行った先は、タイトルにあるように岡山県の日生(ひなせ)町という瀬戸内海に面した港町。
実は、ここに行くまでには飲み食い好きならではの偶然が働きました。
1月31日付け日経新聞の「街かど図鑑」というコーナーでここの「カキオコ」のことを知りました。
しっかり記事を読んで、「ええのう、旨そうやのう」なんて思ってました。
するとその晩に、いつも見に行ってる「foodish:”雑”食記」のishさんもこの「カキオコ」の記事を書いてはりました。
*そちらにトラックバックさせてもらいました。
えらいタイミングやったんで思わずコメントも付けてしまいました。
そして、迎えた週の半ばには我が家にハイエースが到着しました。
新しい車来たら、やっぱりどっか行きたいですよね。
そらこの流れで”日生”攻めとかな、ウソですわねぇ。
と言う訳で、前日の宴会ではヒドイ二日酔いにならんように気を付けて、早速行っちゃいました。
ところで、”「カキオコ」ってなんやねん!!”って思った方も居てるのでは、実はカキオコとはカキ入りのお好み焼きのことです。
日生町特産の干し柿を刻んで、お好み焼きに混ぜたモンです。
スゴイでしょ、お好み焼きに干し柿ですよ。
って言うのは、大嘘です。
柿やなくて、牡蛎の方です。
*先にishさんのブログを見た人には寒いネタでスンマセン。
大阪ってお好み焼きで有名なクセに、牡蛎入りぐらいが珍しいんかって思います?
たしかに大阪のお好み焼き屋でも冬場に牡蛎を入れるとこはあります。
でも、日生町のカキオコは入れる牡蛎の量が半端やないんです。
もうishさんのブログで見て貰ったかと思いますが、お好み焼きの上に山ほど載せてます。
しかもその牡蛎が日生町の地元産で取れたてを使ってて、”余計な水分を含んでないから焼いても縮みにくい”んやそうです。
おまけにそれが7〜800円とリーズナブルな値段。
そこまで知ったら行っとかんしゃーないですわ。
しかも日生町は岡山県言うても、赤穂市から15分程度と一番大阪寄り。
2時間チョイで着く距離です。
さて、前日にはishさんの記事からリンクされてる”日生カキお好み焼きHP”のお店紹介と”カキオコお好み焼きマップ”をプリントアウト。
準備万端で出発。行きは前フリのネタでも書いたようにずっと地道で行きました。
大阪からは国道43号線を通って神戸からは国道2号をダラダラと。
加古川の辺りで左折で国道250号線があるって出たんで、適当に曲がって250号に乗ったら後はひたすら道なり。
赤穂を過ぎたら標識にも”日生”って出てきて簡単に現地に着きました。
JR日生駅からすぐの交番の横に駐車場があったんで、そこに車を置きました。
マップを片手にポテポテと歩き出しました。
嫁さんには
「もしかしたらishさんも来てて、すれ違ったりするんちゃうか?」
「えて吉マークをブログに作って、服に付けてといたら良かったなぁ」
なんてアホなことを言うてました。
*ishさんは、ブログによるとその頃東京におられたようですが・・・。
国道沿いでお店紹介のリストに載ってる、オレンジハウスって店をすぐ発見。
一軒目で入るのも芸がないとさらにポテポテ。
しばらく行くと、定期船乗り場の方から小さな日生の町には似合わん人の大群が押し寄せてきました。
この日は、ちょうど”源平放水合戦”っていうイベントをやってて、消防団が二組に分かれて海上で放水合戦をやり終えた直後のようでした。
その人の流れに逆らうように定期船の乗り場付近へ。
地図を頼りに国道から一本裏道に入りました。そこで見つけた「浜屋」って言うお好み焼き屋の雰囲気が良かったんで、入ることにしました。
入ってみると店内は真ん中に大きな鉄板が1枚あって、お客さんが周りを囲んで食べてました。
他に待ってる人が5〜6人ありましたが、イベント直後で早よ食べんともっと混みそうやったんで店内のイスに座って待ちました。
下町で長年やってるお好み焼き屋の雰囲気です。
この手のベタな地元向きの店は大好きなんで期待をしながら観察してました。
事前に”日生カキお好み焼きHP”で見てましたが、この辺のお好み焼きの作り方は「日生焼き」って言われて大阪とも広島ともちゃうそうです。
たしかにちょっと変わってました。みじん切りじゃなくて千切りを使うのは広島風ですが、それをたこ焼きのようなかなり水っぽい生地に予め混ぜてあります。
それを鉄板に一気に広げたら、その上に更にキャベツを追加。
具(薬味)はこの時点ではなんにも入ってなくて、キャベツを追加した上に、天かすだのネギだのを載っけてました。
そこに10個もの大振りのカキをドカッと載せてから、上にチョロチョロッと生地をかけてました。
この写真ではあんまりカキの迫力が分かりませんが・・・。
このお店は、息子さん夫婦らしい二人を手伝いに使いながらお母さんが一手に焼きを仕切ってはりました。
この日は、私らが待ってる間に外にも10人くらい列が出来てたようです。
お店のお母さんが、どんどんと次のお客の注文品を焼いて行ってます。
お客も周りをぐるっと待ってる人に囲まれてるんで、ちょっと必死になって食べてました。
若い子の4人連れの一人の女の子は途中で多すぎてギブアップしたようでした。
すると店のお母ちゃんにすかさず
「もう食べへんの?それやったら他の人と代わってあげて」
って言われてました。
新世界のホルモン屋で粘られてむかついてた私は、お母ちゃんの仕切の良さに内心で拍手をしてました。
さて、いいお好み焼きの香りにしばらく拷問のような時を過ごして、いよいよ我々の席が空きました。
まあ、お好み焼きは見た目はどれも一緒でしょうね。
両方とも1枚800円。
さて、いよいよ実際に食べてみた訳ですが、カキの具合はというと、
いや、マジでジューシー!!
かなり焼かれてるハズやのに、ふっくらで水分たっぷり。
そいつと広島焼き系のキャベツの柔らかさが合わさって、トロトロのウマウマ。
ソースも庶民派で気取ったつけ方じゃないんでたっぷり塗られてて、それに負けんカキの風味がもうたまりませんでした。
日経の記事に全くウソなしですな。
ただし、トロトロの熱々でちょうど旨いたこ焼きの中身状態。
そいつをお母ちゃんの”早よ食べて代わったげ”ってプレッシャーと背中に刺さる”早よ食ってオレらにも食わせろ”って視線の中で食べるのはかなり必死でした。
人生で最も焦ってお好み焼きを食べた経験ですね。
私は決して皿に取り分けずテコ(コテ?)で直接口に運ぶ派なんで、また余計に熱いんですわ。
おかげで、ちょいと上顎を火傷したんで、皆さんもお気を付け下さい。
町おこし的には「カキオコ」で売ってますが、ネギ焼きもかなり旨かったですね。
二人以上行きはるんやったら、おんなじモンばかりより、ネギ焼きにも挑戦してみたらどないでしょう。(お節介オバハンでスイマセン。)
ちなみにお店は、何十年も水以外の飲みモンを置いて無かったそうです。
すぐ近くのスーパーが潰れて、お客さんの便宜のために缶ビール(300円)を置くようになっただけで、飲みモンは持ち込み自由やって言うてはりました。
このお店のおかあちゃん、かなりビシバシ系でパッと見は厳しそうですが、うちの夫婦が大阪からこのカキオコだけのために来たって言うたらえらく喜んではりました。
下町の厳しいけど気のええお母ちゃんの店って感じですね。
私はごっつぅ満足しましたよ。
お好み焼きはかなりボリュームがあって、満腹になりました。
牡蛎10個入りを2枚と缶ビール2本で2200円は、もちろん大満足。
*お好み焼き屋「浜屋」:紹介サイト
電話:0869−72−2580
営業:11時〜18時
定休:なし
お店への行き方は上記紹介サイトを参考にしてください。
日生までは、山陽道の赤穂ICから国道250号線で15分。
大阪からでも高速を使えば、2時間半で着きます。
一軒で日生のカキオコを語るのは、失礼なんでもう2〜3回行きたいですわ。
できたら平日に行ってゆっくりした雰囲気で食べたいですね。
最近、かなり中国地方のマスコミには取り上げられてるようです。
イベントがなくても、土日はかなり混むようなんで行かれる方は、ご注意下さい。
牡蛎が食べられるのは3月いっぱいのようです。
缶ビールを1本だけ飲んだこともあって、しばらく日生の町をうろつきました。
そちらは後ほど別ネタにします。


前フリのエントリ読んだ時に、これはひょっとしてと思ってたんですよ、僕に向けたエントリやないかと。
先越されてしもたなあ。けど、えて吉さん夫婦が先に確認してくれたんやったら、安心していけます。
予想通り、カキオコもおいしそうやし、お店や街の雰囲気もいい感じですね。
ちなみに
>決して皿に取り分けずテコ(コテ?)で直接口に運ぶ派
これ、僕と一緒です。関西人のアイデンティティにかかわる作法やと思ってますから(爆)
>何十年も水以外の飲みモンを置いて無かったそうです。
僕の大好きな、今は無き神戸・西灘のお好み焼屋のおばちゃんも「お好み焼に一番合う飲みモンは水や」って言うてました。おばちゃんが酔っ払い嫌いなせいもあったけど。
そういうお店の人も含めてのいい下町っぽさって大好きなんです(^^)
あったかくなる前に行けるかなあ。是非行きたいなあ。
> 前フリのエントリ読んだ時に、これはひょっと
> してと思ってたんですよ、僕に向けたエントリ
> やないかと。
いやー、よく気づいていただきました。
日生町はかなりええ感じの漁師町に思えました。
大阪から近いですがかなり言葉も違って
旅気分も味わえて良かったです。
今回はイベント事で町が沸いてたんで静かな
時にもういっぺん行きたいです。
> これ、僕と一緒です。
ishさんも”テコで直接派”ですか。
やっぱり譲れんとこですよね。
それにしても関西でもテコで直接食べる人が
減りましたよね。
下町っぽさっていいですよね。
おんなじ関西でも下町やったら微妙に地域性が
見えたりしますし。
旅先でその土地の空気を感じられる店は
嬉しいです。
ishさんのブログで日生ネタが上がるのを
楽しみにしてますね。
美味しそうなの食べていますね!
うらやましい!
まりみる牡蠣大好物ですが、
かきのお好み焼きは食べたことがありません
行ってみたいけど遠いので無理・・・
飲み物持込オーケーというところにもひかれます。あ〜お腹すいてきたぁ
おはようございます。
牡蛎入りのお好み焼きは、東京じゃ
ポピュラーじゃないんですかね。
まあ個人的には大阪でも牡蛎入りはあんまり
食べないんですけどね。
日生のは旨かったですよ〜。
東京からでは日生はちょっと遠いですね。
飲み物の持ち込みアリなんていう下町っぽさは
いいですよね。
近いうちに、当研究会のHPにも掲載します。
お楽しみに!
エエッ〜?そうなんですか。
ビックリです。
顔がどの程度写ってるんでしょ。
ちょいと恐いですねぇ。
うちは自虐ネタが多いんで、ちょいと
ビビリますが・・・。
おもろいなあ〜このオチ(爆)
えて吉さん、日生とは濃い付き合いになりそうな予感。
続きのエントリも読ませていただきましたが、ほんとに楽しそうな所ですね。ノリも良さそうな感じが伝わってきました。
> おもろいなあ〜このオチ(爆)
いやー、狙った訳ではないんですよ。
記者さんが居てはったて、愛想良く取材に
応じただけなんですよ。
実際に掲載されるかも分からんかったんで
うちのネタには書きさえしませんでしたし。
まあ、日生はあと何回かは行きそうですね。
嫁さんもシーズンにせめてあと一回行きたいって
いうてますし。
夏場に日生町の島に渡ってみようかとも
言うてますし。
ishさんもいっぺん行ってみてくださいよ。
*私は日生町の観光協会からなんも
貰ってませんが・・・。
先日日生に旅行に行った際、カキオコは食べようと思ってたのですが、どの店にしようか迷ってるうちに、船に乗る時間が迫ってきて…で、一番近い浜屋へ。
平日のお昼時だったからか、近所の住民ばかりで方言バンバン飛び交う中、デカいカキが何個も投入されていくお好み焼き…本当うまかった〜
翌日島から戻り、その足でまた浜屋へ。
それにしても日生は良いところですね。
また、ぜひ行きたいです!
はじめまして。コメントありがとうございます。
古い記事でもコメント付けて貰えると嬉しいです。
浜屋イイですよねぇ。ローカルな味がちゃんと残ってるし。
カキオコのシーズンになって、今年も行きたいと時期を狙ってます。
コメント読んでるとさらに行きたい気持ちがつのりますねぇ〜。
カキオコ、私は1度しか、それも道の駅で食べたくらいで、この浜屋のオバちゃんとお会いしたいと思いました。
今回は出遅れたら、カキも何にも手に入らず過ごすごと。。。こちらのレポートの文章がなんとも魅力的ですごいと思いました。
どうぞまた日生へおいでください。ついでに、倉敷へもどうぞ(笑)