”おまかせ”で出た料理は
・つぶ貝
・おたふく豆とウニのしんじょ
・ひっさげ、剣イカのお造り
・グリーンアスパラのカニあんと桜ずし
・いさぎの塩焼き
・海そうめんと子鮎、浜防風(はまぼうふう)
・新茶と穴子の天ぷら
・ご飯と御味噌汁、漬け物
お造りの説明で”ひっさげ”と言われて、私には何か分からなかったんで大将に聞いてみました。するとひっさげとはマグロの小さいヤツでよこわより大きいモノのことだそうです。
グリーンアスパラは、すこし前に「呑んでますか?」というブログでネタになってて、うまいヤツが食べたいなあと思ってたので、タイムリーでした。
*呑んでますか?で紹介されてるのは、もっと特殊なヤツのようです。
太くても柔らかくておいしいアスパラは近所のスーパーでは手に入りそうにもないんで、堪能できました。私が食べたのは香川産やそうです。
「海そうめん」とは、海藻(海草)の一種でモズクともまた違った食感と”ヌメリ”があって、なかなか美味かったです。ヌルヌル系の食べモンはけっこう好きなんで、普通に目にしないのが食べれたのは嬉しかったです。
最後に出た天ぷらは、”新茶”。大将が信楽の朝宮というところで、懇意にしてる人の畑から自分で摘んできたモノ。前回の花山椒ほどではなくても、これもかなり貴重で季節感のあるものです。
一口食べると、フワーッとお茶の清涼感のある香りが口中に広がります。確か、抹茶になる碾茶(てんちゃ)というのを使ってはったと思います。
普段、お茶をほとんど飲まないえて吉にはもったいないものでしたが、贅沢な香りを楽しみました。
この日の飲み物は、初めに生ビール、それからお酒をぬる燗で貰いました。
冷やにするか、かなり迷った末に雨が降ってたので湿り具合と温度で燗にして貰いました。けっこう正解やった気がします。
ちなみに”H”に置いてる日本酒は、宮津の地酒「白嶺(はくれい)」(HP)の純米酒。大将が色んな蔵元を訪ねて、自分の料理とケンカせずしかも飲んで旨いと思えたから店に置くようになったもんやそうです。
昨日は、私が店に入ってしばらくは、だれも他にお客さんがいなかったんで気兼ねなく大将に料理のことを聞けました。前回譲ってもらった盃を愛用してることも伝えられました。
後半は、常連さんや一見のお客さんと混んできたので、あんまりでしゃばらんように楽しみました。私も顔見知りの常連さんと大将の話で、京都の「平野屋(HP)」という店の鮎料理の話が出てきました。
ほんまに旨い天然の鮎が食べられるそうです。時期なると店でも鮎を出す大将が、あそこのは別モンやという位ですから、旨いんでしょうね。
電車嫌いの私には、京都に泊まるしかその鮎を楽しめないですが、いつかチャレンジしてみたいモンです。
今は、月1回位しか行けませんが、食べもんのことで勉強にもなって自分にとっての満足度が高いんでほんま値打ちがあります。
昨日の勘定は、”おまかせ”料理が4200円。酒代込みで6570円。
満足したといいながら、もう次行くのが待ち遠しいんで困ったモンです。