼んでたんですが、多すぎる分かった時点で一旦止めておいてキャンセルを勧めてくれました。

結婚された2人のお祝いをしてるのに気付いて、デザートでは特別な一皿を出してもくれはりました。

おまけに私がブログをやってるのご存じだったからでしょうか。
食べたものの料理名をメモって渡してまでくれはりました。

会話と食べるのに忙しくまったくメモ取れなかったんですが、そんなとこまで配慮してくるとスゴイですわ。
 *おかげでちゃんと料理名が書けました。

内装なんかはかなりオサレーで、一見取っつきにくそうやのにスタッフの方が皆さん愛想ええんですよね。

笑顔とか挨拶の1つ1つに気持ちがこもってるんで、テーブルがええ雰囲気になります。


2度目に行ってみて、これからもここぞって時に使える店やというのを実感しました。

 *1度目の記事は、上でリンクさせましたが、コチラからもどうぞ。



<参考>
*「トラットリア アルファロ」

住所:大阪市中央区伏見町2−2−10 谷ビルディング2階
電話:06−6231−1107(FAX共通)
営業:11:30AM〜3:00PM,5:30PM〜11:00PM
定休:不明(名刺等にナシ。無休か?)

posted by えて吉 at 10:05| 大阪 ☔| Comment(11) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

京橋の立ち呑み「七津屋」でセンベロ

やっとチャリンコ散歩の本編と参ります。

マクラのネタで、生野に行ってましたが、そこからひたすら北上を開始。

鶴橋では、寿司屋にかなり惹かれましたが、まだチャリを漕ぎ出したばかり。

長らく行ってない、渋い寿司屋に行きそうになりましたが、もうすこし北へ行くことに。

環状線の玉造は素通りし大阪城の最寄り駅森ノ宮へ。

大阪城公園ないは、飽きてるんでどうしようかとしばし思案。

森ノ宮駅前に安い立ち飲み屋でもないかと思ったんですが、めぼしい店が見つからず。

そこで、ふと思い出したのが、以前いただいたコメント。

しばらく前との断り付きで、この辺に名古屋の居酒屋チェーン「世界の山ちゃん(HP)」があったとのこと。

コメントを頂いてまもなく嫁さんの運転手をやった帰り道にも一帯を流したことがありました。

その時は夜やったし、車の運転をしてると山ちゃん探しは、嫁さんに任す部分も多かったんです。

うちの嫁さんの目は節穴ですんで、今イチ信用は出来ず。

そこでチャリンコ散歩のついでに再調査を決行。

車で通った時に気になる店が何軒かあって、そこがやってりゃ寄ってもええしと思いながらでした。

中央大通りを東へどんどん進んで深江橋へ。残念ながら中央大通りの北側には発見できず。

こういうアホな探索は、見つからんでもダメージゼロ。

”今日はこのくらいにしといたろ”って台詞と共に、さらにペダルを漕ぎ漕ぎ。

大通りはオモロナイので、できるだけ外してどこか分からん迷子状態を楽しみながら北西へ。

間違うて、通り過ぎたかなぁと思い始めた頃にやっとタイトルの「京橋」に到着。


京橋って、ホンマ知らんのですよねぇ。
関西系のブログでこの辺の店の記事を読んだりして気にはなってました。

今から10年近く前の新入社員時代にどっかでメシを食うたあと、タクに詰め込まれて京橋のスナックに拉致されたことがあります。

10代から外で酒は飲んでますが、いまだにスナック系は大の苦手。

興味もないおねぇちゃんの相手しながら、旨くもない水割り飲むってのはほんまに性に合うてません。

おまけにカラオケでけへんから、歌わされるんも最悪。

さらに、先輩やら上司と飲むつき合い酒が大嫌いやから、京橋は私にとっては一種のトラウマでした。

まあ、さすがに34にもなるし、主夫の身に恐いモンは無し。

ごっつぅ新鮮な気分で駅周辺に探りをかけました。

風俗ッちゅうのか、なんちゅうのか分からん店が仰山あって、かなり猥雑な駅周辺。

風俗系は興味ないんで、飲み食いでオモロイとこがないかとウロウロ。

出来るだけ今風ではなくて、ディープなトコって基準で飛び込んでみたのが今回のお店。
水曜日の昼12時前で、あんまり混んでる店は少なかったのに、この「七津屋」さんだけオッサンでいっぱい。

僅かな隙間しかなかったんですが、「ひとりダーク」の姿勢でカウンターに場所を確保。
チャリで運動したから気分は生ビール。

この日はその生ビールが割り引きやったんで、ちょうど良かったですわ。


京橋の立ち飲み「七津屋」の串カツとポテサラ生ビールとアテには豚カツとポテサラ。

カツが90円にポテサラ150円。

新世界のジャンジャン町よりよっぽど安いですわ。

串カツって、私には牛が当たり前やったんですが、
ここは豚しかなかったですねぇ。

新世界の串カツ屋でクシといえば牛のはず、柔らかい
クズ肉を期待してたんでちょっぴ残念。



ここのポテサラはマヨネ控えめやけどしっかり味が付いててなかなか旨かったですわ。

駅の周りはとにかくかなりディープなんですが、駅の駐輪禁止の看板がえらく印象に残りました。

「諸車絶対置けません」って看板がバリケード状態で駅を囲んでました。

”諸車”って表現がまず珍しい上に、「置けません」って言葉に引っかかりまくり。

物理的に、諸車が”置けない”ってなことはあり得ませんわねぇ。

駐輪厳禁って意味やとは分かるんやけど・・・・。

ダメ押しのように”遠方へ移動”の文字。

遠方ってどこら辺なんでしょ?駅員さんがかついで10kmほど行軍しはるんでしょうか?


京橋、かなりのディープさでした。

チャンスがあったら更に探検をしてみたくなりましよ。







先ほど、あの人も最近京橋で飲んではったなぁと思い、トシ坊さんの「★浪花お好み焼き三昧★」を復習してビックリ。

私が行ったのと同じ「七津屋」がネタになってました。

 *そちらの記事にトラックバックさせてもらいました。

この記事は読んでましたが、京橋に行った時はまったく店の名前等を覚えてませんでした。

せやのに、同じところを選ぶとは、立ち呑み、安酒飲みの鼻には同じようなええニオイがしたんですかねぇ。


京橋の立ち呑み「七津屋」店構え<参考>
*酒蔵 「七津屋」

住所:大阪市都島区東野田町3−2−11
電話:不明
営業:9:00-22:00 土曜-21:00 日祝-20:00
定休:なし





この日はサービスの生中2杯、豚の串カツ2本、ポテサラで代金990円。

見事なセンベロ具合でしょ。

瓶ビールもごっつぅ安いし、アテはお造り以外250円まで。

住所を捜すためにネットを検索してると、ここはホルモンも有名なようでした。

この日は検査を受けたばっかりやから、たまにはホルモンをシバこうかと思ったんですがせんべろでハシゴしようと思ってパスしてしまいました。残念。






posted by えて吉 at 14:20| 大阪 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月24日

やっと門真のうどん屋「饂飩倉」へ

先週の木曜日は夜から嫁さんの運転手で寝屋川へ。

現場へのルートは、天王寺から内環状に入ってから、ひたすら北へ。

国道163号線に当たったら右折して、東へ。外環状に当たってから北上し寝屋川へ。

今回のルートでは、163号線を通るってのがミソでした。

タイトルのうどん屋さん、門真の「饂飩倉」をチェックするため、この道を通りたかったんです。

この店のことは、「まいにちをおいしくたのしくBlog」で初めて知りました。

初めて読んだのが今年の3月の記事

これでかなりうどん好きとして刺激を受けてました。

その後、5月にも食いモン系ブロガー2名を加えて行ってはりました。

 *なんとなくスカタンのyanyan_akikoさんの記事は、コチラです。
 
 *◆オイシイ・ヲ・オスソワケ◆のkkane-tyan2さんの記事は、コチラです。


どの記事を見ても、うどんにごっついインパクトがありました。

こんだけ旨そうな記事を読んでしまうと、行かんとどうしようもないって気分。

最近は休肝日があるから夜に車の運転も可能。

なんべんも嫁さんに「今から、うどんシバきに行かへん?」って言うてたんですが、ことごとく却下されてました。

この度、やっと嫁さんの仕事でそっち方面に行くことに。

出る前に詳しい情報を調べる予定が、すっかり忘れてて場所はおろか店名も分からん状態。

163号線沿いやって記憶だけあったんで、門真の運転試験場がある交差点を過ぎたあたりから、探索モード全開。

さすがに私は運転に集中せなアカンから、嫁さんに

 「おい、ちゃんと左右ちぇっくせぇよ」


 「ちゃんと見てるか?」


ってなことをワーワーいいながら走ってました。

飲み食いの神さんに願いが通じたんか、ここで見つけさせとかなうるさいと思われたんかは分かりませんが、無事お店を発見。



これで一安心、帰りに寄ろうなぁといいながら嫁さんの仕事へ。

予定外に30分ほど待たされたりで、終わった時には腹減って気分悪い状態でした。

店に着いたのが夜の10時過ぎ。

席はまばらに2〜3席空いてたけど、店の人は客に詰めさせず。

若い客に席を詰めようって配慮はなし。
おまけにヨソのグループは、ほぼ食い終わったままカウンターでウダウダ喋ってるし・・・。

「のっけから、お前らぁ、状況を見んかい!!」

と怒りモード。まあ待った時間はそんなに長くは無かったんですけどね。

人気があって並ぶことの多い店やってのは分かってる筈やのになんで、ちょいと急ぐとかがでけへんのでしょうか。


ムカ〜って来るのは、堪えて、ササッと出て行った客に感謝しつつ席に。

この「饂飩倉」さんで、わかめやきつねってな定番メニューは600円。

その辺はまあ普通の値段かなぁと思えるんですが、一番の人気と言われる「肉天うどん」は、

なんと1杯1850円

行く前から分かってたんで、覚悟はしてましたがうどん一杯にスゴイ値段ですねぇ。

私のお気に入りの店のうどんで3杯、立ち食いやったら6杯、本場香川やったら下手すると10杯食える値段。

嫁さんは、私が止めるのも聞かず「お約束」で肉天うどんをオーダー。

私が迷ってると嫁さんが

 「めったに来られへんねんから、ドーンと行っときぃー」
 
 「ここは、アタシが奢ったるから!」
 
と、またしても男前なプッシュ。そこまで言われたんで素直に従っておきました。



門真の「饂飩倉」肉天うどん嫁さんの頼んだ肉天うどん 1850円。

奥に写ってるグラスに注目して下さいね。

うどんの鉢のデカさが分かって貰えるでしょうか?


待ってる時から他の人のどんぶりを見てましたが、やっぱり目の前に来るとインパクトありますねぇ。

洗面器ちゃうか?って思うほどの大きさ。

そこに入ってる具もかなり大胆で、肉がドカッと入って、ネギもたっぷり。

揚げたての天ぷらは油を滴らせながら、どんぶりに入れられ、そこへグツグツと煮えたぎったダシがたっぷり。

門真の「饂飩倉」の天ぷらおぼろうどん私は、天ぷらおぼろ1600円。

昼に豚丼を食べてたんで、肉はパス。

元々、肉入りのうどんは好きじゃないんで・・・。


厨房にはかなりの人数がいて、どんどんうどんを用意して行ってました。

どんぶりのサイズ、揚げたての天ぷら、豪快なネギの入れ方、全体でかなり印象に残りました。

うどんを食べるだけやなくて、ここの雰囲気を味わうだけでも行く価値ありでした。

値段的にも1000円って言われると高いなぁと思うんですが、1500円を超えてくるとなんか麻痺したようになってました。

別の食べもんっていうか、車を1時間転がしてから楽しむ別のイベント事みたいに感じられたのが我ながら不思議でした。

この特別の感覚がなかったら、なんぼ男ッ前な嫁が勧めてくれてもよう注文せんかったと思いますわ。

うどんの麺自体はけっこうな腰があって、讃岐うどん系。

天ぷらは揚げたての熱々で、中のエビがゴッツィ上にプリップリ。

おぼろもたっぷりで、ネギが多いのがまた嬉しいんです。

嫁さんはこの店をえらく気に入ったようでした。私もかなりええうどん屋と思いました。
ただ、残念なことにダシが私の好みとズレてました。

ダシの甘みがかなり強いんです。普通のうどん屋で肉を入れて甘くなったくらいがデフォルト。

そのため、私にはちょっと合いませんでした。

でもずっと行きたかったとこだけに大満足でした。

気になってたトコで実際に食べられると、それだけで気分はご機嫌ですよ。



私が店を出てから嫁さんがお勘定したんですが、店から出てくるとなんか持ってました。
お店の人がくれたっていう包みを見ると、こんなモンが入ってました。

饂飩倉でお土産にタダでくれたワカメと天かすタダでくれたワカメと天かす。

ワカメは軽く塩漬けになってました。

天かすの油を吸わすためか広告が入ってるあたりがベタですね。


私らの前に出た人はだれも貰ってなかったと思うんですが、なんで貰えたんでしょ?

次の日は早速このワカメでうどんを食べましたが、普段の安モン乾燥ワカメとはエライ違うてました。

表面がツルッとしてすごく口当たりがええんです。

かなりの量があったんで、えらい値打ちのあるお土産でした。

私が心の中で「えらい高い店やなぁ」って思ってたのが聞こえたんでしょうか?


普通の値段のヤツもあるんで、チャンスがあったらいっぺんくらい行ってみはったらどうでしょ。

わざわざ行く価値ありやと思いますよ。


門真の「饂飩倉」店構え<参考>
*「饂飩倉」

住所:大阪府門真市上野口町59−20
電話:072−881−3240
営業:火〜金 17:00〜2:00AM
   土日祝 12:00〜2:00AM
定休:月曜日




帰り道には、わざわざドライブして食ううどんって、楽しいなぁって話で嫁さんと盛り上がりました。

私の一番好きなうどん屋は、大阪の南、高石市にある「友泉」ってトコです。

大好きなんですがここも今は夜しかやってないんで前回行った時から1年以上経ってます。

ドライブつながり、またあっちにも行かんとなぁってな話をしてました。


朝から、うどんのことばっかり考えてたら食べたくなってきました。

記事はここまでにして、うどんを食べることにしますわ。
posted by えて吉 at 10:56| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月26日

オヤジ化が進行中です

3連休の初日は、嫁さんの仕事の手伝いがてら現場まで車で送ってやりました。

大阪市内と羽曳野市の2件が終わると夕方まえ。

堺の北花田駅前にしばらく前に出来た阪急に寄って、どんな施設かチェック。

デパ地下グルメを期待していったんですが、一階にある食料品売り場は、意外と普通。

シャンツァイ(香菜)が小さめの束で157円と安かったので、それだけを買いました。
用意するのが待てんほど腹が減ってたんで、近所の駅前の昭和町でメシを食うことにしました。

近所やし、時間も早いから車を駐車場に置いて飲み食いしようかと思ったんですが、たとえ5分程度でも飲酒運転はイヤなんで私だけ車を置きに帰りました。

嫁さんは職場にチャリンコを置いてたんで、駅前に置いて私一人で車を置きに帰ったんです。


この日、向かったのはしばらく前から嫁さんが何遍も行きたいって言うてた串カツ屋さん。

御堂筋線の昭和町駅からすぐにある「串芳」ってお店でした。


私は食生活に気を使う前から揚げモンは、よっぽど食欲のある時しか欲しがらないんです。

ついついあっさりした和食やら寿司に行くことが多くて、この店も嫁さんの希望と私の食欲が合わず延び延びになってました。

店内はカウンターに2人がけの小さなテーブルが3つだけでかなりコンパクト。
私らがテーブルに案内された直後におそらく予約をしてた4人が入って店は満員。

フロア担当のお兄ぃちゃんは、一生懸命やけどマイペース&かなり頑固系。

飲みモンに続いて、料理を言おうとすると

 「ちょっと待って下さい」

とだけ、言うて飲みもんを出すのに専念。

私らの次に入ったお客の飲みモンが出切るまでは、放置されてしまいました。


こっちは腹ぺこやったから外食しただけに、ちょいとイライラ。
カウンターのお客は、直接店主らしき人にガンガン追加注文中。

やっと飲み物が行き渡ったところで、フロアの兄ちゃんに注文を言おうとしました。




すると、お兄ぃちゃんから




 「この紙に注文を書いて下さい」



 
と単なる白い紙とペンを渡されました。













「それやったら、先に渡さんかい!!」


と、思いましたが、この日のえて吉はなかなか寛容でした。


言われたとおり(嫁さんが)紙に書いて、オーダー。


ちょっと幸先の悪い展開でしたが、気を取り直して食事に掛かりました。



昭和町「串芳」で食べた串カツ・串カツ(牛肉)
・エビ
・アスパラ
・小芋



昭和町「串芳」の串カツ第2弾・鶏
・ナスビ
・ジャガイモ
・イカ

やったと思います・・・。



最後に食べた串カツ・ウズラ玉子
・太刀魚のしそチーズ巻き



ほとんどの串は1本95円。
アスパラが158円、エビが263円なんかだけはちょいと高めでした。

95円で食べられたら、なかなか安くてありがたいです。

揚げ方やら、衣の付き方、1つ1つの下ごしらえなんかは、値段だけにカジュアルな感じ。
でも、コストパフォーマンスでは、全く文句なかったですよ。

 *少し前に、コチラの記事で食べたヤツの方がレベルは上でした。

生中2杯と大瓶1本(各525円)を飲んで、合計で4100円。

メニューもけっこう多くて、良かったです。
近所で串カツが食べたくなったらまた使おうと思えるお店でした。




昭和町の「串芳」の店構え<参考>
*串かつ「串芳」

住所:大阪市阿倍野区阪南町1−46−24
電話:06−6621−8230
営業:5:00PM〜11:00PM
定休:水曜日







店は良かったんですが、串揚げ以外のメニューがほとんどないのが私には辛かったです。

揚げモンはたまに食べると美味いなぁと思うんですが、あんまりそればっかりを食べ続けるのが苦手なんです。

串カツ以外にもアテがあれば、あっさり系をツマミながらゆっくり食べられんですけどね。

新世界なんかでたまに串カツ屋に行くことはあるんですが、私は数本食べて生ビールを1〜2杯飲んだらサクッと出ることが多いんです。

今回も、嫁さんはまだアレもコレも食べたそうでしたが、私にはもう十分って感じ。

それにしても、最近の嫁さんはほんまにオッサンぽいですわ。

この前の回り寿司ではトロを食いながら「美味しーい!!」って言うし。

焼き肉屋の前を通るたびに、「肉、シバいとく?」ってなことを半分真顔で言いよるし。
私の方が淡泊なモンばかり食べたがって、嫁さんは脂ギッシュなオヤジのようなモンを欲しがってます。


おまけにこの日は、串カツのあと近所の今イチなバーで飲んだら家に帰ったら爆睡。

 *畳の上に大の字になって、ゴーゴーといびきをかいてたのは、私だけが知る真実です。


仕事をハードにこなしてると、体が濃いモンを欲しがるのかも知れませんね。

「ニク食うて、力つけなアカン」って体が信号を送ってるんかもしれません。




さて、今日はオカンの知り合いのために、ちょいとお手伝いしに出かけます。

その準備を朝からやってると電話が。

熊野に住む知り合いから、パソコンのことを教えに来てくれとの内容。

今週末に2日ほど泊まりがけで、行くことになりました。

ここんトコヒマにしてたんですが、この手の用事って来る時は固まりますね。



まだ、夕方からの用事の用意が残ってるんで、チャッチャッとやっつけることにしますわ。
posted by えて吉 at 13:09| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月21日

鶴橋の英国パブ「ドッグハウス・イン」

月曜日の祝日は、嫁さんの運転手として出動がかかるかもと思ってたので、昼は飲まずに待機してました。

ほか方のブログを読みに行ったりして時間つぶしをしてました。

嫁さんからは昼過ぎに連絡が入って、車は出さんでええことに。

ちなみにこの日の嫁さんの最終の現場が大阪の東部方面と判明。

夕方には上がれそうってことやったんで、私はしばらくおとなしく待ってました。

晩メシどうしようかなぁと思ってると、ヨソのブログで読んだ記事が色々と頭の中でつながり始めました。

少し前にブリティッシュパブでパイントグラスから飲むビールの雰囲気について読んだりコメントしたりがありました。

それに加えて、コチラでは旨そうな皮付きポテトの記事。

ジャガイモ自体がそんなに好きではなかった昔からなぜか皮付きポテトは大好物。

さらに、私にとって皮付きポテトといえば、フィッシュ&チップス。

フィッシュ&チップスと言えば、これまた当然イギリスのパブ。

こりゃエールを飲みに行かなアカンやろうと思い始めました。


で、嫁さんの現場の場所を考えると「アソコへ行かんとアカン!!」って思うトコが浮かびました。

和系の立ち呑み、居酒屋系がメイン?のあの方が以前から何度か記事にしてはる店です。

 *連れて行った息子さんに「えらいしゃれた店知ってるな」と褒められてはります。

そのブリティッシュパブは、鶴橋にあります。

実は以前にも嫁さんと鶴橋に行った時に、捜したんです。

ただ、ちゃんと場所を覚えてなかったせいで、見当違いのトコを捜してて、一度断念してました。

嫁さんに再度電話したら、乗り気になってくれたんで、今度はちゃんと地図を焼いて出撃。

JR鶴橋駅の周辺は大阪人には有名ですが、韓国系の食材や色んな雑貨を売る店、焼き肉屋なんかがゴチャゴチャって固まってます。

立ち飲み屋はしっくりくるけど、とてもじゃないけどエールって雰囲気やないんです。

鶴橋駅から千日前通りを東へ(改札を出て右方向)、一個目の信号を渡って下町っぽい商店街?を進みます。

すぐにユニオンジャックの看板だけが見えました。

この時には、店は全く見えずきっとあそこちゃうかと想像しただけ。



実際に近寄ってみると、なんと、



そこは、老舗の誂え専門の紳士服店



ってパターンやとネタになりますが、幸いそうではなかったんです。




でも、なんと






(アホやのぅ〜、祝日で休みやったんかいな)






そうそう、そういうオチがないとオモロナイですよね。






って、オチは今回はナシ。


無事やってました。



いやー、角を曲がるまでやってるか分からんから、ちょいと緊張しました。


なんせウチの嫁さんは雨オンナに加えて、得意技が「本日、勝手ながら・・・」。

今までなんべんとなくわざわざ行った店の臨時休業に当たってます。

定休日の情報もなく向かったんで、ヤバイんちゃうかぁ〜って思ってました。

この日は夕方前から頭は完全に英国パブモード。

これでやってなかったらミナミまでタク飛ばして「ピッグ&ホイッスル(HP)」にでも行くぞーって気合いでした。




店に入ったら、早速エールを注文。

思った通りのキャッシュオンデリバリーで、明朗会計。



鶴橋のドッグハウス・インのビールとフィッシュ&チップス


・一杯目は2人とも「キルケニー」(1パイント800円)を。

・フィッシュ&チップスの小(500円)も行っときました。

・2杯目は嫁さんが生のヒューガルデン(値段不明)、私がギネス(800円)。

ギネスの生がウリってことをトシ坊さんのブログで見てたんで、2杯目はそれに。

ギネスの泡の具合は写ってないですが、1杯目のキルケニーを見て貰えば多少はその泡の良さが伝わるでしょうか。

メチャメチャきめ細かい泡でクリームみたいです。

かなりご機嫌でした。


残念だったのは、フィッシュ&チップスのポテトが普通の細いヤツだったこと。

500円の「小」とは思えん量があって、お店に文句はカケラもないんです。

ただ、自分の中で出来たら皮付きやったらなぁと期待してたんで、どうしてもちょいと残念に感じてしまっただけです。

モルトビネーが自由にかけられるようにおいてあるあたり、ちゃんとブリティッシュパブしてました。

周りは思いっきり下町やから、不思議な感じでしたがお店をやって3年半で常連さんも多くてちゃんと地元に根を下ろしてるようでした。

ウチの家からはちょっと中途半端な場所にありますが、これから夕方に鶴橋方面に行ったらかなりの確率で寄りそうです。



 *この記事は「★浪花お好み焼き三昧★」の当該記事にトラックバックさせてもらってます。
 この店を教えて貰って感謝のTBってことで。
 


鶴橋のブリティッシュパブ「The Doghouse Inn」<参考>
*「The Doghouse Inn」:ウェブサイト

住所:大阪市東成区東小橋3−14−3
電話:06−6972−3314
営業:5:00PM〜12:00
定休:不定休

ヤフーの地図では、お店の場所はコチラです。




この記事を書いてて、お店のサイトを見るとフードメニューにハギス(Haggis)を発見。

行った日もあったんやろうか。
そん時にもハギス食べたいなぁって言うてたんであったんやったら不覚です。

次に行ったらお店のヒトに聞いてみよっと。






posted by えて吉 at 15:34| 大阪 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月19日

阿倍野の中華料理屋「大新」

昨日は奈良の住むばあちゃんに敬老の日の祝いを持って行きました。
 *祝いって言うても、帝塚山の「福寿堂秀信(HP)」のお菓子だけですけどね。

嫁さんはしばらく会ってなかったんですが、本人が祝いを出来て一番満足したようです。
ばあちゃんも夏にヘチマを貰いに行ってちょこっと顔を見せただけやったんで喜んでくれたようですが・・・。

モノにそんなに執着せんばあちゃんやし、私ら2人の顔を見せるんが一番喜んでくれる気がします。


昼頃に大阪に戻ったら、嫁さんが昼メシをおごったると言うてくれました。

3連休やけど2日間は仕事やから「お留守番のご褒美やでぇ」と。(^ ^;)

色々迷った末に、ずっと前から気になってた店に行くことに。

それが、阿倍野にある中華料理店の「大新」。

天王寺から家に帰る途中のアーケードに看板だけ出てて、店は少し脇道に入ったところにあります。

嫁さんも看板だけ見て、いっぺん行きたいと思ってたそうです。


あべの筋沿いの「大新」の看板あべの筋ぞいに、こんな看板が出てます。

場所は阿倍野警察の少し北側の対面です。


1年位前にうちのブログの読者のヒトからもらったメールにも、この店のことが出てました。

濃いモンを控えてると、なかなかタイミングないままあっという間に1年くらい経ってしまいました。

店に入ると思ったより狭くて、カウンターと2人掛けの小ぶりのテーブルが3つだけ。
かなりこぢんまりしてました。


まず席に座るなり餃子2人前を注文。

生中も2杯頼んで、じっくりとメニューの吟味にかかりました。



餃子は意外と時間が掛かって、抑えめに飲んだけど、料理の前に7割方ビールが空いてしまいました。



阿倍野筋の中華料理屋「大新」の料理



・餃子(320円)2人前

・鶏肉の赤唐辛子炒め 890円

・マーボ飯 730円


餃子は、皮がかなり薄めで、私の好み。焼き方はややパリッと感が少なめやけど問題なし。
中身も野菜が多めで私好みやったけど、ちょっと全体が柔らかくてペーストっぽいとこがあって、ごく僅か減点。

全体としては、かなり気に入るレベルの餃子でラッキーでした。

中華料理屋に入ったら餃子は欠かせんけど、ハズレやったらと思うと2人前はちょいと冒険でした。

鶏の炒めモンは、いっぺん唐揚げにしてありました。

一切れがごっついんでちょっと引き気味になりましたが、がっぷり食らいつくと柔らかなモモ肉が風味よう炒められててウマー。

自分で作れるって思うから、あんまり中華料理屋で麻婆豆腐を頼まんのですが、この店のことを勧めてくれたメールで、「四川料理」って書いてたので注文。

大阪の町なかの中華料理屋にしたら珍しいんちゃいますかね。

上にたっぷりと山椒らしき粉が掛かってました。辛さはそんなに強くないんですが、山椒の風味が効いててなかなか良かったですわ。

2人で3品だけやとちょっと物足りんかったんですが、もう1品行くとキツイかなぁと我慢しておきました。

ちなみにビールは、生中と中瓶が520円でした。

場所や店の雰囲気から考えると、値段は全体に1〜2割高い気がしました。

微妙なんですが、鶏の炒めモンなら780円、マーボ丼は650円くらいが自分のストライクゾーンでしょうか。
 *平日の昼メシにはこのくらいが上限かなぁ

でも、料理は旨かったし、日曜日に嫁さんと食べる食事やから全部で3500円くらい払っただけなら文句はないです。

家の近所の中華料理屋は日曜日休みなんで、そんな時に中華が食べたくなったら家からそんなに遠くないし、重宝しそうです。



阿倍野の中華料理店「大新」店構え<参考>
*中国料理「大新」

住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋5−3−29
電話:06−6623−4619
営業:11:30AM〜2:00PM、5:00PM〜10:00PM
定休:水曜日





posted by えて吉 at 12:36| 大阪 | Comment(3) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月03日

北浜のイタリアン「アルファロ」はオススメ

嫁さんの誕生日(9/1)に出かけたお店を紹介させて貰います。

最近は新規開拓が減ってるんで、ちょっと自分に気合いを入れて初めての店へ。
少し前(2005.3)のあまから手帖の特集「特撰!3000円台コース」で見つけたお店です。

実は、嫁さんがここを選んだんですが、場所が北浜ってことで、電車嫌いの私はだいぶ渋ってました。

「ミナミ」より北には行きたくないもんで・・・・。


今回は嫁さんが主役、記事を読むとなかなか良さげでもあったんでヨシとしました。

当日の昼前に電話して、ディナーを予約。

いつもなら私は待ち合わせの時間よりずっと早く出かけてしまうことが、多いんですがこの日はこの後の仕込みにバタ付いててギリギリ。

お店に入ったのは予定の数分遅れでした。


堺筋の車の流れが見える窓際の席に案内されました。

初めてのお店やし、ハレの日やからゆっくりメニューを検討しようとまずは飲み物をオーダー。



やっぱり祝いといえば泡の立つのがいいですよね。




よう冷えたジョッキグラスで生ビールをゴクゴクっと。





行った日にゃ、嫁にシバかれそうですが・・・。




スパークリングワイン(イタリアンやからスプマンテ?)をオーダー。

今回は豪華にフルボトルで。

ベルルッキって銘柄(HP)で2種類あったウチから奮発して高い方のエクストリームってヤツを行っときました。

高いとはいえ、フルボトルで5200円ってお値段。味の方も十分旨いと思うたんでありがたかったです。

最初にドリンクメニューを見ましたが、結構手頃なワインを多く揃えてはりました。

3000円で十分何種類もの中から選べそうでした。




フルートグラスに入れられたスパークリングワインを飲みながらじっくりと注文を相談。
あまから手帖では、3800円のディナーコースが紹介されてました。
その料理自体は良さそうやったんですが、内容は完全にお店におまかせ状態でした。

他にも5800円だかで幾つかの中からチョイス出来るようなコースもありました。

そのコースにしようか迷ったんですが、アラカルトに面白そうなモンがあるから結局今回はコースはパス。


フロアのスタッフは3〜4人やったと思いますが、どの方もええ感じの表情。

ベタにはならんけど、初めてのモンでも親しみやすい雰囲気でした。

シェフが修業時代から一緒に働いてるっていう、女性のスタッフが明るくて食事にプラスになる受け答えをしてくれたから特に好感を持ちました。

料理の前に、店の雰囲気で気分がええと気持ちが盛り上がりますねぇ。

私は、大して味の分かる舌をしてないんで、外食の時は特に食事の「場」全体を楽しみます。せやからスタッフを含めた雰囲気が、料理と同等以上に重要なんですよね。





さて、前フリはこれくらいにして料理を見て頂きましょう。




北浜のトラットリア「アルファロ」の前菜とパスタ



<前菜>

・うなぎのカルピオーネ ウナギの肝と大麦と豆のサラダ 1600円

・ホロホロ鶏のリエット、ウサギのガランティーヌ、コッパの盛り合わせ 1300円


<パスタ>

・北海道産生ウニとほうれん草のスパゲティ 1800円

・鱧と鱧子と島唐辛子を練り込んだトンナレッリ 1600円





イタリアンの楽しみは前菜の面白さ。前菜だけで酒を飲み続けたいって思うこともあるくらいです。

そんな私にとって、この「アルファロ」のメニューはなかなか悩ましかったです。

値段的に見てそれぞれがちゃんとしてるんかなぁと思ったんで、「盛り合わせ」ってな無理は言いませんでした。

でもどれにするか嫁さんとかなり悩んでました。



ウナギは分かりやすいように取り分けてからの写真にしました。

一皿には、これが4〜5枚乗ってたんで、しっかりした量でした。

綺麗な渦巻きにされたウナギは、酢に漬けたような味。酢飯の穏やかな酸味を思い出すような味でした。

肝まで入ってるのが気に入りました。

この日の大阪は、かなり暑かったんで、サッパリしたこの料理を食べながらのスプマンテはかなりご機嫌なスタートでした。


続いて出てきたのが肉モノの盛り合わせ。

左がコッパで、真ん中がリエットで右がガランティーヌやったと思います。

それぞれ手間の掛かりそうな冷製のお料理。

肉系で旨味しっかりあるから、酒飲みには嬉しかったですね。




続いてパスタへ。


まずはウニのスパゲティ。

北海道に行って来たばかりやけど、あっちではウニを食べてなかったんで思わず飛びつきました。

一口食べたら、もう口中に旨さが炸裂。

モグモグと食べまくってしまいました。

味自体は生ウニを使うせいか言われなければ、クリームソースかと思うような味でした。「ウニやー!!」という感動ではなかったんですが、酒もようすすんでご機嫌でした。

アクセントにカラスミが散らしてあったのも、なかなか良かったですわ。


ピッチは、それなり抑えてましたが前菜からハッピーになれる料理が連発。

このウニのスパを食べ始めたところで、一本目は終了。



メインを考えても白で最後まで押せそうやったんで珍しく2本目のフルボトルを。


北浜のトラットリア「アルファロ」で飲んだ白ワイン「Torricella(トリッチェラ?)」”Torricella”と書いてあるようです。
読み方はトリッチェラですかね?

コイツも確か5200円ぐらいやったと思います。


なんの香りって言うてええんか分からんのですが、クセのある香りが個性的なワインでした。

2本目に軽すぎるヤツやと拍子抜けですが、コイツはなかなかええ仕事をしてくれました。


鱧のパスタは、麺がちょっと変わってて面白かったです。

太めでちょっと縮れてて、どことなく中華の麺のようでした。
イタリアンのパスタに、島唐辛子を練り込んであるって聞くだけで楽しいですね。

鱧ってええダシがでますが、そのせいでしょうか。
このパスタもなかなかウマー。






さて、いよいよメインです。




北浜のイタリアン「アルファロ」のメイン料理



・魚料理は本日のオススメから太刀魚をチョイス

  これは、料理名、値段が不明です。
  
・ウズラの麦入りリゾット詰めロースト グァンチャーレを巻いて 2500円



今回はなにを食うてもご機嫌で、パスタを食べてる頃からちょっとハイになってました。
そんな料理の中でも一番インパクトがあったのが、この太刀魚。

左上が、サーブされた時の状態で、右上が取り分けてちょっと崩したところのアップ。

太刀魚の間にすり潰したようなジャガイモとウニが入ってるんです。

パスタとウニが被りましたが、そんなモン、じぇんじぇん気にならん旨さ。

パスタの方はイマイチ「ウニ」を楽しんだ気はせんかったんですが、コイツはウニの風味が爆発。

しかも火加減が絶妙で、ウニの生っぽい新鮮さがちゃんと保たれてました。

私の中ではイタリア料理は「シンプル」なイメージがありました。

ところが、前菜に加えて、このメインディッシュはすごく手が込んでました。

手間を掛けてるけど、太刀魚自体はピシッと塩を効かせた味で食べさすんで素材の風味もちゃんと生きてました。

最近入荷したばかりのトリュフも追加料金なしで散らしてくれてましたが、そんな飛び道具が不要なほどの旨さでした。



続いて出た、ウズラの詰め物は、さらに凝った料理でした。

右側は、分かりにくいですが、ウズラをひっくり替えして中の詰め物を見せてます。

中のリゾットが、よくあるヤツとは違ったガッチリしたものでした。

おまけに添えられてたんが、皮付き?のヤングコーン。

焼き目が入って見た目が面白かったです。
私が興味津々でこのコーンをつついてたら、フロアの女性に、

 「そこまで興味持った人初めてですよ」

みたいなことを言われてしまいました。

ガキンチョが珍しいオモチャを見つけた状態であきれられたかもしれませんね。(^ ^;)


ただし、皮付きで焼いてあったら、きっと蒸し焼きみたいになって野菜の風味が生かされるように思ったんですが、なぜかえらく塩がキツかったです。

一瞬塩漬けのヤツかと思ったほどやったんで、先ほどの女性に確認すると生で仕入れてるとのこと。

コイツは塩をごく控えめで食べてみたいです。

ウズラも気に入ったんですが、満腹で少しだけ残してしまいました。

メインが一皿じゃ足らなかったと思うけど、全体にボリュームがしっかりあるんで2品になると余ってしまいました。

旨いと思った料理を残すのは、非常に心苦しかったです。

どの皿もですが、久々に料理で感動しました。

イタリア料理っていうと、私の中では「シンプル」な印象があります。
ところが、この「アルファロ」の料理は、かなり手がこんでてこれぞレストランでの食事って気になりました。

凝った料理ですが、太刀魚なんかは、繊細な火加減に加えて素材の味が引き立つ塩メインの味付け。

ちゃんとシンプルさも残してるところが気に入りました。

なんにせよ、お祝いの日のディナーやとこれくらい凝った料理が嬉しいですね。

ランチに普段使いするならもうちょっと軽やかでもええんでしょうが、この日は豪華さがちょうど気分にはまりました。



さて、料理が終わったらやっぱり〆が要りますよね。


嫁さんは、ウズラを少し残したけどまさに「デザートは別腹」。

私の方は楽しかった食事の余韻を噛みしめつつ食後酒にしました。



北浜のイタリア料理店「アルファロ」のグラッパとデザート


かなりの数のグラッパを持ってはりました。私は家に普通のグラッパが一本あるくらいで全然詳しくはないですが、どのボトルも見たことなかったです。

2本ほどは百貨店なんかで取り寄せたら素人でも手に入るって言うてはりました。

他はあんまり流れてないようなんで、プロの食材を仕入れるルートなんかに乗ってるんですかね。

今回頂いた、グラッパがアップのヤツ。
なんちゅう銘柄かも、値段も聞くのを忘れました。ジャケ買いならぬラベル買いで適当にチョイスしたモンで・・・。

私にはグラッパとしての味がどうやったかは分かりません。でも、旨い食事の後に飲めるってのが嬉しかったです。

嫁さんのデザートは、スタッフの方との会話でふと誕生日の祝いで来たと漏らしたせいでお祝い用にしてくれました。

大がかりに店中でハッピーバースデーの歌なんかを合唱されたら、晒しモン状態で勘弁せぇよ思います。

でも、各スタッフがわざわざテーブルに来て嫁さんに「おめでとうございます」って言うてくれるあたりも気持ちのいい接客でしたね。

このデザート以外にコーヒーを1杯ずつ。


以上で、お会計は28512円でした。

私の感想としては、「安い」と思いました。もちろん金額的にはかなりのモンですが、コストパフォーマンスとしては大満足です。

このお店に行った時は久々に洋食を食べるって気分でしたが、よう考えると2週間前に食べたトコでした。

そっちがコースだけで8400円もして、まったく印象に残らんかったのと較べると今回の値打ちが余計に上がりそうです。

去年の嫁さんの誕生日に行った「カランドリエ」より気に入ったというのが2人の意見です。





お勘定を終えて、帰ろうとするとシェフの小出哲也さんがわざわざ奥から挨拶に出てこられました。

この方は、本町時代の「ポンテベッキオ」なんかで修業されたそうです。
非常に愛想のいい方で、最後のお料理を少し残してしまったことを謝っておきました。

アルファロはつい最近1周年を迎えたばかりやそうです。

時期毎にどんなふうにメニューが変わるのかなども含めて、これからも何度も行きたいお店です。



<参考>
*「トラットリア アルファロ」

住所:大阪市中央区伏見町2−2−10 谷ビルディング2階
電話:06−6231−1107(FAX共通)
営業:11:30AM〜3:00PM,5:30PM〜11:00PM
定休:不明(名刺等にナシ。無休か?)


興奮して店を出たら、店の写真を撮るのを忘れました。

地下鉄の堺筋線北浜駅の6番出口をでて、すぐ南(右)側を見れば、ビルの2階の角に「Alfaro(アルファロ)」と書いた看板が見えるはずです。

店名のアルファロは、イタリア語で「灯台」のことだそうです。





食事の後、この近所で気になってるバーがあるっていう嫁さんを強引に別のバーへ。

行きつけのバーでちょいと嫁さんにネタを仕込んでおきました。


posted by えて吉 at 07:25| 大阪 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月19日

大正のビストロ「ベッセ・ヴォワール」

一昨日の17日の晩メシネタです。

その日のランチの記事ではネタを仕込ませて貰ったんで今回はシンプルに。

誕生日のディナーに向かった先は、大正区。

以前、「アラキメンタリ」って映画を見に行った時に見つけていたお店でした。

気になってたら、その後しばらくして「foodish ”雑”食記」ishさんがランチに行った記事を上げてはりました。
 *そちらへトラックバックさせて貰いました。

ランチの記事でかなり良さそうやったんで、私が見つけた時の印象がハズレてなかったのを確認。

去年の嫁さんの誕生日には「カランドリエ」で贅沢をしました。

最近は、洋モンを食べに行っても以前ほど贅沢をしてないんで、たまにはそんな風にちょっとかしこまったところに行くことも考えました。

でも、前から気になってて、ishさんもええ印象やったトコの方がオモロイやろうということで、今回のお店「ベッセ・ヴォワール」に決定。

5時から営業ってことでしたが、予約してから6時頃に到着。

ドアを開けるとカウンターのイスはまだひっくり返って上に上がったままでした。

うちが口開けで、もう数分あとの来店を予想してはったそうです。

まあ、気楽なビストロやから、そういうのはアリってことで。


さて、まずは誕生日ってことでグラスのスパークリングワインで乾杯。
それを飲みながらじっくりと料理を検討。


黒板にも本日のオススメがありましたが、それ以外にもお店の若い大将がオススメを言うてくれました。

ちょっと珍しいイワシが手に入ったって言いはるんで、すかさずそれをお願いしました。
大羽イワシと瀬戸内海の鯖のマリネ大羽イワシと瀬戸内産の鯖のマリネ

寿司屋で出たら「きずし」やなぁといいながら。


かなり大振りのイワシのことを大羽イワシというようですが、シェフがちゃんと説明してくれました。

なかなか市場に出てなくて、先週も2回ほどしか買えなかったそうです。
鯖はこの時期脂が乗ってなく旨くなくなるけど、瀬戸内海で獲れるヤツだけは旨いってことでした。

出だしか丁寧に料理の説明を受けて、ええ印象で食事をスタート。

シェフと女性が1人で店を回してはりましたが、シェフはソムリエだそうでかなりのワインがありました。

3000円前後でも沢山の種類がありましたが上は2万を超えるヤツまで。

シェフに白で選んで貰いました。

いくつかの候補の中から、シェフが「ちょっと奮発しはるんやったら、コレはええですよ」って言いはったヤツをお願いしました。

サン・トーバン・プルミエクリュ・アン・レミリ(Saint-Aubin 1er Cru "En Remilly")・ブラン[1997]<ジル・ブートン> という長い名前の奴で5800円。

普段飲んでるヤツとはちごうて旨かったですわ。


料理の方は、大将に勧められて「わがままコース」にしました。

普通はコースやったらオモロナイからとアラカルトにするトコでしたが聞いてみると全く自由に選べるとのこと。

前菜と野菜料理の項目から1人2品とメイン一品にお代わり自由のパンとデザート付きで2500円。

ごく一部の料理だけ追加が要りましたが、ほとんどの料理がそのまま注文できました。




食べた物をご覧下さい。




大正の「ベッセ・ヴォワール」の料理たち


<左上から>
・ラタトゥユ(温)600円  ・オニオングラタンスープ 600円

・牡蛎のマスタード風味 600円  ・鱧のポワレ カレー風味 1200円

・牛肉の赤ワイン煮こみ 1200円 ・焼きリゾット 900円


料理の横の値段は単品でオーダーした場合の値段です。

どの料理もかなり手頃な価格でした。

ラタトゥユなんかも2人で分けても十分な量があって、しょうもない居酒屋チェーンの料理のような値段。

オニオングラタンスープは、シンプルな料理やけどスープの味わいが深くて、大ウマ。
冬場に寒い思いをしてからお店でコレを食べたら、メチャメチャ幸せやろうなぁと。

牡蛎はごく軽く火を通してあり、身はふっくら、酸味のあるマスタードのソースもなかなかでした。

鱧は、夏の風物詩ってことで洋モンにもチャレンジ。カレーとビシッとした塩味が旨かったです。

牛肉の赤ワイン煮こみはお店の定番ってことで、シェフに敬意を表(ベッセ・ヴォワール)してオーダー。

定番というだけあって、しっかりしたボリュームでよう煮込まれてウマーでした。
あんまりこの手の牛肉モンは頼まんので、私ら夫婦には新鮮みがありました。

この料理とはミネル・ヴォワって赤ワイン(700円)をグラスで1杯ずつ。


パスタもいくつか置いてはりましたが、比較的オーソドックスでした。その中で気になったのが焼きリゾット。

嫁さんも私も食べたことなかったんで、新しいモンは即オーダー。

コイツが牛肉の前に出るかと思ってたんですが、最後でした。
日本人は米で締めるからでしょうか。(^^)

焼き揚げたようなリゾットがパリッと。その上に写真では分かりませんが、イカやエビのシーフードがトマト味でたっぷり乗っててかなりウマー。

900円とは思えん値打ちでした。


私の方は、デザートを断ろうかと思ったんですが、食べられそうなヤツを発見したので頼むことに。


チョコレートのテリーヌとフルーツのスープ


チョコレートのテリーヌ500円とフルーツのスープ500円。

チョコの方も濃厚な味でなかなかの旨さでした。

私は主にスープの方を。赤ワインで作った甘いジュース?みたいヤツの中に色んなフルーツとバニラアイス。

半解凍ぐらいのフルーツがサッパリしてウマーでした。





私は飲みモンはナシ。嫁さんは冷たいカフェオレをオーダー。




それが、コチラです。



ビールグラスで出たカフェオレビールグラスで出てきました。(^ ^;)

気軽なビストロやからアリですかねぇ・・・。



気軽な店やったら器にこだわらんでええとは思うんですが、全般的に器は貧弱でした。

特に取り皿が、なぜか小さな鉢たいぷでそこに料理を取るとナイフフォークが使いにくかったのが残念。

シンプルでええから普通のお皿を気楽に何枚も換えられた方が良かったです。




最後に、味付けは全般にかなりはっきりしてました。
かなり塩を使うタイプの料理が多かったですね。

私は元々やや塩をキッチリ使うほうですが、そんな私でももうちょっと控えてもええんちゃうかと思うモノもありました。

薄味に慣れた人には、ちょっと辛いモンもあるかもしれません。




お会計は、全部で15700円。

今回はワインがちょっとええヤツやったんですが、普通なら2人で1万円ちょっとやないでしょうか。

料理の内容、お店の人の雰囲気、値段を総合するとかなり満足度が高かったです。

この後、お店のすぐ向かえくらいにあるバーに寄って、何杯か飲んで帰りました。




大正のビストロ「ベッセ・ヴォワール(Baisse-Voile)」の店構え*南仏風ビストロ「ベッセ・ヴォワール」

住所:大阪市大正区三軒家西1−4−17 シティハイツ1階
電話:06−6553−6916
営業:11:30AM〜14:00 L.O 17:00〜1:00AM L.O
定休:不定休


行き方は、JR環状線の大正駅の改札を出て、信号を渡ってまっすぐ高架沿いを進んで3分ほど。

高架沿いの道が大通りに合流するすぐ手前の右手です。








posted by えて吉 at 10:24| 大阪 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする