気に入ってる割烹”H”に行きました。ここでは、”おまかせ”に決めています。
そして、最近はたいてい一人で行きます。えて吉は、普段、どこでも美味いモンは嫁さんと食べに行くんです。でも、この店だけは特別です。
大将の料理への真剣さに打たれる店なんで、私も必死に料理に向かうためにも一人で行くようになりました。なんか毎回、勉強しに行ってる感じです。
もちろん、楽しい意味での”勉強”ですよ。大将も別にガンコ親爺とかではないですし。
昨日食べたものは、次の通り。
・突き出し
・椀モノ
アスパラのすり流し
・お造り
よこわとボタンエビ、海ブドウ
・焼き物
はたはたの干物と新切り干し大根
・煮物:竹の子と鯛の子
・桜寿司
・ホタルイカと貝(種類は忘れました)
・揚げ物:生桜エビのかき揚げ
・ごはん、みそ汁、漬け物、花山椒
*花山椒をいただけた幸運
花山椒って、この時期にほんの10日〜2週間程度だけ出回るそうです。
大将が「今日のメインは花山椒です」と言うくらいに季節感のあるもんだそうです。
このHでの”おまかせ”は、4300円。この値段じゃほんまはとてもじゃないけど、花山椒は出せないそうです。でも大将は”職人プライド”で出してるそうです。
私がこの店に行くのは、月1回程度。この花山椒が食べられたのは、非常にラッキーでした。
今回は、途中で私が別のことに興奮して大将としゃべったりしてたんで、ご飯の時にしか出すタイミングなかったそうですが、それだけを一品として献立の間に出すつもりだったそうです。
小振りのぐい飲みくらいの器に、ほんのちょっと。でもほんのちょっぴり口に含むと山椒の香りが口に充満しました。
日本料理は、季節感、旬を大事にします。特にここの大将は、いわゆる”はしり”の食材ではなく、ほんまの”旬”の素材を使う人です。でもここまで短い期間しか食べられない食材も珍しいもんです。
他の食材は、旬から若干ずれても、市場にはあるそうです。でもこの花山椒だけは市場にでる期間自体が2週間程度だそうで、タイミングを外すとすぐなくなるそうです。
珍しいものなので、今日の日記のタイトルにまでしてしまいました。
*海ブドウ
海ブドウは沖縄で取れる海藻?の一種でブドウみたいな格好です。
これが、刺身に添えられてました。
塩漬けなら割と簡単に手に入りますが、生を大阪で食べるのは、ちょっと珍しい気がしました。
このおかげで、沖縄好きのえて吉は、沖縄へ行きたい心が刺激されました。
*桜エビのかき揚げ
こいつも美味かったですよ。静岡から生桜エビが入る時期も限られてるそうで、ちょっとキツめにあげた、カリカリのかき揚げにチョイと粉塩をつけて食べると、エビの香りがすごかったです。
こんなことを書いてると、また行きたくなってしまいました。