*予告してから、鳴る呼び鈴はないけど・・・。
近所の人が子猫を持って立ってました。
実は少し前、嫁さんがその人としゃべってて猫が欲しいという話になり、ちょうど引き取りを探してる猫がいるというのを聞いてきました。
えて吉一家は、ご機嫌な日々を送ってるけど、唯一欠けてるのが”猫”やと。
急遽、その猫をもらい受けることにしました。
ところが、次の日にその人が来て、一歩違いで別の人が先に貰って行ったと言われました。その人ではなくて、その人の知り合いが引き取り手を捜してて、別口が先に入ったからです。
夢に見るくらい”猫が来るぞー”ってモードになってたんで、けっこうショックでした。実際の猫の顔を見る前から「越後屋」という名前にまで決まってたのに・・・。
しかし、きっと縁がなかったんやろうと諦めてました。
昨日またやってきた近所の人が、先手を取って引き取った先で元々いた猫と相性が悪くてそっちがだめになったというのです。
で、失礼やけどもういっぺんどうですか?と聞きに来てくれたわけです。
ホンマにちっちゃい子猫で、目の周りが黒くて額縁めがねをかけてるような「おもろい」顔してました。
よそに先取りされたのも縁、またうちに来たのも縁とその場で引き取ることにしました。
こいつがうちに来た「越後屋」です。
左に見えるのが5分で作った仮の寝床です。
書きかけてたブログも放ったらかしにして、チビの越後屋を眺めてました。
「明日からのブログは、猫ネタ中心や。」
「記事の分類で、越後屋のコーナー作るか」
「いっそのこと、別の猫まみれのブログ作るか?」
なんてことを考えながら、部屋を探検する越後屋のケツについて回ってました。
*トイレのしつけのために目が離せなかったんのも理由ですが。
30分ほどして、ブログの書きかけのネタをどうしようかなと思ってると、また呼び鈴が”突然”鳴りました。
さっきの近所の人です。
なんかごっつう困った顔してはりました。
つっかえつっかえしゃべるのを聞くと行き違いで、別の人が引き取りたいと言うてるから、猫を返して欲しいということでした。
その人の娘が、自分に猫を預けたからてっきり自分が飼うか引き取り手を捜さんと
あかんと思ってうちに持ってきたけど、娘さんは”一時的に預けた”つもりやったそうです。ほんで必死になって引き取り手を捜して、その連絡が入ったとのことでした。
いったんうちの猫になったんで、もう返さんというのが本音でしたが、その人が板挟みになってるのもよく分かりました。
数秒の間に色んなことが頭ん中をぐるぐる回りましたが、返してくれと言われるのもなんかの”縁”のせいやろうと思って返すことにしました。
”二転三転”という言葉のまんまです。
えて吉家には猫に縁がないんでしょうかね。犬猿はあかんかもしらんけど、猿と猫やったら大丈夫やと思うのになあ・・・。
というわけで越後屋は30分ほどだけうちの猫になって、よその家に行っちゃいました。