トラムを使った香港島の”車窓から観光”を終えて、セントラル(中環)にもどるといよいよ飲茶ターイム!!
私が”香港”って言葉を聞いて連想するのは、”飲茶”、そして”(中華の)お粥”。
間違ってもフカヒレだの干しアワビだの高級な料理は浮かびません。
一番に浮かぶほど飲茶って好きなんですが、日本で円表示の値段を見ると割高に感じてバンバン注文できずあんまり行きません。
覚えてる中で一番最初の飲茶を食べたのは、高1の時に一ヶ月半ほど滞在したオーストラリア。
ブリズベンのヴァリーと呼ばれるトコの中華街。授業をサボって何人かと繰り出し、当時その辺はガラが悪かったせいで心配を掛け、後でえらく怒られました。
でも当時のお金で1000円ほどで腹一杯飲茶をやって、それ以来”飲茶=格安で腹一杯”のイメージが。
日本じゃ高くて行く機会の少なかった飲茶をその次に食べたのが大学2回の時の香港。
その旅行で1回目に入ったのは町歩きで見付けたローカルなお店。
今となっちゃまったくどこにあったか、なんちゅう名前の店やったかも覚えてません。
ただ、野郎のツレと食べたモノの内、大根餅が口に合わんかったこと。それと当時からモツ好きで、”肝”の字に惹かれて頼んだら、おそらく魚のキモと思えるモンがドンブリ鉢に一杯も出たこと。
キモはあまりにも量が多かったので流石に完食は無理でしたが、私はオモロイモンが食えてご機嫌でした。
ところが一緒に行ったツレにはその店がえらく不評。
そしておそらくガイドを見て行ったのが今回の「陸羽茶室」。
今読み直そうとしてる沢木耕太郎の名著「深夜特急」にも出てる店です。
ツレはここの飲茶をえらく気に入ってどれ食べても美味いと言うてました。
世話になったツレの兄貴の家は、この店から山手に上がったマンションでした。
そこで朝起きるとポテポテと坂を下って、この店に行った記憶があります。
そんなに長く滞在したわけではないので、行ったのは2〜3回やと思います。
とはいえ、”ミニ日課”となった店なんで懐かしくて今回のトップバッターとして再訪。
セントラルでトラムを降りても、周りのデカイビルに見覚えはナシ。
ただ、すこし山手に上がって曲がってちょっと歩いた場所やというおぼろげな記憶はありました。
かなり適当に歩いて、試しに通りを曲がってみると、ちゃーんとあるんですねぇ。
ここでも嫁さんに鼻の良さに驚かれました。(^^)
店に入ったのは12時頃やったかと思います。
最初1階のドアを開けると、店員さんに2階へ行けと言われました。
一旦ドアを出て、入り口脇の階段で2階へ。そんなに混んでなかったですわ。
飲茶のしきたり?で最初にお茶の種類を選ぶはずですが、こっちが日本人やと思うと勝手にジャスミン茶を出されることがあります。
個人的にジャスミン茶が苦手なこともあって、「ヤンメェチャ?(飲也(口野))茶?」と聞かれようが聞かれまいが、「ポーレイ」と口に出すことに。
最初の香港旅行で地元の人はポーレイ茶を好むと聞いて刷り込まれて以来、私の中では飲茶とポーレイはセット。
日本じゃプーアル茶(普(シ耳)茶)と呼ばれますが、コレは北京語の発音で、香港でメインの広東語やとポーレイになるようです。
”飲茶”は”茶を飲む”と書くように、やっぱりお茶が大きな役割を果たします。
香港では晩メシでもそうでしたが、ほんまに多くの人がお茶だけで料理を楽しんでました。
晩メシでさえ酒を飲んでる香港人はほとんど見なかったほど。
郷に入っては郷に従えの言葉通り、今回の旅行ではしっかりお茶を飲むことにしてました。
特に飲茶では、普段の感覚じゃ”まずは、ビール”となるところをグッと我慢。
飲茶は特にお茶だけで楽しむようにしてました。(事前に嫁さんにも説明して釘を刺しておきました。)
飲茶の注文スタイルはいくつかあるようですが、ここ「陸羽茶室」は注文用紙に書き込んで手渡す方式。
飲み食いブログ屋としては、この用紙方式はありがたいですわ。
余分な用紙にメモっておけば料理名が分かりますからね。(^^)
ワゴンで回ってくるのを取る形式やと自分が食べたのがナニかよう分からんですもん。
今回は日本人と分かったせいで、特製?の日本語版注文用紙を出してくれました。
昔来たときは、そんなモンがなくて漢字だけのメニューから勘で注文してました。
熱々のポーレイをすすりつつ、慎重に料理を選んで、オーダー。
長らく引っ張りましたが、食べたモノをご覧いただきましょう。
日本語でのメニュー名は控えられず、中国語で分かる範囲で。
左上から順に
1.家郷蒸粉菓 25元
2.柱侯蒸排骨 30元
3.(虫介)黄灌湯餃 45元
4.鳳菓火鴨批 32元
5.蝦仁鮮荷飯 55元
6.湘蓮合桃(米羔) 25元
3番と4番がどっちがどっちだったかちょいと不確かです。まあ、両方餃子系ってことで。
1〜5番は鹹品(鹹点心、おかず系)6番だけ甜品(甜点心、デザート系)です。
初めて陸羽茶室に来たときほどのインパクトはなかったんですが、どれも安心出来る味。
ハズレがないという印象は今回も変わりませんでした。
ただ、今回食べた料理は2人で212元。日本円で3000円ちょい。
値段を考えると日本で食べるのよりムチャクチャ安いってことはないですね。
年季の入った店内で、ゆっくりお茶をすすりながら食べる飲茶はええもんでした。
上の方で香港の人はほとんど酒を飲まんと書きましたが、実は前回ココに来たときは、常連客が午前中から飲んでるのを見かけました。
かなり年配のじぃさまがボトルキープしたウィスキーかブランデーを飲んでるのを目にしました。
珍しい光景で今でも目に焼き付いてるんですが、今回は残念ながらそんな常連さんは見ませんでした。
手元のガイドによるとここは「常連が多く観光客はやや居心地が悪いかも」と書かれてますが、我々は特にそんな風には感じませんでした。
中国語のしゃべれない私らは、しょせん外人。元から浮いてるから別に気になりませんわ。
このお店のフロア担当はおっちゃんばっかりでした。
私らのテーブルを主に見てくれたヒトは、急須のフタをずらしてお湯をつぎ足すサインを出さんでも、サッと熱湯を注ぎ足してくれてました。
店が混んでなかったから出来たんかもしれませんが、肩が凝るほどの過剰なサービスではなくても、ちゃんと見てるって加減がよかったですわ。
最初に陸羽茶室を選んだのは懐かしさ以外にも一応段取りがありました。
この後どんなトコで飲茶するかは別にして、ここが唯一複数回行ってるお店。
ここの味を再確認して、これを自分の基準にして他の店を楽しんでみようというハラでした。
この狙いは結果的にかなりええ感じにはまったと思います。
2人で6品食べて、腹8分目。いつでも買い食い出来る体勢でお店を後にしました。
・「陸羽茶室」
住所:中環士丹利街24−26
電話:2523−5464
営業:7:00AM〜23:00
定休:無休
飲茶の習慣についてちょいと調べてみると、1930年代から広まったと。
*ネタ元は、「関心空間」のコチラの記事。
陸羽茶室の創業は1933年ということなんで、正真正銘の老舗ですね。
<オマケ>
料理名のメモ代わりに貰ってきた陸羽茶室の注文シートを貼っておきます。
この紙が帳面みたいに綴じてあって、各テーブルに置かれてました。
右下に穴が開いてて、ヒモでエンピツがくくりつけてありました。
でも、この用紙が使えるのは8/5〜11日の間だけなんですね。
セコイ私は、「余ったらどうするんや?」なんてことを嫁さんと喋ってました。
それにしても頼めなかった料理が多すぎ。飲茶はせめて4人くらいで行きたいですわ。
<後日追記>
*香港旅行の記事の目次になるページを作りました。
他の記事にご興味のある方は、コチラをご覧下さい。


わけわからん漢字の羅列のこのメニューみると、猛烈に好奇心が沸いてきますね。
不明なものほど頼んでみたくなる(笑)
インクの色とフォントがこれまた本場っぽいなあ。
えて吉さんは、中華のメニュー解読さすがに得意なようですね。基本的な単語さえわかってればそれのバリエーションだとは思うんですが、僕はまだまだなので、こういう場合はほとんどくじ引き感覚です(^^ゞ
前から言ってるおいしい(はずの)飲茶食べ放題の店、一緒に行きたいですね。
一昨日に高速のSAで買って食べたものとは相当違いそうだけど。w
陸羽茶室といえば、東銀座に同じ名前のお茶屋さんがあるんですよ。
同じ系列かな?
誰にも反応してもらえない旅ネタにコメントありがとうございます。
> 猛烈に好奇心が沸いてきますね。
食べたヤツ以外にもオモロそうなんが仰山あるでしょ。
> インクの色とフォントがこれまた本場っぽいなあ。
私も同じこと思ったので、スキャナで取ってアップしてみました。
> えて吉さんは、中華のメニュー解読さすがに得意なようですね。
いえいえ。まだまだ予想外のモンが来ることがおおいですよ。
> 基本的な単語さえわかってればそれのバリエーションだとは思うんですが、僕はまだまだなので、こういう場合はほとんどくじ引き感覚です(^^ゞ
たしかに調理法や味などで基本はある気がしますが、想像出来ないのも多いです。
私も知ってるヤツ以外は当てモンですよ。(^ ^;)
> 飲茶食べ放題の店、一緒に行きたいですね。
ぜひぜひ。ishさんに時間が出来たら声掛けて下さいね。
コメントありがとうございますぅ〜(T_T)
だれからも反応なくて寂しかったんで嬉しいです。
> ちまきが美味しそうー♪
私が食べたことのあるちまきって冷凍が多いから、それとはだいぶ違いました。
> 陸羽茶室といえば、東銀座に同じ名前のお茶屋さんがあるんですよ。
同じ系列かな?
へぇ〜、東京にはそんな名前のトコがあるんですか。
同じなんですかね。円パワーで引っ張ってきたんでしょうか・・・・。