堺市の鳳駅近くにかなり前からいつか行こうと思ってる店があったんです。
私のことですから、もちろん服屋や雑貨屋さんではありません。
やっぱり興味は飲み食いに関係してまして、今回のお店はズバリ酒屋さん。
お店の存在自体を知ったのはもう1年以上前のことやないかと思います。
きっかけは何度か行ったことのある深井のバー「アジャラ」のマスターとの話でした。
マスターが店の酒を仕入れる先の一つで、「熱い」人がおるって語ってくれたんです。
住宅街の真ん中にあってえらく行きにくいけど、そこで気合いの入った商売をしてはると聞いて興味を覚えてました。
初めての時は詳しい場所は聞きませんでした。
そのごしばらく経ってマスターの旧ブログにどうもその店のことやと思える記事が。
「熱き人々。」という記事を読んだらぜひ行ってみたいと。
その記事には住所などがなかったんで、ネットで検索を掛けてみました。
お店のホームページは見当たらなかったんですが、とりあえず住所は見つかりました。
ずっと周辺地図を焼いて狙ってたんですが、今回急に行ってみることに。
この日は気まぐれで阿倍野筋(府道13号線)を南下してました。
JR阪和線の鳳駅ってトコは初めてでしたが、車にはチビチャリを積んでたんで、駅前で車を駐車場にでも入れて、適当に探検しようと思ってました。
ところが、鳳駅前に手頃な駐車場が見つからず、しかも周辺の道路が狭くて路駐も不可。
やむなく車で直接お店を目指すことに。
ところがこの鳳駅周辺ってのが、かなりのクセモン。
割と古い住宅街で道が狭めで一方通行の道ばっかり。
おまけに線路がその辺で大きくカーブしてて土地勘のないモンにはムチャクチャ走りにくいんです。
住宅街の中の道をソロリソロリと転がしながら、四つ角ごとに左右をキョロキョロ。
たいがいどこでも住所と地図だけで行けるほうですが、今回はアカンかもって思い始めてました。
そろそろあるはずやけどアカンかったら次回にしようかと思ったところでお店を発見。
外からは近所にあるフツーの酒屋さんって感じでした。
お店の前の駐車スペースに車を止めたらさっそく店内へ。
店の規模もごく普通の個人経営の酒屋って感じでしたが、一歩店内に入るなり、雰囲気は一変。
まったく普通の店とはちゃいました。棚の雰囲気っていうか全体の品揃えがごっつぅ偏ってるんです。(^^)
偏ってるって書くと否定的に思われそうですが、メチャメチャええ空気なんです。
一面の壁に焼酎のボトルがズラー、真ん中の棚に泡盛がドン。
極め付きは店の奥にある冷蔵庫。
ベルギービールが鬼のように冷やされてました。その前には銘柄ごとのグラスもズラズラっと。
とりあえず焼酎の棚に近づくとそれぞれの商品に丁寧な手書きのポップ。
銘柄では安売りの酒チェーンで見るようなヤツはかなり少なかったかと。私は焼酎もかなり好きですが、他の酒と同様、ほとんどコダワリなし。
なにがええブランドかも全然知らんのです。
そんな私にもなんか伝わってくるモンがありました。それは単なる品揃えのマニアックさとかではなく、お店のご主人の「想い」とか「志」やないかと思うんです。
置いてる商品の一つ一つをその方なりに吟味して、客に対して自信を持って勧めてはる気がしました。
帰り際に貰ったチラシにもそんな想いが詰まってました。
私は味の違いが分からんから、作り手の真面目さもほとんどちゃんとは受け取れません。
だからコチラのお店のような商売はやりたくても、無理。
せっかく吟味してくれたお酒の良さも分からんのですが、それでも気合いの入った人から買えるのはやっぱり幸せやと思うんですわ。
このへんで今回買うた酒を紹介させてもらいましょう。
生産者は大阪の柏原市にある「カタシモワインフード(HP)」。
大阪の地酒ならぬバリバリの”地グラッパ”。
このボトルは「きおか」限定商品だそうです。
「きおか」のご主人がカタシモワインフードに提案してこの商品が生まれたそうです。
この商品は前回「アジャラ」に行った時に初めて飲んでみました。
その時はたしかデラウエアの方を試したと思います。
ただ、私自身が知ったのは去年の日経新聞の記事でした。
05.9.27付けの「多社済々」というコーナーで取り上げられてたんです。
元々はこの会社が創業以来90年にわたって育ててる「堅下本ぶどう」っていう品種で作り始めはったようです。
ワイン醸造の際にでる絞り滓の有効活用として「カストリブランデー」の一種グラッパに目を付けはったようです。
きおかのご主人はここの社長さんと喋ったことがあるそうで、「大阪の食卓に地グラッパを根付かせたい」と熱く語りはったとのこと。
オモロイですねぇ。
ワインでさえどんだけ根付いたか分からん大阪の食卓に、食後酒のグラッパですよ。
ある意味ムチャ言うてるトコありますが、その志の高さがオモロイですわ。
ちなみにデラウエアの方は度数が29度、515ml入りで2625円。
ナイアガラの方は度数が35度、515ml入りで2940円です。
ラベルはちょっとちゃいますが、カタシモワインフードさんがやってる「柏原ワイン」というサイトの通販コーナーでも買えるようです。
かたしも本ぶどう(甲州種)を使った黄色味がかったヤツももちろん売ってはります。
デラウエアとナイアガラは、両方とも300本弱の限定生産のようなんで、グラッパ好きの方はいかがです?
昨日家で早速飲んでみました。
個人的にはナイアガラの方がやや好みかなぁという気がしました。
デラウェアは、度数の低さもあってグラッパと思って飲むと私にはやや軽やか過ぎる気がしました。
きおかのご主人としゃべってると本場とは違ってもそれぞれの土地でその地なりの酒を造ろうとすることには意義があると思うってなこともいうてはりました。
その流れでうちにもある日本産ラム「コルコル」も置いてはるようでした。
この日は一見の客やったし、ドライブの途中やったんであんまりゆっくりはしゃべれませんでした。
チャンスがあればゆっくりとご主人の話を聞いてみたいと思いました。
そうそうグラッパ以外にはお店の人のお薦めで芋焼酎を買うて来ました。
甑州(そしゅう)2625円と園乃露1932円(共に1升瓶)。
甑州の方は、お店で押してはるようでひときわ目立つ大きなポップがありました。
これも昨日さっそく飲んでみました。甑州の方は華やかな香りのように感じました。
それに較べると園の露の方が芋らしい気がしました。
私の感想はなんの信憑性もないんで参考にしないようにしてください。(^^;
この酒を飲んだことある方は、全く的はずれなことかいてても勘弁してくださいね。
店を見付けるまでにウロウロしたおかげで、着いた時はどっち向いてるか分かりませんでした。
帰り道を教えて貰うついでに簡単な行き方も聞いたんで、自分のメモ代わりに書いておきます。
*ベルギービール専門店「きおか」
住所:大阪府堺市西区鳳中町9丁288−3
電話:072−262−1341
営業:9:00AM〜7:30PM
定休:日曜、祝日
*地図は上のチラシから一部を抜粋しました。
ヤフーの地図では、このあたりになると思います。
13号線側から行くとかなり分かりにくかったです。
ご主人のお薦めも第2阪和(国道26号線)からでした。
大阪から南に向いて走った場合、「浜寺南町3丁」という交差点で左折。
1つ目の信号のトコに「ローソン」がある。ローソンを越えた次の角を右折。
その次の角は信号がなくそこから一方通行で進入可能。
そこを入って真っ直ぐ進み「鳳幼稚園」の角を右折してすぐ。
店の前は一方通行なので帰り道はまっすぐ進むと元の第2阪和に出ます。
第二阪和に出る角にはファミマがありました。
*そこに車を置いて歩いても近いでしょうが、きっとあんまり良くはないでしょう。
ローソンの次の角を右折するとか〜なり不安になると思います。
思いっきりの住宅街でそんなスゴイ店があるようにはとても思えませんので。
お店の前はハイエース一台なら充分止められました。もう少しコンパクトなら2台以上行けるかな。
私の好みにはすごくはまるお店でした。
この店のことを教えて貰った「アジャラ」の大将には感謝ですわ。
読んでくれた方の中で興味を持ちはった人にはいっぺん行ってみて欲しいものです。
大阪市内なんかの大規模な店でもベルギービールを100種類も置いてるお店ってそうそうないんちゃいますかねぇ。
うちの嫁さんは割とベルギービールが好きなんで次は一緒に行ってもええかなぁと思ってます。
嫁さんを連れて行くと、一緒に他のオススメも買い込んでもビビらんで済みますしね。


大阪でベルギービールとグラスが
買えるお店を探していました。
こちらのブログのおかげで
道に迷うことなく到着することが出来ました。
ありがとうございます。
ビールもたくさんあってお店の人も親切で
とても楽しかったです。
また買いに行きます!!