*工場の公式のウェブサイトは、コチラからどうぞ。
敦賀でフェリーに乗るのを待ってる時に、突然嫁さんが静内町に住む知り合いに電話。
急遽、静内行きが決まりました。
今回の旅は道東を中心にしたかったんで、小樽の先にある余市まで行くのはやめようかと思いました。
嫁さんにそう言うと、意外なことに嫁さん自身がえらく楽しみにしてて、ぜひ行こうと。
そんなわけで、上陸から一旦東に進んでから、グッと西に戻りその後北海道を横断するってなルートになりました。
*ドライブのルートは、コチラからどうぞ。
日高地方で、ウマの牧場地帯をゆっくり楽しみながら走ると思ったより時間が掛かりました。
夕張から小樽まで高速を使ったんですが、余市の道の駅「スペース・アップルよいち(HP)」に着いたのは、3:33PM。
ガイド付きでの見学は16:00が最終ってことやったんで、ギリギリでした。
3:40分頃に受付に行ったんですが、ちょうど3:30からのツアーが出るところやったんで、それに参加しました。
嫁さんは今回が、初めての蒸留場見学でした。
私はスコットランドでグレンフィディックとシーバスリーガル、日本ではサントリーの白州(HP)には行ったことがありました。
サントリーの敷地内は、メチャメチャええ感じやったんですが、見学ルート以外は立ち入り禁止。
絵になる風景とかもあったんで、自由に写真を撮ったり出来ないのがすごく残念でした。
それに較べて、ニッカは自由そのもの。
とりあえずツアーで回ったんですが、自由に見学もOK。
ガイドのお姉さんも、各設備を軽く説明したら「後ほど、ごゆっくりどうぞ」って感じ。
ポットスチル(左下の写真)なんかも目の前で行けるんで、最初は展示用で使ってないのかと思ったほど。
下の方に燃料を入れる口があるんですが、操業してると実際にここから燃料を入れてるとのこと。
この日は点検中やったかで、操業してなかったのが残念でした。
*ポットスチルに注連縄がかかってるのは竹鶴翁の実家の造り酒屋からの伝統だとか。
ウィスキー市場で、ニッカはサントリーにボロ負けでかなり規模が小さいイメージがありました。
でも工場を見てみると、予想以上でした。
全国に流通してるウィスキーがこんな規模で出来るのかと意外でした。
敷地内は緑も多いから、お酒に興味ないヒトでも工場見学のノリで楽しめると思いますよ。
同じ回の見学者は、みんななんとなく寄ったって感じで、そんなにお酒についてマニアックではなさそうでした。
そんなに大きくないですが、資料館もありました。
目を引いたのが、ニッカの創業者竹鶴翁の自筆のノートと第1号のウィスキー。
ウィスキーは未開封やけど、コルク栓やからこんだけに減ったそうです。
ボトルのガラスに、泡が混じってて時代を感じました。
ウィスキーとしての品質は、かなり落ちてて”シャカモン”やとは、思いますがちょっと味見したかったですわ。
自筆のノートは、キチッとした字で、設備のイラストまで入ってました。
保存状態がええせいか、全然古びてませんでした。
でも内容を見ると単位が「石」ってなってて面白かったです。
海外に行くことが珍しい時に、必死になってノウハウを得ようとした情熱の結晶やと思うとちょっと感動しました。
見学ツアーが終わると、ビジターセンター?の2階へ。
お約束の試飲タイムでした。
タダで振る舞ってくれたのは、安モンのブレンドウィスキーのようでした。
でも、工場で飲んでると思えばなかなか嬉しいもんでした。
試飲会場とは別に資料館に繋がった建物で有料の試飲ができました。
かなりの種類をショットで試すことが出来るようでした。
さすがに車の運転があるんで、無料で振る舞われたヤツ以外は我慢しました。
ツアーの後、自由に見学しようと思ったら、突然の豪雨。
ブログのネタのためにも、もっと沢山写真を撮るつもりやったんですが、断念。
北海道旅行の最終日に、小樽から足を伸ばして再訪しようかと思ったんですが、その時にまた小雨が降ってたんで、パス。
次回北海道に行く時には、また寄ってもええなぁと思いました。
嫁さんもえらく気に入ったようで、今は大阪にあるサントリーの山崎蒸留所にも行きたいと言うてますわ。
ニッカで、竹鶴翁の伝記みたいな本も買うてましたし・・・。
小学生が夏休みの旅行で見聞きしたモンにはまるみたいに、嫁さんの中ではいまウィスキーが熱いようです。(^ ^;)
サントリーもそうですが、ニッカでも蒸留所だけで売ってるウィスキーなんかもあって、そんなんを買う楽しみもあります。
旅先で近くに蒸留場があれば、見学してみることをオススメしておきます。
ニッカは日本で唯一シードルを作っている会社で、試飲コーナーにシードルのシャーベットがあるらしいのですが、そんなのありました?
ぷるみえさんにも意外な時代があったんですねぇ。
そんなにウィスキーが好きでなくても楽しめると思いますよ。
> ニッカは日本で唯一シードルを作っている会社で
そういえば、大昔に飲んだような・・・。
でも日本ではニッカだけとはしりませんでした。
ニッカの由来が「大日本果汁株式会社」で創業当時はリンゴジュースが主力やったなんて話を聞きました。
残念ながらシャーベットの方は、気づかなかったです。
> オフロードバイクでおもに林道を目当てに北海道一周ツア〜
北海道の林道とは、なかなか良さそうですね。
今回も何本も入り口を見かけてちょいとそそられてました。
さすがにハイエースで情報なしによう突っ込みませんでしたが・・・。
> シングルモルトはとってもの3乗くらい旨かったと記憶してます。
そうなんですか。うーん、そう聞くとちょいと残念。
なんとなくサントリーよりニッカに好意的なんで、そう聞くと妙に納得していまいました。
寿司も旨いんなら次回は余市泊まりでガッツリ行きたいです。
素朴な風土に立つ風情が何とも言えないでしょ。
創業当時から変えないものと、
研究成果の上、変えたもの。
それらが渾然一体となって、
珠玉のウイスキーを生み出している場所。
僕は個人的に、
ウイスキーの現場に立つ人々が、
オーバーホールの時には、
蒸溜所ないの草花の手入れをし、
訪れる人々の目を楽しませているところが、
クラフトマンのアウトサイドを
観させて頂いた気がして感動した事を
とっても覚えています。
> 素朴な風土に立つ風情が何とも言えないでしょ。
ホントにその通りでした。時間が遅かったのと雨にやられてゆっくり出来なかったのが残念です。
> 蒸溜所内の草花の手入れをし、訪れる人々の目を楽しませているところが、
コレはいい話ですね。単にガイド担当だけがお客さんのことを意識するのではないのがいいです。
私が行った時も樽の木材を使って敷地の一角に歩道を造ってはりました。
あじゃらさんの話からすると、業者に頼むではなく工場の方だったのかもしれませんね。
なつかしいです。
試飲の安ウイスキーの味覚えてます。
弘前の工場にも行きました。
また、行きたいですね。
余市なら何回か行っても楽しめますよね。
> 弘前の工場にも行きました。
仙台以外に弘前にもあるんですか?
作っていたと思います。
>かなり甘いお酒です。
多分まだあると思いますが。
へぇ、おもしろモンを作ってますねぇ。
日本では需要があんまり多くなさそうですが・・・。
お詳しいですね。
ぐぐったら有りました。
【ニッカウヰスキー弘前工場】
http://www.winery.or.jp/member/nikka.html
情報ありがとうございます。
シードルは割と好きなんで、ここもいつか
見学してみたいです。