場合によったらガイドブック類も現地調達ってのが私のスタイル。
この春には嫁さんにPHSを契約して貰ったんで出先から記事アップが可能に。
目的地がなかった一人旅ですが、ライブ投稿が出来るようになって旅先でのネタをちぃと意識するようになりました。
どうせなら、1年ブログをやって来て、新しいジャンルを作る意味でも各地の食いモンを旅の目的にするんもええかなぁと。
それも、豪華なフグや伊勢エビとかではなくて、出来るだけローカル色豊かなモンがええかなぁと。
春先に思いつくモンをメモった時に真っ先に書いたのが今回のネタ「富士宮やきそば」。
富士宮の焼きそばのことをいつ知ったかは定かではないですが、決定的に行きたくなったのは、ちえさんの「きき酒師ちえの料理と酒の相性研究」のコチラの記事が理由。
今回の旅は、しばらく前が四国やったんで、方向は東に決定。
そこで、国道1号をたどってみることに。
目的地としては富士宮が1つ。
2年前にかなり気に入ってまだまだ回り足らん長野に行こうかと。
その程度のプランで走り出しました。
3日目は今は静岡市に組み込まれた清水港からスタート。
国道1号線をひたすら東へ。そして富士市に入ってから県道174経由で国道139号線に入って北へ。
富士山が見えなかってもあくまでも「富士宮やきそば」が目的の私には問題なし。
139号を進むと途中で「富士宮市街」ならびに「白糸の滝」と書かれた標識が出るので簡単に市街までは行けました。
JRの身延線「富士宮駅」の前は素通りして更に市街地の奥へ。
途中で「浅間神社」への標識に従い右折。神社の駐車場(200円/時)に車を止めて富士宮焼きそば巡りをスタート。
「やきそば学会」の事務局?があります。
そこでは、1グループに1枚までは無料で
「富士宮やきそばマップ」が貰えます。
私は今回全く店の見当を付けてなかったんで、とりあえずココへ行ってみました。
980円とええ値段しますが、かなり詳しく
書いてあって楽しいんでヨシと。
150軒を大きく、鉄板焼き系、駄菓子屋系、和・洋・中・食堂系、居酒屋系、テイクアウト系に分類。
店の基本データでは、
「メンの種類」:3種類のどれか
「ソース」:ソースのタイプや仕様
「焼き手」:客が焼くか、店の人が焼くか
「炒め油の種類」:ラードかそれ以外か等
「基本具材」:やきそばに入れる基本的な具の種類
それ以外にも、コテの絵で3段階に郷土色の強さを表してあったり。
なかなかよう作り込まれた本で、気に入りました。
ところで、「富士宮やきそば」ってどの程度知名度があるんでしょうか?
関西ではまだまだ遠いこともあってそんなに知られてないようにも思いますが・・・。
なんでわざわざ大阪から静岡まで「焼きそば」を食いに行こうと思うんや?
って、人が居てたとしたら、
それは、非常に自然な反応かと。
そんな人のために、特徴をやきそば学会のサイトから引用しておきます。
調理方法、12の特徴
1.市内にある3つの製麺業者の富士宮流やきそば蒸し麺を使用している。
2.炒めるための油としては、ラードを用いる。(天然素材の植物油を使う店もある)
3.やきそばに加えるのが、ラードを絞った後の「肉かす」
(一般的には、「肉」「天かす」など)
4.振りかけるのは、イワシの「削り粉(だし粉)」
(一般的には、カツオの「削り節」など)
5.キャベツは、富士宮の高原キャベツ。それも、水分が少なく
歯ごたえのよい「秋キャベツ」が良とされる。
(キャベツ以外にネギやもやしを入れる店もある。
ネギが入っているのは、昔風)
6.ソースの味や量については、各店でのこだわりがある。辛口ソースの店が多い。
(数種類をミックスして独自の味を出している店が多く、その内容は企業秘密)
7.添えるものは、紅ショウガが多いが、これも店それぞれ
8.トッピングは、タコ、エビ、卵、肉、ホルモンなど各店で工夫しており、
好みに応じて対応
9.水は、富士山の湧水を用いる。調理の際の水加減が、コシの強さの重要なポイント
である。
10.厚くて大きい鉄板を用い、火力が強くなければおいしくない。
11.焼き方は、店の主人が焼いて出す店、客が焼く店、どちらも可というところがある。 初めての人は、焼いてもらうことをおすすめ。
12.食べ方は、鉄板で焼いたやきそばを皿に盛って出すところもあるが、熱い鉄板で
温めながら直接食べるのが一番おいしい、と言う人もいますが、これは好き好き!
以上の調理方法を基本に各店毎に、味付け、焼き方、トッピングなど工夫している。
これだけ、読むと「そんなに珍しいか?」って思いますが・・・。
違うとしたら3の「肉カス」と4の「イワシの削り粉」くらいかと。
他はまあ12にするために無理から項目立てしたような気もします。
*あっ、別に私は文句付けたいんとちゃいますよ。喜んで静岡まで行きましたし。
ガイドブックはあくまでも自分のお土産。そんなモン読むより先に実物を食べん事にはイカンでしょ。
それにて、全店網羅型のガイドでは個別の店の評価は出来ませんからハズレも当然含まれてるでしょうし。
あくまでも自分の勘を頼りに、浅間大社から歩いていけるトコを攻めました。
浅間大社の前は左右に商店街が広がってるんですが、その近辺の店をマップでチェック。
狙うのは出来るだけオーソドックスなヤツ。どうせなら富士宮やきそばらしいヤツを食べたいですから。
出来たら観光客狙いは避けたいなぁとも。
地図で表通りから少し入った店をチェック。地図の裏に一言コメントが付いてます。
それによると、「昭和23年創業」とのこと。
ええ感じです。それくらい古けりゃ伝統に近かろうと。
向かったのは「すぎ本」というお店。屋号もシンプルでええでしょ?
このお店のやきそばは、基本に具を加えるというモノ。
素焼きそばってのもどうかと思ったんで、一番シンプルな肉入り480円を。
私は一人でカウンターやからお皿で出ました。
パッと見はあんまり変哲ないですよね。
食べてみるとかなり大阪の焼きそばとは違いましたね。
やっぱり一番違うんは「メン」でした。
富士宮焼きそばは、「叶屋」「曽我めん」「マルモ食品」の3社のどれかやそうです。
メンの含水率が極端に低いんやそうです。そのせいで歯ごたえとコシがしっかりあるんだとか。
確かにしっかり噛みしめて食べるような麺でした。
私は大阪やとソースが少なめでパサついたようなヤツはあんまり好きじゃないんですが、ココのはまた違った感じでした。
ソースはそんなに多くないんですが、メンがしっかりして食感が良かったです。
入ってたキャベツが妙に旨くて、印象に残りました。
肉カスは、ラードを搾り取った「滓」やそうですが、コイツもええ食感でした。
肉っていうより、サクサクした別の食材みたいでした。
お店の人は特段客に構うってことはなかったですが、ハキハキした声で対応してくれて気持ちよかったです。
「富士宮やきそば」は私が今まで食べた焼きそばとは全然違うのは確か。
そして、ちょっとメンの食感に慣れてなくて戸惑うもののけっこう旨かったです。
・住所:静岡県富士宮市西町16−3
・電話:0544−26−4477
・営業:11:30AM〜22:30 日祝〜21:00
・定休:火曜日
お店の場所は、ヤフーの地図ではコチラです。
メチャメチャビールが欲しかったんですが、飲みませんでした。
朝二日酔いやったから、ここでビールを入れると簡単には抜けんような気がして我慢。
二日酔いでさえなかったら軽く飲んで酔い覚ましにしばらく街をうろついてたと思うんですけどね。
1軒目を終えて、まだ腹は余地あり。
せっかく静岡まで来て1軒だけじゃ食べ歩きとも、富士宮やきそば巡りとも言えませんわね。
続いて2軒目へ。
出来るだけ続いて食べんと腹が大きくなるんで、ガイドブックをパラパラと。
1軒目が鉄板焼き系やから、2軒目は駄菓子屋系にしようと思いました。
すぎ本から歩いて行けて、駄菓子屋系で出来たらメンの違う店にしようと思って見つけたのが「ふみ」です。
ガイドブックの紹介文には
マスコミ嫌いとはっきり言う、口が悪いからなんでも言っちゃうおかあさん。さらに「うちはやきそばよりもお好み焼きの店。常連さんを大事にできればそれでいい」と立て続け。富士宮初心者には敷居が高いが、それを承知で訪れたい。ヤミツキ度大。
これを読んだら行っとかなアカンでしょ。
西富士宮駅からすぐにありますが、表通りから少し建物が下がって建ってました。
入ってみると、犬が3匹もちょろちょろ。一瞬ハズレかと不安になりました。
*飲食店で動物放し飼いやとそれだけで拒絶反応を示す人も多いでしょうね。
なんか知り合い(常連?)のおばちゃんが見たがるから、ワンコどもをオリから出したってのが真相のようでした。
お店は真ん中の鉄板を囲むように座って食べるスタイル。
他の客はオバチャンだけ。その人は座敷でくつろいでたので私は鉄板前に。
いくつかあったメニューから、静岡らしいかと思って桜エビ入り(500円)を注文。
まずは鉄板にかなりの量の肉かすを乗せはりました。
店のおばちゃんいわく、最近はやきそばブームで肉かすが高くなってる。それでラードをたっぷりにして肉かすを減らす店も多い。
ラードを使うと油っこくなるから、一切使わんと肉かすだけでやってる。その分肉かすをたっぷり入れるとか。
なんでもかんでもたっぷりでしたね。キャベツもドカッと山盛り、さらに青ネギのザク切りも入れてしばらく炒めてはりました。
*青ネギが入るのは古典派だそうです。
桜エビも手でガバッと掴んで山盛り加えはりました。
恐いオバチャンかと思ってたけど、下町のお母ちゃんタイプでけっこう愛想良く説明してくれました。
関東からはかなり食べ歩きに来る人があるようでした。
出来上がったのはこんな感じ。
青海苔と削り粉をたっぷりとかけて完成。
かなり豪快な庶民派のやきそばでした。
味は、確かにソースを掛けてたんですが、ソース味っていうより塩味のようなサッパリ系。
たっぷりの削り粉と桜エビで水分もかなり少なめ。
メンは一玉でしたが野菜や肉かすがたっぷりでかなりの分量。
ビールにも合いそうで、軽めの味やけど2軒目やから食べきるのは難儀しました。
感じようしゃべってくれてるオバチャンの手前残すわけにイカンから、必死で食べました。
やきそばのこと以外にも、なんやかんやと世間話をしてました。(^_^;)
おばちゃん曰く、店のウリはあくまでも「お好み焼き」とのこと。
もんじゃ焼きにちょっと似たところがある独自路線で、そっちこそ食べて欲しいって言うてたんで、ちょいと残念でした。
やっぱりこんな食べ歩きでは嫁さんと行って、どの店でもお好み焼きと焼きそばを1つずつってのが理想ですね。
2軒目の「ふみ」はかなりわたし好みで、ヒットでした。
・住所:静岡県富士宮市貴船町2−9
・電話:0544−23−2515
・営業:11:00AM〜19:00
・定休:水曜日、他不定休あり
お店の場所は、ヤフーの地図ではコチラです。
今回、富士宮やきそばの食べ歩きをやってみて残念なのは「やきそば」は2食が限界な点。
讃岐うどんやったら5軒は軽いし、8軒くらいはなんとかなります。大阪からはけっこう遠いだけにちょいと物足りんとこはありました。
あと、ソースモン大好きの大阪人としての個人的かつ率直な感想を。
同じく大阪にもあるモンって意味では、カキオコほどの感動はなかったです。
カキオコが凄すぎたんやと思いますけどね。
富士宮市のすぐ近くを通る国道139は富士山の横を通って朝霧高原に至るルート。
なかなかドライブにもええ道やから、こっちの方に行ったらまた富士宮には寄りたいですね。
旅の目的としてた富士宮やきそばが食べられて非常に満足しました。
<お知らせ>
今回の旅全体の目次はコチラです。
<05.9.2 追加>
富士宮やきそば学会のブログからトラックバックを受けました。
うちのブログのルールでは、トラックバック元にうちへのリンクを
お願いしていますが個人ではないんで、今回はアリにしました。
富士宮やきそば学会のトラックバックを呼びかけ記事へトラックバックしておきます。


私も、5月に富士宮、御殿場、朝霧高原とドライブしました。
もちろん、富士宮では、ヤキソバを食しましたよぉ。
えて吉さんとは、違うお店でしたので、TBさせていただきました。
> 私も、5月に富士宮、御殿場、朝霧高原とドライブしました。
同じようなルートだったんですね。
> えて吉さんとは、違うお店でしたので、TBさせていただきました。
トラックバックはコチラへのリンクをお願いしていますが、古い記事なので、オカシイでしょうね。
なので今回はコチラからもトラックバックをかけさせて頂きますね。
狙ってはったんですか?
ラーメンが専門やと思ったけど・・・。
行く時は言うてくださいな、ガイドブックお貸ししますし。
盛岡に冷麺&ジャージャー麺などを食べるためだけに
行きましたが、密かに富士宮そばも狙っていました。
えて吉さん、食べた富士宮そばをレシピ付きで再現
して頂くと嬉しいです、この記事た合わせて行った
気分になると思います。
お盆は諸事情で沖縄に行けないと思うので
どこに行こうかな?
> 私も昔、山形に冷やしラーメンや、伊勢にうどん
盛岡に冷麺&ジャージャー麺などを食べるためだけに
行きましたが
いいですね。食べるのが目的の旅。
私は学生時代の広島で広島焼きなんかが思い出です。
> 食べた富士宮そばをレシピ付きで再現して頂くと嬉しいです
スイマセン、それはちょいと無理でして。
というのも麺に特徴があるんで、それがないと再現のしようが無いんです。
普通だったらヨソで食べた美味いモンは自分流でパクッたりはするんですけどね。(^_^;)
ぜひとも一回本場で食べてみたいですわ。ってか、まだ一回も食べたことないんですけどね(笑)
> ぜひとも一回本場で食べてみたいですわ
富士宮のおばちゃん曰く、麺だけ買うて普通に作っても失敗する人が多い。
せめて一回は作り方を見てから家でやって欲しいって言うてました。
なのでぜひ1回目は本場でどうぞ。(^^)
富士宮市在住の、さくらと申します〜。
3年前に千葉からお嫁に来たのですが、
まだまだ焼きそばを食べていなくて。
ちなみに私が行ったことあるのは、
「うめづ」「うるおい亭」「小粋」「いとう」。
お手持ちのガイドに載っているかもしれないですね。
うちは、西富士宮駅が最寄り駅(といっても歩ける距離ではないですが)なので、まず
「ふみ」行ってみたいと思います!
参考になりました〜
はじめまして。コメントありがとうございます。
富士宮市にお住まいの方からコメント頂けるとは
嬉しい限りです。
> お手持ちのガイドに載っているかもしれないですね。
早速チェックしたらやっぱりちゃんと載ってました。
> 「ふみ」行ってみたいと思います!
参考になりました〜
地元の方に言われると、不思議な感じですが・・・。
ふみの感想、よければまた聞かせてくださいね。
私のエントリがきっかけになったとここと、
大変嬉しいです。
私、あの固めの麺がパリッとなっている
ところが大好きなんです。
今度連れの実家に寄ったときに、「ふみ」
いってみますね!
> えて吉さん、富士宮焼きそば食されたのですね!
ちえさんのおかげで、いい旅の目的地になりました。
古い記事だったんでトラックバックは遠慮しましたが・・・。
地元の人曰く、関東から多くの観光客があるようですね。
> 「ふみ」いってみますね!
できたらお好み焼きも食べて様子を教えて貰えると嬉しいです。
こんにちは。
こちからもトラックバックさせて貰いました。
富士宮には、チャンスがあればまた
ぜひ行きたいです。
富士宮のやきそばがさらに盛り上がるのを
願っています。
当方のトラックバックへのスタンスをご理解いただき、感謝いたします。
この時の旅では浜松でゆっくりしなかったので次回はもっと時間を取ろうと思っています。
地元の活性化を探るブログの成功をお祈りいたします。